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4部隊1チームに内閣総理大臣特別賞状
首相「自衛隊支える真の大黒柱」
(2017年11月8日)
2017年11月16日更新
沿岸監視隊や官邸医療チームなど初の受賞
平成29年度の自衛隊記念日行事の一環として11月8日、首相官邸で「内閣総理大臣特別賞状」の授与式が行われ、長年にわたって地道に任務に取り組んできた陸海空の4部隊と1チームに安倍首相から賞状が贈られた。受賞したのは、▽陸自301沿岸監視隊(稚内・礼文)▽陸自302沿岸監視隊(標津)▽海自対潜資料隊(横須賀)▽空自特別航空輸送隊(千歳)▽自衛隊中央病院官邸医療チームで、いずれも初の受賞となった。安倍首相は「皆さんこそが縁の下の力持ちである自衛隊をさらに支える『真の大黒柱』だ。皆さんの後ろには皆さんを信頼し、頼りにする日本国民がいる。自信と誇りを胸に、さらなる高みを目指してほしい」と激励の言葉を述べた。
首相官邸で行われた授与式には、防衛省から小野寺防衛相、山本副大臣、福田、大野両政務官をはじめ、豊田事務次官、河野統、山崎陸、杉山空の各幕僚長、山村海幕副長、田原克志衛生監が立会し、厳かな雰囲気の中、武田博史人教局長が司会進行を務めた。
会場には各受賞部隊・チームを代表して、301沿岸監視隊長の森正博2佐、302沿岸監視隊長の小俣好史2佐、対潜資料隊司令の落合健1佐、特別航空輸送隊司令の富秀樹1佐、中央病院官邸医療チーム長の大川英徳1陸佐の5人が整列した。
安倍首相は代表者一人一人にそれぞれの部隊等の功績が記された賞状を読み上げ、「歴代指揮官の卓越した指揮統率のもと、・・・
内閣総理大臣特別賞状 受賞部隊等の功績
▽301沿岸監視隊(稚内・礼文)、302沿岸監視隊(標津)
昭和30、31年の両部隊の創設以来、厳しい自然環境を克服しながら、ロシアと向き合う宗谷・根室の両海峡周辺の警戒監視任務に当たり、・・・
防衛関連ニュース
米大統領の発言受け小野寺大臣
「自衛隊装備品 計画的に取得」
(2017年11月7日)
2017年11月16日更新
小野寺防衛相は11月7日の記者会見で、6日の日米首脳会談の成果について「首脳間で対北朝鮮戦略をすり合わせ、今後の緊密な連携を確認できたことは極めて有意義だ」と語った。
また、日本政府に米国製装備品の購入を促すトランプ大統領の発言に関しては「安全保障環境が厳しさを増す中、防衛力の『質』と『量』を十分かつ必要な状況に整備することは・・・
防衛関連ニュース
砕氷艦「しらせ」南極に向け出航
(2017年11月12日)
2017年11月16日更新
大勢の家族の見送りを受け、汽笛を残して南極に向け出港していく海自の砕氷艦「しらせ」(11月12日、東京都中央区の晴海ふ頭で)
文部科学省の第59次南極地域観測事業を支援する海自の砕氷艦「しらせ」(艦長・宮好司1佐以下乗員179人)が11月12日、東京・晴海ふ頭から南極・昭和基地に向けて出航した。
出国行事は午前10時、旅客ターミナルで行われ、小野寺防衛相、村川海幕長、本松敬史統幕副長らが出席。多くの乗員家族らが見守る中、宮艦長が大臣に出国を報告した。
小野寺大臣は整列した乗員に対し、「59次隊の観測成果は地球環境システムの解明に活用され、我が国のみならず全人類にとって意義深い活動となる。諸官は誇りを胸に、仲間である59次観測隊員を無事に南極に送り届けよ」と訓示した。
続いて村川海幕長が「昭和基地周辺の氷状は比較的薄く、昨年同様、・・・
防衛関連ニュース
<訃報> 篠沢 秀夫 氏
2017年11月16日更新
篠沢 秀夫氏(しのざわ・ひでお=フランス文学研究者、学習院大名誉教授)10月26日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のため都内の病院で死去、84歳。東京都出身。葬儀・告別式は11月7日、東京都文京区の護国寺で営まれた。
学習院大から東大大学院に進学。パリ留学などを経て明治大や学習院大で教授を務めた。1977年から11年間、テレビ番組「クイズダービー」にレギュラー出演し、ユニークな解答ぶりで有名に。保守派の論客としても知られ、2007年4月から1年間、本紙1面コラム「春夏秋冬」欄で健筆を振るった。09年に難病のALSを発症した後も、自宅で療養しながら執筆・講演活動を続けていた。『愛国心の探求』など多数の著書がある。