「戦場と性」の問題は古くて新しい問題です。ところが日本軍の「慰安婦」が性的虐待であったとしてことさらに厳しく非難され、日本軍の場合のみこのように糾弾されるでしょうか。
それは日本の場合、「国家権力をもって慰安婦を奴隷狩りのように狩り立て、強制的に日本兵の性奴隷にした」とするキャンペーンが、過去のある時期に一部の日本人達によって行われ、これが反日国、韓国、支那などに利用され、国際的に広がってしまったのです。
日本軍は我々の先人であり、祖先でもあるのです。ですから、日本人の名誉がかかった問題であり、また関係するすべての人達の人権にかかわる問題でもあるのです。
慰安婦問題は多くの国思うブロガーの皆さんによって看破されているので、ここでは割愛させていただきます。
詳しくは、民族主義者の近野滋之氏の韓国メディアが安倍総裁「日本軍による慰安婦の強制動員はでっち上げだ」と改めて主張したと報道、朝日新聞が吉田清治の著書「私の戦争犯罪 -- 朝鮮人強制連行」報道が原因、自民党は河野談話を全否定し破棄しろ。をご覧いただけたらと思います。
戦争と性をめぐる問題において、まず大きな問題は、性病の罹患です。わが国の軍隊は、北清事変(明治33年)で、その規律のよさが欧米諸国を驚かせました。しかし、シベリア出兵(大正7年)の際には、衛生管理の悪い現地の私娼を利用したことによって、軍人の7人に1人が性病にかかり、軍務に影響が出たのです。そこで、健康管理のために、軍が登録・検診等を行う軍慰安所の設置が発案された。
慰安所の設置は、非戦闘員である一般婦女への強姦を防ぐうえで非常に有効でした。他国に侵攻した軍隊が、現地の女性を強姦することは、人類の歴史に頻繁に見られます。この点、日本軍は、軍人に厳しい規律を課しました。シナに本格的に進出した上海事変(昭和7年)以後、現地女性への性的暴行が起こると、厳罰に処した。そして軍が一定の条件のもとに、軍人が性的慰安の得られる施設を提供することによって、一般婦女への暴行を防いだのです。結果、現地の婦女子の人権を守ったのが慰安所でした。
では、当時の世界各国はどうだったのでしょうか?
平成19年、史実を世界に発信する会(代表 加瀬 英明氏 )らが米国の下院、ホンダ議員に公開質問状を出した。この質問状に添えた資料の中から、世界各国の慰安婦事情を記した部分を引用します。
(1)ソ連
世界難民問題研究会協会のドイツ課長であるライヒリンク博士によれば、ソ連赤軍がベルリンまで侵攻してくる間に、190万人の女性が強姦されたという。そのうち140万人は旧ドイツ東 部領など、50万人は後のソ連占領地域において強姦されたとされる。ライヒリンク博士は、強姦の結果として生まれた子供の数をつかむことは不可能だとしつつ、その数を29万2000人と推定している。数値の相当性の問題はおくとしても、こうした戦場の現実が「慰安所」の存在を要求するのである。
(2)アメリカ
アメリカ軍は1945年5月8日時点で、160万人の兵士がドイツに駐留していた。ハイデルベルクの米軍司令部は、45年3月から4月の間に裁判所で487件の強姦が扱われたとしている。1943年のシシリー島占領後、米軍はドイツ・イタリア軍が運営していた慰安所をシステムと人員ぐるみ引継ぎ、軍医とMPが規制した。
アメリカ軍が日本に進駐したとき、最初の1か月、それも神奈川県下だけで2900件の強姦事件が発生した。7年の占領期間中には2536件の殺人と3万件の強姦事件を起こした。事態を憂慮したGHQは、ついに東京都に慰安所の設置を要求した。これはうわさや誇張ではなくれっきとした事実である。
(3)フランス
フランス軍 は45年4月21日にシュツッツガルトを占領した。福祉・保険関係の責任者になったガウブ教授はこう報告している。「女性住民はこの災難に十分な準備がな く、多くの場所で強姦事件が何百件となく起こった。60歳以上の女性も16歳以下の少女もこれを逃れることはできなかった」。
(4)ドイツ
ソ連に侵攻したドイツ軍は、ソ連ではスターリンが売春を禁じていたので、慰安所を新設せざるを得ず、慰安婦はしばしば強制徴用された。ドイツ本国への強制労働を拒否した若い女性は、代わりに慰安所で働かされた。ユダヤ人も同様であった。
ノルウェー、デンマーク、ベルギー、オランダ、フランスではドイツ兵の子供が約20万人生まれたといわれる。
(5)韓国
ベトナム戦争に参加した韓国軍は、現地の慰安婦を米軍同様に利用し、ベトナム人との混血児がたくさん生まれている。そして韓国では、第2次大戦後も長期にわたり、米軍専用の売春施設が存在し、これを国家が管理していた。
戦場における性の問題は世界的な普遍現象です。日本軍は確かに慰安施設を戦地に誘致し利用していたが、これは専ら強姦事件の発生を最小限に抑えるための措置でした。
わが国だけがことさら非難をされる筋合いは全くないのです。
当初日本の「従軍慰安婦」なるものをもって非難したのは、韓国人である。韓国政府は、先の引用(5)の内容以外に、朝鮮戦争時の韓国軍にも慰安婦制度があったことが明らかになっています。ベトナム戦争でも、韓国政府が変則的な軍隊慰安婦制度を運営したことを、韓国軍人が証言しています。
韓国の米軍基地には、韓国人慰安婦が置かれてきた。韓国政府は、戦後半世紀以上も続いているこの事実は棚に上げて、わが国へは「でっち上げた」出来事を持ち出して批判しているのです。
皇国日本、と日本人の名誉と自尊心が、下半身の問題という人間として恥じるべき問題において、著しく傷つけられる状況を招いたのは、だれの責任でしょうか?わが国の政治家であり、官僚であり、マスコミなのです。河野洋平衆議院議長及び彼が官房長官だった時の首相・宮沢喜一。彼らは、万死に値し、国賊と言っても過言ではありません。
「いざ子らよ(よく聞け)
戦うなかれ(しかし、一旦)
戦わば勝つべきものぞ
夢な忘れそ」
昭和16年大東亜戦争開戦時の外務大臣、東郷茂徳氏の敗戦に際し血を吐くような慙愧の念を語った句です。
戦後多くの日本人将兵が言われなき罪状にて裁かれました。
大きな災害での規律ある行動を日本人は世界各国で賞賛されていますが、大東亜戦争で戦った先人も同じ日本人であり、我々の祖先なのです。
先人の汚名を雪ぐことなくして、国家の繁栄はありえないのです。