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Channel: 電脳工廠・兵器(武器,弾薬)庫
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[転載]『働く』とは『はたをらくにすること』

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     福島と宮城の県境の海


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  御来訪感謝申し上げます。
 今日はいつもの政治関連の話題から離れて、先週の日曜日(2月28日)にたまたま聴いたラジオ番組から深く考えさせられたことを記事にさせていただきます。

 御存知の方も多いかと思いますが、毎週日曜日の16時からの1時間番組でFM東京の“スズキ トーキング FM”という福山雅治の人気番組があります。
 この番組は、私が知っている限りでも軽く10年以上前から放送されている長寿番組ですので、自分自身もこの番組を聴いたのがきっかけで福山のファンになった経緯もあって、クルマの中などでもかなり頻繁に聴いています。
 この日のゲストは最近バラエティー番組などで露出が多くなっている、手相占い芸人の島田秀平でした。
 当然、島田は前もって福山の手相を観相して、その結果を福山に説明していくという展開で番組は進んで行きます。
 それによると、福山にはかなりのエロエロ線が出ているらしく、性豪、性獣の域に達しているドスケベと指摘されていました。 福山本人は“ズバリ御指摘通り!”と喜んで自分でも認めていましたが、それだけでなく、英雄色を好むではありませんが、福山の手相には【覇王線】という天下をも取れる強運の相があるらしく、話はさらに盛り上がって行きました。
 その話題がひと段落した後に、福山が「いやあ、今日は島田さんのお話を聞いて(気持ちが)すごく楽になりました。」と礼を言い、その後に独り言のように「人を楽にさせる仕事って素晴らしいなあ!」と続け、「仕事って本来はこう(人を楽にする)あるべきなんだ、人を楽にしてあげられる仕事をするのが働くということなんだ!これから自分も自分の仕事(アーティスト活動など)を通して、多くの人たちを楽にさせてあげるのが仕事をすることの意味なんだ・・・」という主旨の言葉を自分にも言い聞かせるように語りました。
 この言葉を聞いた時、不肖敬天愛人はある方の言葉を思い出しました。
 「働くというのは、はた(傍)をらく(楽)にしてあげるから、“はたらく”なのです。」という言葉でした。自分のために働くのは“はたらく”とは言わず、単に仕事をする、金を稼ぐ、ということなのでしょう。
 私は今まで、この“はた(傍)”とは、そばに居る人(=家族)、一緒に仕事をする人と思い込んでいました。
 しかしながら、福山の言葉で自分の解釈が完全に間違っていたことに気付いたのです。
 恥ずかしい限りであります。
 “はた(傍)”とはあくまでも自分が仕事をする上に於いての対象であるお客様であります。自分が仕事をするのはお客様のためであるという、基本的なことさえも亡失してしまっていた我が身の体たらくに改めて愕然とした思いを抱かざるを得ませんでした。
 よくよく考えてみると、お客様がどれだけ喜んでくれたか、またどれだけ多くのお客様が喜んでくれたか!の度合いが、その仕事の報酬の多寡に関わってきます。
 自分が一所懸命に仕事をしたと自画自賛しても、お客様が喜んだり満足しなければ、その対価は“ご苦労賃”程度のものなのは当たり前のことです。
 自分がお客の立場になれば、そんな道理も分かりきったことでもあります。
 50を過ぎた良いオヤジが目先の利に追われて、この程度のレベルですから私の人生も“推して知るべし”と恥を偲んで申し上げます。
 
 よく「金のために働いているんではない。働くことによっての精神の充足が大事なんだ。」という言葉を聞きます。
 働くことによって得られる対価とは、あくまで、その働きに対する対価です。
 対価とは自分が評価するものではなく、人様が評価するものであることは、今さら申し上げることではありません。それこそ常識中の常識であります。

 しかし世知辛い世の中に無放図に身を任せていると、こんな簡単な基本中の基本でさえ喪失してしまう人間の弱さを改めて感じ入りました。

 自分の仕事が相手先(お客様)に役立っているか、喜んでもらっているか、楽にしているか、を常に念頭に働かなければ、それは“はたらく”ということではなく、ただの『労苦』になってしまうのでしょう。
 
 国民は全然評価していないのに、自分で「一所懸命に頑張っている、必ず国民はわかって下さる」と自らを省みず自画自賛している何処かの国の総理大臣もいますが、この方の場合は不労利益で生きて来た人ですから、“はたらく”ことの意味など全く知らないのは当然といえば当然のことであります。

 憲法にも国民の3つの義務として『労働の義務』が定められていますが、立法の立場にある議員さんたちが、その意義をどれだけ認識しているかは甚だ疑問に感じます。

 たまたま聴いたラジオ番組ですが、改めて自省と自責の念を抱いた次第です。

 まだまだ斯くも未熟者でありますが、皆様の御指導・御教示をお願い申し上げます。

 
 
 
 
 

転載元: 敬天愛人(東北の片田舎から憂国の発信)


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