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[転載]恥知らず共による風評被害以外の何物でもない―AFP 日本の食をむしばむ放射能への恐怖、福島第1原発事故

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 先ずは、上掲記事を御一読いただきたい。
 その上で、ご感想はいかがだろうか。以下の何れかだろうか。

 (1) やっぱり放射能は怖い。放射能の無い食べ物を食べたい。

 (2) 原発は放射能を出す。即刻停止すべきだ。

 (3) 福島県産の食品はやっぱり怖い。

 上記(1)~(3)の感想を抱かれた方々に言おう。阿呆。そして、人非人、と。

 先ず第一に放射能と言うのはエンガチョでも悪疫でも悪魔でも病原菌でも穢れでもなく、物理現象である種のエネルギーである事を理解すべきだ。それを理解できないから上記(1)~(3)の様な、良く言って迷信。端的に言って福島に対する差別と風評被害の助長と言う人非人の所業を実行しているのだろう。

 上記(1)~(3)の感想を抱いた方々、人非人のお歴々にお尋ねする。貴方らが「鉛の部屋(※1)」に閉じこもったまま長いこと過ごしてでもいない限り、貴方らの身体自身から極微量ながらも放射線が出ている事を御存知か、と。

 炭素14計測法と言う年代計測法がある。生物の死後経過した年代を数千年、数万年単位で計測できる方法だ。これに利用されるのが炭素14と言う炭素の同位体。殆どの炭素は原子量12であるのだが、炭素14の原子量は14で、1モル=6.02×10の23乗個、常温の気体で(※2)22.4リットル集めると「原子量」グラム、即ち14グラムになって、通常の炭素より2グラム重い物質。で、この炭素14は放射性物質であり、閉じ込められれば約5,730年の半減期で以って減って行く。

 ① 自然の生物圏に於ける炭素の中の放射性同位体である炭素14の存在比率は1兆個につき1個のレベルで一定に保たれている

 ② 生物が生きて、呼吸して飲食している限り、その体内の炭素の中の炭素14存在比率は、上記①の一定レベルに保たれる。

 ③ 生物が死ぬと、呼吸も飲食も止まるから、その体内の炭素は固定される。

 ④ 固定された炭素14は、半減期約5730年で減り続ける。

 ⑤ 生物の死体・化石の中の炭素中の炭素14の割合を計測すれば、上記④から「死後の経過年数」が計測できる。

 無論、生物が生きている間も炭素14は放射線を出して半減期約5730年で減り続けているのだから、私や貴方や、大凡この地球上に生きているありとあらゆる生物は「極微量ながらも放射線を出して居る」し、大気だって二酸化炭素を含んでいるのだから「放射性物質炭素14に汚染されている」訳だ。それを検出するには相応の施設が必要で「放射能計測機能付きスマホ」ではとても追いつかず、これを免れようと思ったら「鉛の部屋に食物共々閉じこもる」としてもまだ足りないぐらいではある。即ち上記(1)~(3)の感想を抱いた人非人どもも、目出度く「炭素14に汚染されて放射線を出して居る」のは、間違い様がない事実だ。

 何を言いたいのかと言うと、再三繰り返している事だが、放射能・放射線を「あり/なし」の定性論・二元論で論じることが如何に愚かであるかと言う事。放射能・放射線は定量的に評価するべきであると言う事。

 先述の通り放射線と言うのはエネルギーの一種で物理現象であり、原発なんてできる前から天然自然にもあるもの。それが生命や健康に影響を与えるのは放射能・放射線の量が問題だから。

 その放射線の量に、許容できる閾値があるのかないのか、上掲記事にもある「食品1キロ当たり100ベクレルという放射性セシウムの基準値」が妥当か否か、などには議論の余地はあろうが、それとて放射線を定量評価するからできる事。定性評価ならば「放射能が無い」なんて状態・状況は、それこそ想像を絶するモノであり、「鉛の部屋に閉じこもって」も実現しない。

 そんな知識が普及しない、或いは知識があっても実行を伴わないから、上記(1)~(3)のような感想を抱くものが掃いて捨てるほどあり、それが上掲AFP通信の報じる福島差別・福島産品差別となっている。風評被害以外の何物でもない。

 で、そんな風評被害を、それも東日本大震災と原発事故と言う二重の災厄に見舞われた福島に対して看過するばかりか助長するような奴バラは、上掲記事にもある通り曲がりなりにも政府の定めた放射性物質基準をクリアする福島産品を拒絶し忌避するような奴バラは、大多数であろうが「国民の民意」であろうが、人非人と糾弾されるべきであろうが。

 当該AFP記事が報じる通り、「日本の食」を「放射能への恐怖がむしばんでいる」と言うのはある範囲で事実だろう。だがその「放射能への恐怖」は、
風評被害による実態実害の無い「恐怖」であり、「恐怖」にしか過ぎない。
 左様な「恐怖」を流布し、拡大し、既に二重の災厄に見舞われている福島に三重のより悪質な災厄を及ぼしているのは、風評被害を看過し助長する上記(1)~(3)の感想を抱いた奴バラである。

 福島を差別し、福島産品を差別する奴バラよ。無知にして無恥なる奴バラよ。恥・を・知・れ!!


<注釈>



(※2) 炭素は常温では気体にならないが・・・ 

転載元: 日出づる処の御国を護り、外国までも率いん心


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