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陸自体制改革 8師団を「機動師団」化
（2018年3月31日）
2018年4月5日更新
満開の桜の下で行われた「機動師団・８師団」の編成完結行事で、各部隊を巡閲する福田防衛大臣政務官（車上）＝３月３１日、北熊本駐屯地で
各地で新改編行事
陸上自衛隊は「創隊以来の大改革」の一環として、３月２７日付で「陸上総隊」の新編をはじめとする大規模な組織改編を全国一斉に実施した。これを受けて各地で相次いで新改編行事が行われており、このうち北熊本駐屯地では３１日、全国に先駆けて諸職種をパッケージ化した初の「機動師団」として生まれ変わった８師団の編成完結行事が行われたほか、目黒駐屯地でも同日、陸自幹部学校と研究本部を統合した「教育訓練研究本部」の新編行事が開かれた。翌４月１日には善通寺駐屯地で「機動旅団」化された１４旅団の改編行事、富士駐屯地では「情報学校」の新編行事が行われた。「陸上総隊」は４日、「水陸機動団」は７日にそれぞれ新編行事を実施する。
福田政務官「後続に範示せ」
全国の師・旅団に先駆けて「機動師団」に改編された８師団の編成完結行事は３月３１日、北熊本駐屯地で行われた。
式には執行者の吉田圭秀師団長以下約２千人の隊員が整列。改編された４２即応機動連隊（北熊本）の末永政則連隊長と、方面直轄として新編された西部方面特科連隊（同）の井上亙連隊長にそれぞれ、福田達夫防衛大臣政務官から隊旗が授与された。
続いて吉田師団長が編成完結を報告、福田政務官が部隊を巡閲した。政務官は訓示で「機動師団として改編された第８師団の精鋭諸君は、・・・
防衛関連ニュース
陸自幹部学校と研究本部を統合
目黒に教育訓練研究本部
（2018年3月31日）
2018年4月5日更新
「教育訓練研究本部」の編成完結式で、初代本部員に訓示する山崎陸幕長（３月３１日、目黒駐屯地で）
山崎陸幕長「真に戦える陸自の原動力たれ」
陸自幹部学校（目黒）と研究本部（朝霞）を発展的に統合し、新編した「教育訓練研究本部」の編成完結式が３月３１日、目黒駐屯地で行われた。
同本部は、陸自における「教育・訓練・研究」を有機的に結び付け、陸自の新たな戦い方を確立するための研究を行う「研究部」、この戦い方を反映させて教育する「教育部」、研究成果の教訓を収集し、部隊の錬成・評価に反映する「訓練評価部」、これらの機能を融合する「総合企画部」の４部・隊員約２８０人からなる。
さらに同本部は・・・
防衛関連ニュース
海自艦艇部隊が改編 掃海艦「ひらど」
潜水艦「せいりゅう」相次ぎ就役
（2018年3月12日、16日）
2018年4月5日更新
掃海隊群１掃隊に就役した掃海艦「ひらど」（３月１６日、横浜市のジャパンマリンユナイテッド横浜事業所鶴見工場で）
潜水艦「せいりゅう」の引渡式・自衛艦旗授与式で、真新しい自衛艦旗を掲揚する乗員たち（３月１２日、神戸市の三菱重工業神戸造船所で）
横須賀に6潜隊を新編
海自艦艇部隊の改編行事が３月中、一斉に行われた。このうち、新造艦の掃海艦「ひらど」と潜水艦「せいりゅう」の引渡式・自衛艦旗授与式には小野寺防衛大臣と山本朋広副大臣がそれぞれ出席し、乗員を前に訓示した。「せいりゅう」の就役に伴い、横須賀には「第６潜水隊」が２潜群隷下に新編された。
掃海艦「ひらど」防衛相「シーレーン安全確保を」
掃海艦では〝世界最大級〟となる平成２６年度計画掃海艦「ひらど」（６９０トン）の引渡式・自衛艦旗授与式が３月１６日、横浜市のジャパンマリンユナイテッド（ＪＭＵ）横浜事業所鶴見工場で行われた。
「ひらど」は、繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）製で、機雷掃討や機雷掃海システムに優れた「あわじ」型掃海艦の２番艦。
式では・・・
潜水艦「せいりゅう」山本副大臣「一日も早く任務に」
２５年度計画潜水艦「せいりゅう」（２９５０トン）の引渡式・自衛艦旗授与式は３月１２日、神戸市の三菱重工業神戸造船所で行われた。
「せいりゅう」は静粛性と航続力に寄与するスターリング・エンジンを搭載した「そうりゅう」型潜水艦の９番艦。
式典には・・・
防衛関連ニュース
防衛省入省式 505人「国民の信頼に応える」
（2018年4月2日）
2018年4月5日更新
小野寺防衛相（壇上）の前で、入省者を代表して服務の宣誓を行う青柳禎樹事務官（マイク前）＝４月２日、防衛省講堂で
防衛省で４月２日、平成３０年度の総合職・一般職（大卒程度・高卒者・社会人）と専門職などの新規採用者５０５人の入省式が行われた。今年度の入省者数は平成１９年の省への移行以来、最多となった。
式典には小野寺防衛相をはじめ、山本副大臣、福田、大野両政務官、豊田事務次官らが出席。
入省者を代表して青柳禎樹（ていじゅ）事務官（２３）＝地方協力企画課＝が壇上で小野寺大臣から辞令交付を受けた後、力強く服務の宣誓を行った。
続いて小野寺大臣が訓示し、（１）国民を守り、国民の信頼に応える（２）・・・
防衛関連ニュース
30年度予算成立 防衛費は過去最大5兆1911億円
（2018年3月28日）
2018年4月5日更新
平成３０年度予算は３月２８日の参院本会議で、与党などの賛成多数で可決、成立した。
一般会計総額は２９年度当初予算比０.３％増の９７兆７１２８億円と６年連続で過去最大を更新。このうち、米軍再編関係費やＳＡＣＯ（沖縄に関する特別行動委員会）関係費などを含めた防衛費は同１.３％増の５兆１９１１億円と６年連続で増加し、弾道ミサイル防衛の強化に向けて過去最大額を計上した。