「甲状腺被曝は30ミリ以下」 原発事故巡り放医研推計
朝日新聞デジタル 1月27日(日)19時22分配信
【大岩ゆり】東京電力福島第一原発の事故による甲状腺被曝(ひばく)は、大半の福島県民が30ミリシーベルト以下という推計結果が27日、都内で開かれたシンポジウムで発表された。まだ中間報告の段階で、推計の前提には不確実な要素も多く、さらに検証が必要だという。
原発事故で飛散する放射性ヨウ素は、甲状腺に集まる性質があり甲状腺がんが心配される。ただ、ヨウ素の半減期は8日と短く、甲状腺被曝の実測データはほとんどない。環境省は昨年、放射線医学総合研究所(放医研)に委託して、被曝の実態を検証するプロジェクトを始めた。
放医研の栗原治・内部被ばく評価室長らは、甲状腺検査を受けた子ども1080人とセシウムの内部被曝検査を受けた成人約300人のデータから、体内の放射性ヨウ素の濃度はセシウム137の3倍と仮定。飯舘村、川俣町、双葉町、浪江町などの住民約3千人のセシウムの内部被曝線量から、甲状腺被曝線量を推計した。最も高い飯舘村の1歳児でも9割は30ミリシーベルト以下、双葉町では27以下、それ以外の地区は18~2以下だった。国際基準では、甲状腺がんを防ぐため、50ミリシーベルトを超える被曝が想定される場合に安定ヨウ素剤をのむよう定めている。
討論会では「ヨウ素の比率はもっと高い可能性もある」などの意見が出た。環境省はより正確な実態に迫るため、来年度も事業を継続する予定。
原発事故で飛散する放射性ヨウ素は、甲状腺に集まる性質があり甲状腺がんが心配される。ただ、ヨウ素の半減期は8日と短く、甲状腺被曝の実測データはほとんどない。環境省は昨年、放射線医学総合研究所(放医研)に委託して、被曝の実態を検証するプロジェクトを始めた。
放医研の栗原治・内部被ばく評価室長らは、甲状腺検査を受けた子ども1080人とセシウムの内部被曝検査を受けた成人約300人のデータから、体内の放射性ヨウ素の濃度はセシウム137の3倍と仮定。飯舘村、川俣町、双葉町、浪江町などの住民約3千人のセシウムの内部被曝線量から、甲状腺被曝線量を推計した。最も高い飯舘村の1歳児でも9割は30ミリシーベルト以下、双葉町では27以下、それ以外の地区は18~2以下だった。国際基準では、甲状腺がんを防ぐため、50ミリシーベルトを超える被曝が想定される場合に安定ヨウ素剤をのむよう定めている。
討論会では「ヨウ素の比率はもっと高い可能性もある」などの意見が出た。環境省はより正確な実態に迫るため、来年度も事業を継続する予定。
だから泰山鳴動してネズミ1匹なんだってwww
本当は、㏜じゃなくてGy(グレイ)で数値を出してくれた方が解り易いんじゃないかとも思うのだが・・・・・
グレイとは、ある器官がどれほどのエネルギーを吸収したかを示す値ですが、㏜だと放射線の種類によって係数を掛けて換算した値になるからです。
でもまあ、ヨウ素131はβ崩壊する物質ですから、掛ける係数は「1」なので、ほぼグレイ=㏜とみなす事が出来そうですけど。
札幌医大の高田純教授の本「世界の放射線被曝地調査」の171ページには、チェルノブイリ事故の調査の記述があります。
「ベラルーシ側ホイニキ郡およびブラーギン村の18歳未満の子供たちの平均甲状腺線量はそれぞれ3.2および2.2グレイだったと推定されている。ちなみにプリピャチ市から早期に避難した7歳未満の子供の場合、その平均線量は0.44グレイ、大人は・・・・・」
だそうです。
3.2グレイ×1=3.2㏜=3200m㏜ですから、福島の30m㏜で割ると・・・・・約107倍です。
チェルノブイリの1/100ですから、心配は要らないわけですね。
同様に2.2グレイなら=2200m㏜・・・・・・割る30で、1/73です。
再々のデータですが、ポーランドの上位5%の平均は20ラドです。
1ラド=1センチグレイで、0.01グレイ=10mグレイ≒10m㏜です。
だから上位5%の平均は200m㏜って事です。福島の6倍強です。
しかしポーランドの年間発病率には、目立った変化は見られません。
ロシアでの年間発病率もそうです。
だとすると、ベラルーシでの増加は、真水の分と見かけ上の発病率の分が混ざってしまっていると考えられるのです。
見かけ上の発病率とは、検診する事によって甲状腺の結節(前癌状態)や癌が発見されると言う事です。
甲状腺癌は普通の人でも幾つか持っています。交通事故で亡くなった人を解剖すると漏れなく発見されるそうです。
ただ増殖しないのでそれと気が付かないだけなんですが、現代の検診機材や技術はそういうモノまで発見してしまうほど精度が高くなっています。
また再々のデータで恐縮ですが、見かけ上の発病率を端的に表現したデータです。
チェルノブイリ事故後のベラルーシの子供と、それ以前のアメリカの子供の検診における発病率の比較です。
同様に増えているでしょ。
チェルノブイリ事故と何の関係もないアメリカの子供の甲状腺癌が同じように増える筈が無いのですが、実際には増えています。
これは甲状腺癌が上記のような性質を持っているのと、検診の精度が向上したためです。
恐らくは、福島の子供も検診すると同じようなデータが出る筈です。
それをもって「ほら、原発事故のせいだ」と騒ぐのはお猿さんの所業ですよwww
検診するなら福島の子供と並行して例えば九州の子供を検診しないと、はっきりしたことは解らないでしょうね。
福島だけ見ていてはダメダメです。
朝ピーを始めとするマスゴミ供は、そうなっては都合が悪いので絶対に比較なんかしないでしょうけどねwww