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WILL(2013年7月号)に「こんな道徳教育がある」と題して、愛知県のA中学校の道徳教育の授業が掲載されていました。以下、抜粋して掲載いたします。
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特攻隊の手記が子供を変えた
A中学校は昨年10月に、注目すべき道徳の公開授業を行っている。対象学年は3年生・・・。
先生「今日の内容は生き方です。生き方について考えてみたいと思います。いまから映像を流すので、どんな内容か考えながら観てください」
―特攻隊の映像を流すー
先生「何の映像?」
生徒「戦闘機が映っている」
生徒「船がいっぱいみえる」
生徒「特攻隊だ」
先生「そう特攻隊の映像です。特攻は今から約60年前、1945年ぐらいに行われました。押さえておきたいことは、まず一つ、特攻はテロではないということ、民間人を狙った無差別テロではありません。二つ目は特攻なので生きて帰れないということです。三つ目として特攻は自分から志願したということです。この三点を踏まえた上でなぜそういうことになったのか次の資料を見てください」と言って先生が範読する。
―特攻の父と呼ばれた大西中将が特攻隊編成直後、涙ながらに語った言葉がある。特攻は外道である。しかし特攻により敵を追い落とすことが出来れば七分三分の講和が出来る。そのために、特攻を行ってでもフィリピンを最後の戦場にしなければならない。しかしこれは九分九厘成功の見込みなどない。では、なぜ見込みがないのにこのような強行、愚行をするのか?
ここに信じてよいことがある。いかなる形の講和になろうとも日本民族がまさに亡びんとする時に当たって、身をもって防いだ若者たちがいたという歴史が残る限り、五百年後、千年後の世に、必ずや日本民族は再考するであろうー
先生「何のために特攻したのでしょうか」
生徒「未来の日本のため」
生徒「戦争を終わらせる」
生徒「日本が勝つため」
先生「では次に、隊員の人たちがたくさんの遺書を残していますが、その中の二つを紹介します。ひとつはお兄さんから妹に対する者、もうひとつは隊員からお母さんに宛てて書かれたものです」と言って「神風特攻隊員大石清伍長『妹へ』」と「回天特攻隊『母へ』」の遺書を先生が範読。
先生「さっきと同じ質問をします。何のために特攻をしたのでしょうか」
生徒「家族が安心して暮らせるため」
生徒「大切な人を守るため」
先生「特攻隊の人たちは日本のため、家族のために特攻したわけですが、ここで皆さんに観てもらいたい映像が会います」と言って、平成16年、伊東市成人式における若者たちの傍若無人ぶり、非常識極まる行為を写した映像を観る。
先生「隊員の人たちがこの成人式を見たらどう思うでしょうか」
生徒「こんな日本を思って命を賭けたわけではない」
生徒「こんな未来のために命を賭けたわけではないので悔しい」
生徒「命を賭けてまで守ろうとした日本がこんな状態になって怒っている」
先生「もちろん、さっき観てもらった成人式は一部です。全部がそうではない。でも一つの例であることには間違いない。若者の現状としてこれも一つの例なんです。では最後に、整備担当の隊員の人から静ちゃんにメッセージが届いているので、それを観てください」と言って「大野澤威徳氏の手紙」の文章と映像が映し出される。
先生「皆さんから隊員に人たちに伝えたいメッセージを書きましょう」
生徒「命をはってまで日本を守ってくれて感謝します。でも、今を生きている人の中にはそのようなことも知らず生活している人はたくさんいると思うし、自分もその中の一人だったことを恥ずかしく感じます。でもこのことを知ったからには特攻隊の皆さんの強い決断を見習い、恥ずかしくない生き方をしたいです」
生徒「特攻隊員達の活躍がなければ、今の自分たちはなかったかもしれません。あなた方が命を賭けて守ったこの日の丸は自分たちがまた次の世代へと受け継いでいきます。本当にありがとうございました」
先生「最後に今日の授業の感想を書きましょう」
生徒「今回この場でこんなに大切なことを知れてよかったし、改めて日本人の強さを感じました。その中の一人として、生まれてこられた幸せを心に刻み、これからの人生悔いを残さず胸を張って生きていきたいです」
生徒「決して特攻隊のやったことは間違っていないと思います。正直、成人式の映像を観た時は、小学生か!と思いました。ぜひ特攻隊の皆様の活躍映像を見せてやりたいなと思いました」
世に行われている人権教育などという授業よりも何倍もこの授業はいじめ予防の授業にもなるのではないか。(日本教育再生機構の月刊『教育再生』4月号)
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