2008/12/13(土) 午前 11:58田母神氏講演会要旨練習用
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御来訪感謝申し上げます。
前回の記事に引き続き、田母神氏の講演会報告のつづきです。
【自衛隊解体の危機】
私の退官後、今回の騒動を受けて、浜田防衛大臣は防衛省に自衛官に対する「政府公式見解である村山談話に基づく歴史観の徹底」を指示しました。
つまり、自虐史観と言われる歴史観を自衛隊に徹底して植えつけるということです。
果たして、「日本は悪い国だ。戦中、散々残虐な悪い事をして来た国だ。」と教えられて、自分の国を守ろうという人間がいますか? 士気が上がるはずはありません。
こんな状態が続けば、いずれ自衛隊そのものが危機に陥り解体されることになるでしょう。
【歴史は戦勝者が創る】
「歴史は常に戦勝者によって創られる」と言います。
実際に、大東亜戦争の勝者であるアメリカ主導で連合国軍による「東京裁判」はまさに「勝者が敗者を裁く」ものでした。
例えて言うなら、AとBが喧嘩をしてAが勝ったので、Aが負けたBを裁く事とおなじことであります。そこには、公平な立場で見てくれる第三者や裁判官はいません。
したがって、あくまでも「勝者の論理」で敗者を裁いて行くことになるわけです。
ですから、敗者である日本は「悪」であるという大前提で進むのですから「公正な裁判」が行なわれる訳はありません。
言論、書物等はアメリカの悪口、連合国の悪口がされたものは徹底的に検閲で撥ねられました。また、「焚書」といい、日本の公的機関にある「アメリカや連合国に都合の悪い書物・資料」は総て焼かれて、都合の良いものだけを残しました。
そんな状況で、アメリカの史観に基づく「太平洋戦争史」が公布され、地方の自治体にまで強制的に配布されて、戦後の日本人教育の基礎となったのであります。
そして、戦後の日本の教育は「勝者の歴史観」で、戦後教育が行なわれてきました。
【教育現場と左翼志向】
これに大いに貢献したのが、GHQによる「公職追放」で各方面に欠員が出たのですが、その穴埋めに数多く採用された戦時中反体制勢力として抑圧された左翼反政府主義者たちだったのです。
これに大いに貢献したのが、GHQによる「公職追放」で各方面に欠員が出たのですが、その穴埋めに数多く採用された戦時中反体制勢力として抑圧された左翼反政府主義者たちだったのです。
日本の最高学府である東大や京大では「左翼無政府主義者」が学長になり、戦後の左翼教育の牙城となり、日本のエリート学生の左翼偏向化に成功し、そんな教育の薫陶を受けた学者達が全国の大学の学長などに就任する流れになって、高等教育現場での左翼反政府主義志向が主流を占めるようになりました。
私の世代は学生運動華やかなりし時代の学生世代ですが、左翼教育が学生運動に結びついた結果であることは言うまでもありません。
以前にあった「10.21国際反戦デー」で毎回のように学生達が破壊活動を繰り返していたのもその最たるものであると言えるでしょう。
そういう環境の下で、当時は「高等教育を受ければ受けるほど悪くなる」という現象が生まれたのだと思います。
しかし、その後「暴力や破壊活動」はまずいだろうという反省から、高等教育現場だけでなく様々な教育現場にまで左翼的教育を浸透させ、その結果として言論マスコミなども左翼反政府志向が強まって行ったのだと考えます。
【朝日新聞の左翼偏向のきっかけ】
左翼といえば今、左翼言論の先蜂と言われる朝日新聞は、戦後鳩山一郎首相の時に「日本は決して悪くなかったのだ」という主旨での談話を報道したことがあったのですが、その時、GHQから厳しく追求され「1週間の発行停止」という重い処分を受けました。
私は、その時から朝日新聞が変わったのだと感じています。
その時から、今の左翼路線への変遷を採り始めたのではないか?と思っています。
【現代の不幸】
しかし、アメリカがどんなに「勝者の論理」での日本人を教化しようとしても、かつては戦争を実体験してきた世代が生き証人として「アメリカはあんなことを言っているが、実際こうだったんだ」と本当の事を教えてくれたので、まだ良かったのですが、だんだんとその方たちが亡くなり、歴史の真実を知る世代がほとんどいなくなってしまいました。
つまり戦後の捏造され誤った歴史観での教育しか知らない世代が多数を占めることになり、特に私は昭和23年生まれの典型的な団塊世代ですが、その代表(戦後の歪んだ教育を受けた)である我々の世代が議員をはじめ社会の中枢部に居座り、社会へ大きな影響を与えていることが、今の日本がおかしくなってしまっている最も大きな原因なのではないかと思うのです。これが現代の不幸といえるとも思うのです。
次回に続きます。
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