1/19日付 | ニュース トップ |
ハイチPKO 復興支援3年目へ
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「しらせ」定着氷域で砕氷航行 53次南極地域観測協力を行っている海自砕氷艦「しらせ」(1万2650トン、艦長・中藤琢雄1佐以下約175人)は1月5日、定着氷域に入りラミング航行を開始した。 同18日現在、「しらせ」は昭和基地から約22キロ付近を航行中。今年は昨年同様に氷が厚く積雪が多いため、砕氷航行に時間を要している。 「しらせ」は昨年12月下旬から1月4日まで、流氷域の氷が緩むのを待って洋上で待機。待機中の12月23日から同27日まで、搭載のCH101輸送ヘリで観測隊員をはじめ、生鮮食料品や医薬品、観測機器など約35トンを昭和基地に空輸した。 |
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海賊対処12月実績 護衛約70隻、哨戒飛行18回 防衛省は1月12日、ソマリア沖アデン湾で民間船舶の護衛活動や警戒監視に当たる海賊対処派遣部隊の12月分の護衛実績とP3C哨戒機の活動状況を公表した。 水上部隊の護衛は計10回、護衛隻数は日本籍船1、日本の事業者が運航する外国籍船10、その他の外国籍船59隻。航空隊P3C哨戒機の飛行回数は計18回、確認した商船数約1540隻。護衛艦や他国海軍艦艇、民間商船への情報提供は約160回。12月5日には警戒監視中のP3Cが梯子などを積んだ不審船を発見、付近を航行中の米海軍艦艇や民間船舶に通報した。 |
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知の還流構築委 防衛省で初の発表会
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南スーダンPKO 先遣隊ら現地入り 支援調整任務も始動 民航機を乗り継いで南スーダンの首都ジュバに到着した陸自国際平和協力隊の現地支援調整所要員と派遣施設隊先遣隊の隊員ら(1月15日)
南スーダンに向けてアントノフ124大型輸送機に積み込まれる国連塗装の陸自トラックなど(1月13日、成田空港で)
国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に派遣される南スーダン国際平和協力隊の現地支援調整所と派遣施設隊先遣隊の計34人が1月14日、成田空港を出発した。
このうち、現地支援調整所長の生田目徹1陸佐以下、施設隊先遣隊の13人を含む23人が翌15日、同国の首都ジュバに、残る11人も同日、隣国のウガンダのエンテベ空港に到着した。これに先立ち同11日に成田を出発した現地支援調整所ウガンダ班の平井直樹3陸佐以下5人も翌12日、一足早く現地入りし、ジュバとエンテベの各空港に分かれて、日本から輸送される要員や物資の受け入れ任務を開始した。 現地支援調整所(生田目1佐以下約30人)は本部をジュバに置き、ウガンダのエンテベにウガンダ班、ケニアのナイロビに必要に応じて出張で対応するケニア班を設け、派遣国代表として施設活動全般についてUNMISSや南スーダン政府などとの調整を行う。 15日、ジュバに到着した生田目1佐は報道陣に対し、「南スーダンで新しい国づくりに人々が努力している。(東日本大震災の)復興に頑張っている日本の姿とも重なる」と述べ、「日本の存在を世界にアピールしたい」と語った。 また、施設隊先遣隊の責任者を務める山口尚2陸佐は「新しい国づくりに日本が最初から汗を流して貢献したという実績になればよいと思う」などと話した。 一方、陸自が現地で使用する資器材等の空輸第一弾として、防衛省がチャーターしたアントノフ124大型輸送機には、国連(UN)仕様に白塗りされた陸自の大型トラックや水タンク車、糧食、天幕などが積み込まれ、同機は13日夜、成田を出発、翌14日にウガンダのエンテベ空港に到着。宿営用の天幕や食料は別の中型貨物機に移し替え、16日午前、ジュバ国際空港に到着した。車両などは現在、大型トレーラーで約1週間かけてジュバに向け陸路を輸送中。 今後、施設隊の本隊は1月下旬に先発の約40人、2月中旬に派遣施設隊長の坂間輝男2陸佐以下の主力1波の約120人、3月下旬に主力2波の約30人が出発する予定で、1次隊の計約210人は宿営地設営などの基盤整備に当たる。 これと並行して、油圧ショベルなどの重機が1月21日に成田からアントノフ大型輸送機で出発、その後も順次ドーザーなどが同輸送機でエンテベ空港に空輸される。同空港からは大型トレーラーにより陸路で逐次ジュバまで運ばれる予定。 ◇
田中防衛相は1月17日夜、ジュバ市内のホテルに展開した現地支援調整所に電話し、所長の生田目1佐ら先遣隊員を激励した。生田目1佐は、ジュバの治安は概ね安定しており、国連に対する直接の脅威はないことや、異常なく活動を開始したこと、今後の予定などを大臣に報告した。 |