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平昌そして東京へ 冬季特体室〝走り 撃つ〟
開幕1000日切り 2教練成加速
2018年1月10日更新
「平昌そして東京へ」――。平昌冬季五輪が2月9日、韓国・平昌で開幕する。自衛隊体育学校(学校長・山中敏弘陸将補、朝霞)の冬季特別体育教育室所属の選手も2競技に挑む。一方、開幕まで1000日を切った2020年の東京五輪に向けて、同校第2教育課の11個班は錬成に全力を挙げている。二つの五輪に向けた体校の挑戦を伝える。(榎園哲哉)
<平昌> 体校編成後 初の挑戦
冬季五輪のバイアスロンとクロスカントリースキーの2競技に多くの選手を送り出してきた陸自冬季戦技教育隊(真駒内)は平成27年3月、体校の隷下に移された。
海外遠征への出発を控えた昨年11月に体校で行われた激励会では、同校隷下となって初めて臨む〝祭典〟への決意が語られた。
激励会にはソチ大会(26年)に続く2大会連続の出場を目指す女子のエース、立崎芙由子3陸曹をはじめとするバイアスロンの・・・
<東京>「勝負の年」〝新鋭〟女子ラグビー班
〝伝統〟レスリング班「2階級でメダルを」
「東京五輪」日本選手団の一翼を担うであろう体校第2教育課11個班のうち、過去13大会で合わせてメダル12個を獲得している〝伝統〟のレスリング班は、38人の選手をアテネ五輪フリースタイル60キロ級3位の井上謙二監督以下11人のスタッフが支える。
リオ五輪に比べ東京は選手数が344人から288人に56人削減され、厳しい戦いが予想される(階級はフリー、グレコ、女子各6)。井上監督は「(合わせて)5階級に出場させ、メダル2個を獲得する」ことを目標に掲げ、「最後まであきらめず、追求していこう」と呼び掛けている。
今年度から2教隷下となった〝新鋭〟女子ラグビー班は、日本代表「サクラセブンズ」入りを目指す。同班はリオ五輪からの7人制ラグビーの採用を受けて・・・
防衛関連ニュース
全自3武道大会 一射入魂
女子弓道 長濱、7射的中で制す
(2017年12月3日)
2018年1月10日更新
全自弓道大会で的を狙い集中する長濱士長。8射中7射を当て個人戦女子の部を制した(12月3日、明治神宮至誠館弓道場で)
隊員ら心身錬磨に務める
全自の三つの武道大会が12月初旬、首都圏各会場で行われ、隊員らが心身錬磨に務めた。
明治神宮至誠館第二弓道場で行われた「全自弓道大会」には隊員・隊友約180人が出場、8本ずつ矢を放ち、的中数を競った。
5部門の個人戦のうち、女子は7射的中の長濱愛弓空士長(加茂)が初優勝。・・・
防衛関連ニュース
小学生から感謝の文集「パワーの源」滋賀地本
2018年1月10日更新
「出前授業」のお礼に甲賀市の大原小生徒から地本に届いた文集
私も誰かのために動ける人になりたいです
【滋賀】地本は11月22日、滋賀県教育委員会生涯学習課の「におねっと」から依頼を受け、甲賀市立大原小学校に隊員を派遣し、「出前講座」を行った。
この日は隊員が自衛隊についての説明や高機動車の体験試乗などを実施。児童は初めて見る制服姿の自衛官や特別の車両に興味津々の様子だった。
後日、同校児童から感謝の言葉がつづられた文集が地本に届き、大津勝利地本長以下の部員を感激させた。
文集には「自衛隊のみなさんへ ありがとうございました」と表紙が付けられ、▽私も誰かのために動ける人になりたいです▽ぼくは自衛隊の職業にはつきたくないと思っていましたが、話を聞いて変わりました――などの感想が書かれていた。
地本はこの文集を「パワーの源」として目立つ場所に置き、引き続き県内の学校と連携して自衛隊の魅力を子供たちに伝えていく。