対馬では、毎年、朝鮮通信使の行列を再現したイベントが開催されています。以前は、”港まつり”と呼ばれた伝統的な対馬の夏祭りでしたが、日韓友好が叫ばれるようになった頃から、現在のスタイルに変化したそうです。名称も、韓国風に”アリラン祭”に替えられて…。
昨年から、対韓感情の悪化を受けて、”アリラン祭”の名称は、”港まつり”に戻されたものの、それでも未だに、副題として”アリラン祭”が付いています。この”アリラン祭”で懸念すべきは、韓国側に、このお祭りを、自国の領有権主張の根拠にしようとする動きがあることです。信じられないことに、韓国人の大半は、対馬を韓国領と信じているそうです。対馬に関するインタヴューに答えた韓国人の一人も、”対馬には、韓国のお祭りがあるから韓国領に違いない”という主旨の発言をしていました。これは、おそらく、”アリラン祭”のことなのでしょうが、現代において創作されたイベントでも、韓国人にかかりますと、時系列は関係なく、韓国領である証拠となるようなのです(もちろん、国際法では、韓国側のこうした根拠は、全く通用しませんが…)。
こうした発言から考えますに、対馬港まつり・アリラン祭の開催は、韓国側に悪用されるリスクがあります。盗難仏像返還拒否事件や地方議会の対馬領有決議等で、韓国の気質や野心が十分に判ったのですから、無理をして開催しても、極めて険悪な空気が漂うだけとなるのではないかと思うのです。
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