(鳩山内閣のお歴々)
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御来訪感謝申し上げます。
昨夜遅く鳩山内閣が誕生しました。
各閣僚の記者会見の前に平野官房長官が会見をしている場面をNHKの生中継で観ていて、省庁での官僚の記者会見廃止方針に記者からの質問が相次いでいましたが、官房長官は何度も「政治主導を強く推し進めるためということで御理解いただきたい」と回答し、「政治主導」という言葉をお題目のように繰り返して強調していました。
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官僚の記者会見、原則禁止…官邸が省庁に通知
鳩山新政権の発足を受け首相官邸は16日、報道機関への対応について、〈1〉各省庁の見解を表明する記者会見は、閣僚など政治家が行い、官僚は行わない〈2〉次官らの定例記者会見は行わない――との内容の指針をまとめ、各省庁に通知した。
指針は、閣僚が適切と判断した場合には、官僚による記者会見もあり得るとしているが、「国民の知る権利」を制限するものとして論議を呼びそうだ。
指針は「政・官のあり方」と題され、各省庁に対し、同日、取扱注意の資料として配られた。「府省の見解を表明する記者会見は大臣等の『政』が行い、事務次官等の記者会見は行わない。ただし、専門性その他の状況に応じ、大臣等が適切とした場合には『官』が行う」としている。鳩山内閣は16日夜の閣僚懇談会で、この指針を申し合わせた。
これについて、平野官房長官は16日夜、初閣議後の記者会見で、「(事実関係の)ブリーフは記者会見ではない」と述べ、事実関係の説明は除くとの見方を示した。
(2009年9月17日03時09分 読売新聞)
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私は選挙以前から民主党が政権の座に就いた場合に想像できる政権の形は
1.国民に対して強権的
2.言論機関に対して報道規制(情報公開の原則を見直し)
3.増税を前提とした予算編成
4.外交における東アジアへの傾斜
と大きく分けるとこの4つを主軸とした政府になるだろうと想像していました。
1~3に関しては小沢・鳩山両氏の献金問題に対して国民が納得できる説明責任を果たす姿勢を全く見せなかったこと。 それに対するマスコミの追求があまりに甘かったこと。 高速道路無料化や子育て支援、高校授業料の無償化などを謳いながらその財源については明確な指針を示さなかったこと。
これらの要素を鑑みれば、民主党政権がいう「国民主権の政治を目指す」という言葉とは裏腹に国民には必要最小限の情報しか与えず、反論を遮断した上で自分たちの考える政府主権の強権政治を粛々と進めて行く魂胆であろうと疑念を抱いていたのです。
いろいろな方がご指摘しているように、「こんな筈じゃなかった」と悔やむ思いを遠からずすることになる、ということがありましたが、不肖敬天愛人はそれを最初に味わうのはマスメディアだと思っています。
今まで民主の素顔を隠した厚化粧に騙されて、民主政権になれば自分たちの意のまま、都合のいい政府になると妄想して自民を叩きながら民主を応援して来たマスメディアは民主政権誕生に心極まる思いであったろうと思います。
しかし、マスメディアは政治と常に対立する立場を取る事によって存在価値が認められるという歴史的原則を思えば、マスメディアは自ら墓穴を掘ったとしか言いようがありません。
中国共産党の例を見るまでも無く、権力側がマスメディアをどうコントロールするかが権力維持に大きな影響を与えるのです。
三権分立に対して第4の権力だとチヤホヤされて甘美な毒酒を飲まされている内に、いつの間にか骨抜きにされて御用新聞(広報機関紙)の役割を担わされて来たのが、過去の歴史なのです。
“こんな筈じゃなかった”という現実を最初に思い知らされるのは他ならぬマスメディアであることは昨夜の平野官房長官の記者会見でハッキリと見て取れました。
自分たちが権力を取るまではマスメディアを利用することは戦略上必須でありますが、権力側に立ってしまえばこれほど邪魔な存在はありません。
「国民の知る権利」を標榜するならば、今まで本当に「国民の知る権利」を代行すべき
言論活動を行って来たのか?むしろ、メディア側の「報道する権利」という自己防衛に呪縛して特亜や民主党に配慮し、国民が本当に知りたい情報を流さなかったのは他ならぬマスコミではなかったのか!と問いたいのです。
マスコミが「国民の知りたい真実の情報」を流さなかったら、インターネットに知りたい情報を求めた結果が現在のマスコミ不信に繋がっているのです。
マスコミが権力側に迎合した時、その存在意義と使命は終わりを告げるのだと思います。
しかし、それも自業自得としか言いようがありません。
4に関しては言うまでもありません。ハッキリ言って「利権」だけです。
これ以上の説明は、御来訪の皆様も充分にご承知のことでしょうから申し上げることはありませんが、自民に占有されていた利権の剥奪に過ぎません。
法治国家でない国に援助を与えるほど美味しいものはないのです。
私の昔の知り合いに友人から「200万円を謝礼として払うから2000万円の借金の保証人になってくれないか?」と頼まれて目の前の200万円欲しさに借金の保証人になってしまい、借主はその半年後に行方知らずとなり、結局2000万円の借金を払わせられる羽目になった男がいます。
そんな馬鹿な男もいるのかと感じられると思いますが、今の日本社会の教訓になるような話に思えてなりません。
目先の「アメ」に惑わされるとその後ろについて来る巨大な「ムチ」に気付かないのかもしれません。
やはり、目先の「我欲」は禁物です。
マスコミは自分の首を自分で絞める愚を行っている事すら気付かないのです!!
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(ねずきちのひとりごと)
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