がれき漂着で米に見舞金=政府
政府は30日の閣議で、東日本大震災の津波によるがれきが北米沿岸に漂着したことを受け、米国に500万ドルの見舞金を送ることを決定した。2012年度予算の予備費から年内にも出す。
[時事通信社]
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「見舞金ぐらい支払ってもいいんじゃないか」との声が聞こえて来そうです。
でもちょっと待ってください。
●これは自然災害による結果であって、日本のせいではありません。
●昔、チリで大地震があって、その津波によって三陸で多数が亡くなりましたが、
チリ政府は見舞金を出したのでしょうか。
●「見舞金」というのは日本的な発想の支払です。英語では何んと報道されるのだろう。「Solatia」だとしたら日本は「賠償金」を支払うと報道されることになる。
「がれき処理に〇〇ドルかかったのに、日本からは僅か〇〇ドル」と不満が起きるでしょう。
まあまあの感覚で協調する日本社会と、契約社会との違いを考慮しているだろうか。
● 漂着先は米国だけではない。太平洋全域、ロシア(?)も。あちこちから言ってくるきっかけをつくるし、要求額の算出根拠もバラバラでいい加減になると思います。
●渡洋しての漂着は来年以降も続く。いつ終わるかも不明です。
●日本は何か言えばカネを出すと思われるだけです。
外務省は、自分たちが労することを避け、楽して外国を喜ばせることばかり考えている。
今の政権は勝手に動かずに、次期政権に任せ、また国民の意見を聴くべきです。