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国語世論調査 言葉の錆を落とそう
日本人は日本語が苦手になっているらしい。文化庁の国語世論調査の結果はそんな心配を抱かせる。言葉は物事を考えたり、表現したりする道具だ。錆付いていないか。顧みる機会としたい。
八年前、中学生レベルの日本語能力しかない大学一年生が大勢いる実態が明らかにされ、衝撃が走った。記憶に残る出来事だ。当時のメディア教育開発センターの調査では、国立大で6%、私立大で20%、短大で35%を占めていた。外国人留学生の方が堪能という逆転現象さえ指摘され、驚かされた。
国語の授業を削ったゆとり教育や、学力検査を課さない入学試験が要因として挙げられた。これをきっかけに新入生向けの日本語の補習授業をする大学が急増した。ところが全国の十六歳以上の男女を対象とした国語世論調査の結果は、言葉の衰えが全世代に及んでいる実態をうかがわせる。
国語の授業を削ったゆとり教育や、学力検査を課さない入学試験が要因として挙げられた。これをきっかけに新入生向けの日本語の補習授業をする大学が急増した。ところが全国の十六歳以上の男女を対象とした国語世論調査の結果は、言葉の衰えが全世代に及んでいる実態をうかがわせる。
読む力と話す力は十年前よりもさらに落ちた。図書や新聞を読まない活字離れが進み、家庭や学校、職場での会話や議論が減ったのかもしれない。事態は深刻だ。
背景としてパソコンや携帯電話の普及は見過ごせない。メールだと漢字を容易に表示できるし、仲間内では言葉を簡略化したり、絵文字で感情を表したりもする。揚げ句に漢字が書けない、文字を手で書くのが面倒くさい、人と話すのが煩わしいというような人が増大した。磨き、鍛える手間を惜しめば衰弱するのは道理だ。
(2012.10.6 東京新聞)
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新聞の敵はネットであります。ネットが普及するまでは新聞やテレビなどのマスコミが日本国民を洗脳し、世論を誘導し、都合のよい情報しか流してこなかったのは事実です。ネットによってこの事実に気づきはじめた日本人はどんどん増えています。
ですから、今頃になって販売部数減に悩む新聞社が「新聞を読まない活字離れ」と言っても、誰もがその通りだとは思わないのであります。
今や新聞は「読まない」というよりは「読むに値しない」新聞が多いことに気づきはじめたのです。これは活字離れ以前の問題です。今、日本人に必要なのは正しい情報を得て、正しいことが書いてある本を読み、そして、何が正しいかを見抜ける力なのです。
新聞を読んだりテレビを見たりするのは、そのまま流された情報をそのまま信じるのではなく、「何を意図しているのか」、「国民をどのように誘導したいのか」を見極める“目”を持たねばならないのです。それは新聞の行間を読み、テレビの取り上げ方とその結論のもっていき方を見ていれば意図することはわかりやすいものです。
特にNHKなどはやることは露骨です。最近ではマスコミのオスプレイや原発などを例にとるまでもなく、露骨に反対意見ばかりを取上げて、いかにも地元では圧倒的に反対ばかりのような報道をぬけぬけとやります。それがたとえ少数であってもやるのです。
しかし、本来、どんなことをやるにしても反対意見もあれば賛成意見もあるものです。報道が公正であるというならば、両方の意見を国民に広く知らせて、後は国民が自ら考えられるようにするのが本来の公正な姿であります。そのための情報を提供すればいいのです。しかし最近は芸能人などが番組からレクチャーされた意見を、無責任に喋っていますが、国民がこんな素人意見に誘導されていたらたまりません。
日本人が漢字を書けなくなったり、日本語が正しく使えないのは、パソコンの普及もあるでしょう。これは誰もが否定できないと思います。字を書かなくなってきたのですから。
しかし、それでも子供の頃からしっかり教育されていれば、結構書けるものです。やはり根幹は学校教育ではないでしょうか。ですから「国語の授業を削った」ということも大きなことでしょうが、特に日本語も満足に出来ない小学校の頃から英語を教えたり、学校によっては韓国語を教えていたりしていることが間違いなのです。こんなものは即刻止めるべきでしょう。他国語を話せたり書けたりする前に日本語をしっかり身につけることが日本人として大切なのです。
そして、ハングルなんかよりも「教育勅語」をみっちり教えることです。徹底的に暗誦させて、徹底的に書かせて、その徳目を徹底的に教え込む。親孝行しなさい、兄弟仲良くしなさい、夫婦や家庭は明朗愛和し、友人同士信じ合い、他人には礼儀を守り己には厳しく、自ら進んで世のためになる仕事をし、憲法を重んじ法律を守り、お国に何かあったら日本国民として公に尽力し日本を守ること、・・。字を書き、しかも日本の精神や心を学べるのです。
科野文洋著の『祖父母たちの大東亜戦争』にはこのようなことが書かれています。
「祖母の小学校生活において欠くことができないものは教育勅語である。祖母はこの有難い教育勅語が戦前の日本にあったことを私に伝えたいらしく、私が子供の時から私に「おれの子供の時、教育勅語があった」と何度か言うのであるが、子供の私は全く気にかけず聞き返すことすらしなかった。しかし、二十歳を過ぎて、改めて教育勅語について祖母から教えられたとき、これはすごいものだと思った。その教育勅語を七十八歳の祖母は、たまにつまずくが暗唱することができる。また、八十二歳の祖父は全文を書いて私に渡してくれたのであった。後に私はこの教育勅語について調べたが、祖父の私に書いて渡した教育勅語は実に一字の誤りがなかった」
ネットが普及しても、学校の教育や家庭で親がしっかりしていれば日本語を正しく書いたり学んだりすることはできるはずです。
特に子供には携帯を持たせる必要はないし、メールもできる必要などない。もっともっと学ぶべき大切なことが他に多くあるのです。
もっとも、小さい子供そっちのけでメールの打ち込みにむきになっている母親をよく見かけますが、そんなに真剣に打ちこむメールの内容とは何なのか、不思議に思うのであります。親がこれでは、子供のことは言えないかもしれません。
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