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<防衛省10年 その評価と今後への期待>

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<防衛省10年 その評価と今後への期待>
 謙虚さを持った武力集団たれ
 隊友会理事長 先崎一氏
(初代統幕長、第29代陸幕長、元陸将)

2017年11月14日更新

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 隊友会理事長 先崎一氏(初代統幕長、第29代陸幕長、元陸将)


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 東日本大震災の津波被災地で行方不明者の捜索活動を行う陸自部隊
 防衛省移行、早や10年。
 振り返ってみれば、省への移行は、自衛隊初の統合運用体制が発足して間もなくの頃、スタートした。省時代を経験したことのない制服OBの立場からすれば、この期間は「統合運用10年」とほぼ重なってきており、感慨深いものがある。

 10年の歩みを要約すれば、防衛庁時代からの各種活動等の基盤の上で、東日本大震災等、国内における大規模災害派遣、国際平和協力活動等はもとより、安全保障環境が厳しさを増す中、特に北朝鮮等の脅威への備えによって統合運用体制は皮肉にも試され、かつ鍛えられ充実してきたと言える。
 逆にその事によって「省」としての存在感が高まり、今日の評価につながってきているように思われる。
 以下、具体的に述べたい。

日米同盟の強化
 一点目は、軍事面での日米同盟体制が強化されてきたことである。
 その背景には長年にわたる日米共同訓練の実績、省移行後に策定された国家安全保障戦略及びそれに基づく新ガイドラインの制定、平和安全法制等がその土台になっていることは言うまでもない。
 その中にあって特に統合運用体制発足に伴い、統合幕僚監部(統幕)と米太平洋軍司令部とが運用に任ずる直接のカウンターパートとして明確になり、それによって日頃からの連携が深まり、そのパイプが次第に強固になってきていることが大きい。
 そのことが、ややもすれば周辺諸国との緊張感を倦(う)む恐れもあり、今後の国際平和協力活動等の取り組みに際しては、現在、・・・





 防衛関連ニュース

<防衛省10年 その評価と今後への期待>
 隊員と家族を支援する会に
 自衛隊家族会会長 伊藤康成氏
(第27代防衛事務次官)

2017年11月14日更新

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 自衛隊家族会会長 伊藤康成氏(第27代防衛事務次官)


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 災害発生時の隊員家族支援で3者協定を結んだ(左から)先崎隊友会理事長、岡部陸幕長(当時)、伊藤家族会会長(平成29年5月18日)
 今年の防衛白書の特集は、「省移行後の10年の歩み」でした。これを見れば、内には東日本大震災や熊本地震、外には海賊対処の始まりから中国の力による現状変更の動き、最近では北朝鮮のミサイル発射や核実験と続く、まさに「激動の10年」だったことが分かります。
 他方、東日本大震災における自衛隊員の文字通り献身的な救助活動や原子力発電所の大事故に命がけで対処したことなどにより、自衛隊が「最後の砦」であるという評価が広く国全体に定着し、国民から信頼を寄せられる10年でもありました。
 また、海賊対処の多国籍部隊において、平成27年に初めて我が海上自衛隊の幹部がその指揮官に就任するなど、自衛隊の実績が国際的にも正しく評価された時でありました。
 現在の内外情勢は非常に厳しいものがあります。内には少子高齢化と好景気を背景に、未曾有の求人倍率のもと、隊員募集はかつてないほど難しい状況と承知しています。また、北朝鮮の挑発、中国の現状変更の活動等々、自衛隊始まって以来、最も多忙な日々を送っていることでしょう。

よいタイミングでの移行
 公益社団法人・自衛隊家族会の会員としては、「庁」から「省」に移行したことによって何が変わったのか、具体的に実感することはありません。そうではありますが、筆者はこの激動の時期に、国の安全と国民の生命・財産を守る責任者が「防衛庁長官」ではなく、他の各省と同じ「防衛大臣」であるのは、まさに良いタイミングでの移行だったとの感を深くします。
 10年前、第1次安倍内閣の時に「省」へ移行し、第2次安倍内閣で発足した国家安全保障会議では、防衛大臣が主要メンバーとなっていることも、漸(ようや)くわが国の安全保障体制が諸外国並みになった証明でもありましょう。
 さりながら、いまだ自衛隊は憲法違反だという学説や批判があるのは・・・






 防衛関連ニュース

陸自東北方面隊など日米指揮所演習ヤマサクラ73参加
(2017年11月29日~12月13日)

2017年11月14日更新
 陸自は11月29日から12月13日まで、仙台駐屯地などで平成29年度「日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ=YS73)」を行う。
 山崎陸幕長が統裁官、山之上哲郎東北方総監が演習担任官を務め、東北方、陸幕、中央即応集団などの隊員約5千人が参加する。
 一方、米軍は太平洋陸軍司令官のロバート・ブラウン大将を統裁官、第1軍団長のギャリー・ヴォレスキー中将を演習担任官に、第1軍団、第3海兵機動展開旅団、在日米陸軍司令部などから・・・





 防衛関連ニュース

護衛艦「おおなみ」タイに派遣 ASEAN観艦式参加
(2017年11月3日、20日)

2017年11月14日更新
 海自は11月3日、2護群6護隊(横須賀)の護衛艦「おおなみ」(艦長・奥村博隆2佐以下乗員180人)をタイに派遣した。同国のパタヤ湾などで行われる「東南アジア諸国連合(ASEAN)創立50周年記念国際観艦式」への参加が目的。
 国際観艦式は・・・






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