的外れな批判ばかり
日銀の黒田新総裁と副総裁らが21日、就任の記者会見を行った。
黒田総裁は大胆な金融緩和を示唆し、インフレ退治の強い決意と自信を示したのは良かった。
しかし、このニュースを報道したテレビ各局はなんとかしてアベノミクスにネガティブな印象を視聴者に伝えたいかのようであった。
麻生副総理の「学者だから」「2年で2%は無理ではないか」などの慎重な発言を取り上げて、日銀人事に批判的であるかのよう報道をしていた。
麻生副総理の「学者だから」「2年で2%は無理ではないか」などの慎重な発言を取り上げて、日銀人事に批判的であるかのよう報道をしていた。
テレ朝「報道ステーション」(2013/3/21)
不動産上昇はバブル？
黒田新総裁どう動く・・・
不動産上昇はバブル？
黒田新総裁どう動く・・・
不動産が少しぐらい値上がりして来ただけで、もうバブルかと騒いでいる。
古館伊知郎
「久々に(値上がりを見せた)日本の不動産が美味しいと見て外資が動き出したとも言える。景気回復の動き、インフレで考えたらプラスの話だが、これは一時的なもので外資が逃げた後どうするかと考えて、一時的な動きならマイナスだ」
「久々に(値上がりを見せた)日本の不動産が美味しいと見て外資が動き出したとも言える。景気回復の動き、インフレで考えたらプラスの話だが、これは一時的なもので外資が逃げた後どうするかと考えて、一時的な動きならマイナスだ」
三浦俊章(朝日新聞論説委員)
「(アベノミクスを)やるのもリスクがあるし、反対にやらないのもリスクがある。今の流れは新しいものに行こうじゃないかというに流れになっている。ただ、勿論、副作用があっては困るし、バブルになっては困るし、給料が上がらないのに物価だけ上がるというのも困る。問題は社会の隅々にまでお金が行き渡るのかどうかに尽きる。そこは慎重に見極めながら見て行くしかない」
「(アベノミクスを)やるのもリスクがあるし、反対にやらないのもリスクがある。今の流れは新しいものに行こうじゃないかというに流れになっている。ただ、勿論、副作用があっては困るし、バブルになっては困るし、給料が上がらないのに物価だけ上がるというのも困る。問題は社会の隅々にまでお金が行き渡るのかどうかに尽きる。そこは慎重に見極めながら見て行くしかない」
なんとかアベノミクスのケチを付けたいが、今のところ付けようがないので、あれこれと不安を煽る言葉を羅列しているだけである。
これらの危惧はリフレ派にあっさりと論破されたものばかりだ。
これらの危惧はリフレ派にあっさりと論破されたものばかりだ。
三浦コメンテーターは「出口を見極めることが大切」というが、物価上昇率が2%になるまでと出口は決まっているではないか。
NHKニュースウォッチ９(同上)
黒田新体制が始動
日銀キャップが徹底解説
黒田新体制が始動
日銀キャップが徹底解説
豊永博隆(NHK経済部記者)
「日本は先進国の中で最悪の債務残高を抱えているという事実も忘れてはいけない。金融緩和は劇薬なだけにちよっとした誤解や行き違いがあった事だけで円や通貨の信用が崩れてしまうリスクもある。これからの日銀の動向に細心の注意を払う必要がある」
「日本は先進国の中で最悪の債務残高を抱えているという事実も忘れてはいけない。金融緩和は劇薬なだけにちよっとした誤解や行き違いがあった事だけで円や通貨の信用が崩れてしまうリスクもある。これからの日銀の動向に細心の注意を払う必要がある」
悪い事ばかり考えて慎重論を展開しているが、日本は世界最大の債権国でもある。
TBS「朝ズバッ！」(2013/3/22)
ナレーション
「2%目標の達成を口にする新たな日銀幹部たち。しかし、政府内からは早くも冷やかな声が上がっています。麻生財務大臣は元教授の岩田副総裁を念頭にこう発言・・・」
「2%目標の達成を口にする新たな日銀幹部たち。しかし、政府内からは早くも冷やかな声が上がっています。麻生財務大臣は元教授の岩田副総裁を念頭にこう発言・・・」
麻生副総理
「ああ、学者つうものはこんなものかいなと思って・・・。実体経済を分かっておらん人がこういう発言をするんだなと正直思いましたよ、私自身は。2%を2年間で簡単にいくのかなと正直思わないわけでもありません」
「ああ、学者つうものはこんなものかいなと思って・・・。実体経済を分かっておらん人がこういう発言をするんだなと正直思いましたよ、私自身は。2%を2年間で簡単にいくのかなと正直思わないわけでもありません」
みのもんた
「要するに物価を2%上げるという事だ」
「要するに物価を2%上げるという事だ」
与良正男(毎日新聞論説委員)
「御本人たちは物価安定目標と言っているが、実際には物価を上げるということだから物価上昇だ」
「御本人たちは物価安定目標と言っているが、実際には物価を上げるということだから物価上昇だ」
尾崎博之(東京工科大学教授 経済学者)
「みのさんは物価が上がるのは良くないと言うが(中略)日銀の金融緩和は景気回復に役立つと私は朝ズバでもずうっと言って来た」
「みのさんは物価が上がるのは良くないと言うが(中略)日銀の金融緩和は景気回復に役立つと私は朝ズバでもずうっと言って来た」
みのもんたの暴走にさすがに耐えかねて尾崎教授が反論。
尾崎
「2%物価上昇目標は実はアナウンスメント効果だ。投資意欲、消費意欲を増やすという」
「2%物価上昇目標は実はアナウンスメント効果だ。投資意欲、消費意欲を増やすという」
みのもんた
「黒田新総裁、これから発行する日本の国債をこの方どうするつもりなんですか？さらに発行するすもりなんですか？」
「黒田新総裁、これから発行する日本の国債をこの方どうするつもりなんですか？さらに発行するすもりなんですか？」
とコメンテーターに突っかかる。
もんたは何年もこの番組やサタズバで「赤字国債の発行で日本の赤字は増えるばかり」と言い続けてきた。
もんたは何年もこの番組やサタズバで「赤字国債の発行で日本の赤字は増えるばかり」と言い続けてきた。
尾崎
「発行するのは日銀と関係ない。それを買い取るということです」
「発行するのは日銀と関係ない。それを買い取るということです」
みの
「ああ買い取る」
「ああ買い取る」
尾崎
「そうです。そうすると民間の投資余力が増える」
「そうです。そうすると民間の投資余力が増える」
みの
「買い続けんですか？」
「買い続けんですか？」
尾崎
「そう言ってますよね。インフレが起きるまで」
「そう言ってますよね。インフレが起きるまで」
みの(馬鹿にしたように)
「ヘッヘッヘッ」
「ヘッヘッヘッ」
(さらに7時51分に)
みの
「物の値段、物価を2%上げると、何でデフレから脱却できるの？物の値段は安く、質は良く。それが原則じゃないの？」
「物の値段、物価を2%上げると、何でデフレから脱却できるの？物の値段は安く、質は良く。それが原則じゃないの？」
サブキャスターの井上貴博アナが自分は門外漢だから背伸びした事は言えないがと前置きして、いままで日銀は色々やったが結果が出なかった。だからこの3人でレジームチェンジ、改革をするのではと説明。
みのをたしなめたり茶化したりしているこの青年は実は頭のよく切れる青年だといつも感心して観ている。
若手のテレビキャスターの中でピカイチではないかと思う。
みのをたしなめたり茶化したりしているこの青年は実は頭のよく切れる青年だといつも感心して観ている。
若手のテレビキャスターの中でピカイチではないかと思う。
みの
「白川さんの立場ないね」
「白川さんの立場ないね」
白川天皇が日本経済をダメにしたのだ。
尾崎氏がいいことを言っていた。
全ての人がハッピーになる経済政策はあり得ないと。
全ての人がハッピーになる経済政策はあり得ないと。
尾崎
「いままで円高デフレで大半の人は困っていたが、儲けていた人も居る。円安でインフレになると、みのさんのような資産家は凄くハッピーになる。みのさんのような資産家は例外だが、世の中の中金持ち、小金持ちが沢山居て、そういう人たちは今元気にになっている。今回の衆院選挙で円安、デフレ克服で安倍政権がしたのだから、もうそれでやらせてみて、今すぐハッピーにならない人も、相対的にハッピーになる様にやって下さいということだ」
「いままで円高デフレで大半の人は困っていたが、儲けていた人も居る。円安でインフレになると、みのさんのような資産家は凄くハッピーになる。みのさんのような資産家は例外だが、世の中の中金持ち、小金持ちが沢山居て、そういう人たちは今元気にになっている。今回の衆院選挙で円安、デフレ克服で安倍政権がしたのだから、もうそれでやらせてみて、今すぐハッピーにならない人も、相対的にハッピーになる様にやって下さいということだ」
資産家と言われたみのもんた、バツが悪かったのか、政府が高齢者に金を貯め込んでいないで孫のために使いなさい言っていると苦笑いして話題を変えて行った。
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