アトランティス大陸というのは伝説上の大陸。大地震によって一夜で海中に沈んだとされている。
海洋研究開発機構の深海調査船「しんかい6500」が潜航によって、大陸かもしれない物を発見しました。
もし今回の発見が本当にアトランティス大陸であったなら、人類の科学の1ページを飾る大発見になります。
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アトランティス大陸あった? しんかい、陸特有の岩発見
2013.5.6 22:23(産経)[地震・津波・地球科学]
ブラジル・リオデジャネイロ沖の大西洋にある海底台地で、陸地でしか組成されない花崗(かこう)岩が大量に見つかり、かつて大西洋上に大陸があったことが判明したと、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)とブラジル政府が6日発表した。ブラジル側は「伝説のアトランティス大陸のような陸地が存在した極めて強い証拠」としている。
アトランティスは古代ギリシャの哲学者プラトンが著書に記した伝説の大陸。高度な文明を誇り、約1万2000年前の洪水で海に沈んだとされるが、これまで痕跡は見つかっていない。
同機構の有人潜水調査船「しんかい6500」で調査。花崗岩が見つかった海底台地が沈んだのは数千万年前とみられ、人工構造物は見つかっていない。(共同)
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半信半疑で潜行、「なんだ、あれは」大興奮
2013.5.7 07:36(産経)[地震・津波・地球科学]
「アトランティスのような大陸の存在を信じて潜ったわけではなかった」。ブラジル・リオデジャネイロ沖の大西洋に大陸があった根拠となる花こう岩の崖を発見した海洋研究開発機構の北里洋氏(64)は「非常に興奮した」と顔を紅潮させて振り返った。
大陸の痕跡を見つける可能性が期待できる海域は4月下旬、大きな低気圧に覆われ、潜水ができない状態が何日も続いた。使用されたのはブラジル沖で初調査となる有人潜水調査船「しんかい6500」。調査最終日の4月30日。北里氏に順番がきた。
水深910メートル。大きな花こう岩の崖が見えてきたのは昼すぎだ。「海底に普通あるのは火山性の岩。大陸の存在は半信半疑だったので目を見張った」。母船に音波で送られ約10秒遅れで届いた映像を見た研究者らからは「なんだ、あれは」と驚きの声が上がった。
アームを使って周辺の砂などの採取に成功。大西洋に存在した大陸の歴史をひもとく。(共同)
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2013.5.7 08:33(産経)[地震・津波・地球科学]
平朝彦・海洋研究開発機構理事長の話 南大西洋は今まで一回も潜水調査されておらず、特に深海は未踏の場所だった。
ブラジルと初めての共同調査で、大西洋が誕生して2億年間の変化を初めて見ることができた。非常に大きな発見ができ、今後につながる貴重な実績と言える。
海底開発を進めたいブラジルにとって日本の技術力は魅力で、資源があるブラジルは日本にとって重要なパートナー。人類の将来を考える上でも意義のある共同研究だ。(共同)