伊勢神宮(内宮)
サミュエル・ハチントンによる世界の主要文明
人類の歴史を文明の衝突の歴史であると捉えたサミュエル・ハチントンによれば、現存する世界の主要文明は、以下の7文明に分類されます。
中国文明、日本文明、インド文明、イスラム文明、西欧文明、ロシア正教文明、ラテンアメリカ文明。
多くの海外の歴史家も、日本を独自の文明としています。文明の違いによる価値観の相違は国際紛争となってあらわれています。イスラム文明と、米国を含む西欧文明との衝突がもっとも理解しやすく、多くの文明は、複数の国を含む文明圏を形成しています。世界の七大文明のうち、日本は一国一文明で仲間がおらず、孤立した文明であるといえましょう。シナ文明には、シナ、韓国、北朝鮮、ベトナムなどが含まれている。これらは、同一の価値基準をもっていることとなります。
「惻隠の情」「思いやり」は日本文明独自の発想で、他のどの文明にもあてはまる言葉はありません。。「和を以て貴しとなす」、以心伝心の心、言挙げをしない(文句を言わない)等々の日本のすばらしい言語文化であるということを自覚させることの方が大切ではないかと思うのです。
日本精神を体現した江戸末期の武士、明治初期の日本人は、「江戸しぐさ」と呼ばれる和風の振る舞いで西欧諸国では礼儀正しい、立派な国民であると尊敬されていました。
英語が出来なくても、堂々と通訳をつうじて世界と渡り合っていたのです。英語の学習を小学校から始めるより、日本文明のすばらしさ 、日本人としてのアイデンティティこそ、小学校から教えるべきことが大切です。
かって、北朝鮮が「地上の楽園」と呼ばれていましたが、実態はそうではなかったことは、周知のとおりです。
しかし、江戸時代末期に訪れた西欧人は、日本こそ地上の楽園、天国であると絶賛しています。今日、昔の女性は虐げられていたと言っていますが、本当は、婦人の地位の高いこと、気品にあふれていること、子供たちも大切にされていること等驚き、賞賛しています。
これらは一国一文明が為したことです。この自覚と誇りなくして、猿まねのようにコミュニケーション力の涵養、則ち、ディベート力をつける。さらに国際言語としての英語を身につけさせるようにしないといけないというのは本末転倒です。
これら、我国の素晴らしさの淵源は、文化と民族の継続性であり、その継続性の中心にあるのが、神道と皇室の存在なのです。
我国は、神代の昔より、一度も侵略され、民族が変わることがありませんでした。
世界のどの文明も、民族が入れ替わっているのが実情です。
朝鮮半島の同盟国百済の滅亡による唐による侵略の危機、元寇の危機、戦国時代のスペイン・ポルトガル人の日本植民地化の危機がありましたが、文化の交流はできるけれども、攻め込まれにくい島国としての距離感が日本を独立国即、独立の民族たらしめてきたのです。
しかも、外敵には天皇陛下の下、一丸となる民族の結束力が今日まで一国一文明一王朝を継続してきた大元でもあるのです。
縄文時代は1万6000年前に始まるとされていますが、世界最古の土器文明を発展させてきたのも我国です。縄文人は、海の幸、山の幸など豊かな自然の恵みを享受し、三内丸山遺跡など、世界の四大文明の発祥地が、砂漠化し廃墟となっているのに対して、自然との共生した、エコ文明を築いていた。この人と自然の一体感、あるいはすべてに神を感じる独自の発想が今も生きている。古代人が共有していた神との一体感も神道の神社の中に残されている。
唐の侵略の危機に対しては、唐化した国家を建設し、大化の改新から平城京の遷都まで、75年で唐の文化を完全に取り入れた国家を形成、ペリーの来航からわずか42年で、西欧文明を取り入れ、大清帝国を圧倒し、52年でロシア帝国と互角に戦い勝利しました。
このような奇跡は、本来ならあり得ない文明の資質であり、日本文明の特質といえるのです。
唐化も西欧化も、和魂洋才の言葉に象徴されるように、縄文時代の自然共生の思想に、民族の継続性故に追加され、日本化したという特徴を持っています。
漢文や英語に国語がとってかわることもなく、「やまと言葉」と呼ばれる縄文以来の言葉がのこされています。言語、言葉は思考の根源であり、文明の継続性を象徴しているのです。
一定期間、母国語と歴史を奪い去るとその民族は滅ぶと言われています。
文明の継続性の中心にあるのが、神道と皇室の存在です。神道については、いまなお全国通津浦々に無数に存在しています。神代の昔より自然と人の一体感を示す象徴です。
皇室は、法王庁にあるローマ教皇と並んで2000年の歴史をほこる権威です。しかも皇室は、日本の民族の継続性と国民性の中心に存在し、皇室のルーツは神話の世界に発しています。
世界に存在した、文明の中の王の祖先は神々に繋がりますが、多くの神々の子孫が王位に就きましたが、その子孫は今誰も王位を継承していません。
我国の天皇陛下は、古代文明さながらに皇位を継承しつづけている奇跡の存在なのです。
武士道に象徴される、日本人の勇気や潔さを重んじる行動規範は、世界に類を見ないものです。
日露戦争で大国ロシア勝利したとき、敗北したステッセル将軍に対して、降伏の調印の時に写真をとることを求めたメディアに対して乃木将軍は「武士道の精神からいって、ステッセル将軍の恥が後世に残るような写真を撮らせるわけにはいかない」「会見後、我々が友人となった後の写真を1枚だけは許す」との配慮をしました。ロシア皇帝に敗北の責任をとらされようとしたとき、よく戦ったと助命の書簡を送ることまでしています。
しかし、アメリカは、大東亜戦争の責任者の東条閣下以下を見せしめの裁判にかけ、絞首刑にしました。この違いはどうでしょうか?。
江戸時代の国学者大国隆正が1818年にオランダの通辞から聞いた西欧人の中国観、日本観が残され、紹介されています。
「西洋諸国の見る所では、アジアに未だ、支那(シナ=中国)、日本の二カ国が西洋に従はない。しかし西洋が連合して当れば、シナは十年で料理できるが、日本は三十年かかるであろう。
日本は小国であだが、三つの障害がある。
一つは、人口が多く、武くして支那人のたぐひにあらず。
一つは、海岸が多く攻めにくい。
一つは、萬古一姓の天子ありて、人身これを尊ぶ心深し。
三十年で従へることが出来るであろうが、しかし、そのあと、日本国中の人間をことごとく斬りつくし、西洋から移民を送り、草木まで抜き捨てて、植えかえなければ、我々西洋のものにはならない。一人でも日本人を残しておけば、恢復の志を起こし、また燃え立つべし、そんな国が日本だ」
この言葉は、日本文明の奇跡と、日本の伝統文化その中心にある武士道と皇室を尊重しなくなった今日の現状の原因を示しています。ペリーの来航以来の目的を大東亜戦争に勝利することにより果たし、アメリカの植民地とするための日本弱体化のためには、日本の強さの秘密を封じるしかなかったのです。そして、今成功の寸前にあります。しかし、目論見は成功しないでしょう。少しづつではありますが、日本民族は覚醒しつつあります。
西欧人は、近代的な武器を手に入れ、1492年のコロンブスのアメリカ大陸到着以来300年、着々と全世界を植民地にしました。
日本を植民地化するには、三つのハードルがあると、オランダ通辞は、世界中を見渡して日本の強さの秘密をあげました。もう一回述べます。。
一つは、武士道精神。
鎌倉武士が元寇に際して国を守るという気概を示して日本を守ったことに象徴され、西欧諸国のアジア・アフリカ・アメリカ・オーストラリア侵略から400年、ペリーが黒船を率いて開国を迫ります。その先にあるのが日本の門戸開放則ち、植民地化でした。アメリカが南北戦争で日本への侵略を一時中断した江戸時代の末、イギリス・フランスは、薩摩藩や長州藩と戦いました。近代兵器を持たないにもかかわらず日本の強靱さを改めて思い知らされたのです。敗北したことになっていますが、冷静に考えれば被害をうけたのは、イギリスでありフランスでした。日本武士恐るべし、この心意気が明治維新を容易ならしめた要因の一つでした。
一つは、島国の地理的な条件。
一つは、日本のアイデンティティの中心にある、神道と皇室。
皇室あればこそ、民族と文化の継続性を維持してきた。政権がかわっても、その上の権威として天皇陛下あればこそ、諸外国のように大量虐殺も行われることなく、速やかに混乱を収拾してきたのです。
有色人種で唯一明治維新を成し遂げ、西欧の武器で武装した日本は、白人に対抗し独立を維持しました。独立を維持するために日露戦争を戦いました。そして勝利しました。有色人種がはじめて白人の国を打ち破ったことは、アジア・アフリカに衝撃をあたえました。
「マニフェストディスティニー(明白な天命)」を信じるアメリカは、西漸運動をつづけ、1898年にはハワイとフィリピンを手に入れました。次に中国を狙っていました。立ちはだかる有色人種の国日本にいらだちを覚え、罠をかけ、大東亜戦争に引き込み、三年半の戦いと、七年にも及ぶ占領政策で、侍の国日本が、再び白人の国そしてアメリカに刃向かうことのないように徹底的に洗脳をおこないました。その洗脳教育が今なお行われている現状があります。
民族のアイデンティティをなくすとその民族は滅びるしかありません。
トインビーは、「12、3歳までに自分たちの国の神話を教えない民族は100年以内に必ず滅ぶ」と指摘しました。かつて江戸時代に西欧人が指摘した、日本の強さの中心にある、武士道の精神と皇室と神道を否定する教育が戦後70年近く行われてきました。結果として、今亡国の危機を迎えています。
崖っぷち寸前ですが今ならまだ間に合います。日本と日本人の素晴らしさを自覚し誇りをもった国民が少しづつですが、目覚めています。
江戸時代まで地上の天国であると西欧人にも中国人にも絶賛された世界で唯一である、日本文明のすばらしさにつて自覚することこそが、武士道精神を発揮し、神代より続く奇跡の日本文明を再建する鍵であると信じてやまないのです。
冒頭の画像は伊勢神宮です。
トインビーは伊勢神宮に参拝したときに、
「私は、ここ、聖地にあって、全ての宗教の根源的統一性を感じます」と書いています。神道の精神こそ、宗教的な対立を解決すると喝破したのです。
フランスの作家、オリヴィエ・ジェマントマは「神道なくして日本はない、と。そして、秘めたる自然の精髄をさししめすその表しかたからして、神道は、来るべき世紀に、枢要欠くべからざる役割を演ずるに至るであろう。なぜなら、そのとき、ついに人間は、自然とのコミュニオン(合一)なくしては生きられないと悟であろうから、と。」と述べています。
神道の中心に天皇陛下がいることは、紛れもない事実です。連合国が仕掛けたマインドコントロールから覚醒し、我々のルーツである一国一文明の國「日本」に目を開き誇りを取戻して頂きたいと願うものです。
中国文明、日本文明、インド文明、イスラム文明、西欧文明、ロシア正教文明、ラテンアメリカ文明。
多くの海外の歴史家も、日本を独自の文明としています。文明の違いによる価値観の相違は国際紛争となってあらわれています。イスラム文明と、米国を含む西欧文明との衝突がもっとも理解しやすく、多くの文明は、複数の国を含む文明圏を形成しています。世界の七大文明のうち、日本は一国一文明で仲間がおらず、孤立した文明であるといえましょう。シナ文明には、シナ、韓国、北朝鮮、ベトナムなどが含まれている。これらは、同一の価値基準をもっていることとなります。
「惻隠の情」「思いやり」は日本文明独自の発想で、他のどの文明にもあてはまる言葉はありません。。「和を以て貴しとなす」、以心伝心の心、言挙げをしない(文句を言わない)等々の日本のすばらしい言語文化であるということを自覚させることの方が大切ではないかと思うのです。
日本精神を体現した江戸末期の武士、明治初期の日本人は、「江戸しぐさ」と呼ばれる和風の振る舞いで西欧諸国では礼儀正しい、立派な国民であると尊敬されていました。
英語が出来なくても、堂々と通訳をつうじて世界と渡り合っていたのです。英語の学習を小学校から始めるより、日本文明のすばらしさ 、日本人としてのアイデンティティこそ、小学校から教えるべきことが大切です。
かって、北朝鮮が「地上の楽園」と呼ばれていましたが、実態はそうではなかったことは、周知のとおりです。
しかし、江戸時代末期に訪れた西欧人は、日本こそ地上の楽園、天国であると絶賛しています。今日、昔の女性は虐げられていたと言っていますが、本当は、婦人の地位の高いこと、気品にあふれていること、子供たちも大切にされていること等驚き、賞賛しています。
これらは一国一文明が為したことです。この自覚と誇りなくして、猿まねのようにコミュニケーション力の涵養、則ち、ディベート力をつける。さらに国際言語としての英語を身につけさせるようにしないといけないというのは本末転倒です。
これら、我国の素晴らしさの淵源は、文化と民族の継続性であり、その継続性の中心にあるのが、神道と皇室の存在なのです。
我国は、神代の昔より、一度も侵略され、民族が変わることがありませんでした。
世界のどの文明も、民族が入れ替わっているのが実情です。
朝鮮半島の同盟国百済の滅亡による唐による侵略の危機、元寇の危機、戦国時代のスペイン・ポルトガル人の日本植民地化の危機がありましたが、文化の交流はできるけれども、攻め込まれにくい島国としての距離感が日本を独立国即、独立の民族たらしめてきたのです。
しかも、外敵には天皇陛下の下、一丸となる民族の結束力が今日まで一国一文明一王朝を継続してきた大元でもあるのです。
縄文時代は1万6000年前に始まるとされていますが、世界最古の土器文明を発展させてきたのも我国です。縄文人は、海の幸、山の幸など豊かな自然の恵みを享受し、三内丸山遺跡など、世界の四大文明の発祥地が、砂漠化し廃墟となっているのに対して、自然との共生した、エコ文明を築いていた。この人と自然の一体感、あるいはすべてに神を感じる独自の発想が今も生きている。古代人が共有していた神との一体感も神道の神社の中に残されている。
唐の侵略の危機に対しては、唐化した国家を建設し、大化の改新から平城京の遷都まで、75年で唐の文化を完全に取り入れた国家を形成、ペリーの来航からわずか42年で、西欧文明を取り入れ、大清帝国を圧倒し、52年でロシア帝国と互角に戦い勝利しました。
このような奇跡は、本来ならあり得ない文明の資質であり、日本文明の特質といえるのです。
唐化も西欧化も、和魂洋才の言葉に象徴されるように、縄文時代の自然共生の思想に、民族の継続性故に追加され、日本化したという特徴を持っています。
漢文や英語に国語がとってかわることもなく、「やまと言葉」と呼ばれる縄文以来の言葉がのこされています。言語、言葉は思考の根源であり、文明の継続性を象徴しているのです。
一定期間、母国語と歴史を奪い去るとその民族は滅ぶと言われています。
文明の継続性の中心にあるのが、神道と皇室の存在です。神道については、いまなお全国通津浦々に無数に存在しています。神代の昔より自然と人の一体感を示す象徴です。
皇室は、法王庁にあるローマ教皇と並んで2000年の歴史をほこる権威です。しかも皇室は、日本の民族の継続性と国民性の中心に存在し、皇室のルーツは神話の世界に発しています。
世界に存在した、文明の中の王の祖先は神々に繋がりますが、多くの神々の子孫が王位に就きましたが、その子孫は今誰も王位を継承していません。
我国の天皇陛下は、古代文明さながらに皇位を継承しつづけている奇跡の存在なのです。
武士道に象徴される、日本人の勇気や潔さを重んじる行動規範は、世界に類を見ないものです。
日露戦争で大国ロシア勝利したとき、敗北したステッセル将軍に対して、降伏の調印の時に写真をとることを求めたメディアに対して乃木将軍は「武士道の精神からいって、ステッセル将軍の恥が後世に残るような写真を撮らせるわけにはいかない」「会見後、我々が友人となった後の写真を1枚だけは許す」との配慮をしました。ロシア皇帝に敗北の責任をとらされようとしたとき、よく戦ったと助命の書簡を送ることまでしています。
しかし、アメリカは、大東亜戦争の責任者の東条閣下以下を見せしめの裁判にかけ、絞首刑にしました。この違いはどうでしょうか?。
江戸時代の国学者大国隆正が1818年にオランダの通辞から聞いた西欧人の中国観、日本観が残され、紹介されています。
「西洋諸国の見る所では、アジアに未だ、支那(シナ=中国)、日本の二カ国が西洋に従はない。しかし西洋が連合して当れば、シナは十年で料理できるが、日本は三十年かかるであろう。
日本は小国であだが、三つの障害がある。
一つは、人口が多く、武くして支那人のたぐひにあらず。
一つは、海岸が多く攻めにくい。
一つは、萬古一姓の天子ありて、人身これを尊ぶ心深し。
三十年で従へることが出来るであろうが、しかし、そのあと、日本国中の人間をことごとく斬りつくし、西洋から移民を送り、草木まで抜き捨てて、植えかえなければ、我々西洋のものにはならない。一人でも日本人を残しておけば、恢復の志を起こし、また燃え立つべし、そんな国が日本だ」
この言葉は、日本文明の奇跡と、日本の伝統文化その中心にある武士道と皇室を尊重しなくなった今日の現状の原因を示しています。ペリーの来航以来の目的を大東亜戦争に勝利することにより果たし、アメリカの植民地とするための日本弱体化のためには、日本の強さの秘密を封じるしかなかったのです。そして、今成功の寸前にあります。しかし、目論見は成功しないでしょう。少しづつではありますが、日本民族は覚醒しつつあります。
西欧人は、近代的な武器を手に入れ、1492年のコロンブスのアメリカ大陸到着以来300年、着々と全世界を植民地にしました。
日本を植民地化するには、三つのハードルがあると、オランダ通辞は、世界中を見渡して日本の強さの秘密をあげました。もう一回述べます。。
一つは、武士道精神。
鎌倉武士が元寇に際して国を守るという気概を示して日本を守ったことに象徴され、西欧諸国のアジア・アフリカ・アメリカ・オーストラリア侵略から400年、ペリーが黒船を率いて開国を迫ります。その先にあるのが日本の門戸開放則ち、植民地化でした。アメリカが南北戦争で日本への侵略を一時中断した江戸時代の末、イギリス・フランスは、薩摩藩や長州藩と戦いました。近代兵器を持たないにもかかわらず日本の強靱さを改めて思い知らされたのです。敗北したことになっていますが、冷静に考えれば被害をうけたのは、イギリスでありフランスでした。日本武士恐るべし、この心意気が明治維新を容易ならしめた要因の一つでした。
一つは、島国の地理的な条件。
一つは、日本のアイデンティティの中心にある、神道と皇室。
皇室あればこそ、民族と文化の継続性を維持してきた。政権がかわっても、その上の権威として天皇陛下あればこそ、諸外国のように大量虐殺も行われることなく、速やかに混乱を収拾してきたのです。
有色人種で唯一明治維新を成し遂げ、西欧の武器で武装した日本は、白人に対抗し独立を維持しました。独立を維持するために日露戦争を戦いました。そして勝利しました。有色人種がはじめて白人の国を打ち破ったことは、アジア・アフリカに衝撃をあたえました。
「マニフェストディスティニー(明白な天命)」を信じるアメリカは、西漸運動をつづけ、1898年にはハワイとフィリピンを手に入れました。次に中国を狙っていました。立ちはだかる有色人種の国日本にいらだちを覚え、罠をかけ、大東亜戦争に引き込み、三年半の戦いと、七年にも及ぶ占領政策で、侍の国日本が、再び白人の国そしてアメリカに刃向かうことのないように徹底的に洗脳をおこないました。その洗脳教育が今なお行われている現状があります。
民族のアイデンティティをなくすとその民族は滅びるしかありません。
トインビーは、「12、3歳までに自分たちの国の神話を教えない民族は100年以内に必ず滅ぶ」と指摘しました。かつて江戸時代に西欧人が指摘した、日本の強さの中心にある、武士道の精神と皇室と神道を否定する教育が戦後70年近く行われてきました。結果として、今亡国の危機を迎えています。
崖っぷち寸前ですが今ならまだ間に合います。日本と日本人の素晴らしさを自覚し誇りをもった国民が少しづつですが、目覚めています。
江戸時代まで地上の天国であると西欧人にも中国人にも絶賛された世界で唯一である、日本文明のすばらしさにつて自覚することこそが、武士道精神を発揮し、神代より続く奇跡の日本文明を再建する鍵であると信じてやまないのです。
冒頭の画像は伊勢神宮です。
トインビーは伊勢神宮に参拝したときに、
「私は、ここ、聖地にあって、全ての宗教の根源的統一性を感じます」と書いています。神道の精神こそ、宗教的な対立を解決すると喝破したのです。
フランスの作家、オリヴィエ・ジェマントマは「神道なくして日本はない、と。そして、秘めたる自然の精髄をさししめすその表しかたからして、神道は、来るべき世紀に、枢要欠くべからざる役割を演ずるに至るであろう。なぜなら、そのとき、ついに人間は、自然とのコミュニオン(合一)なくしては生きられないと悟であろうから、と。」と述べています。
神道の中心に天皇陛下がいることは、紛れもない事実です。連合国が仕掛けたマインドコントロールから覚醒し、我々のルーツである一国一文明の國「日本」に目を開き誇りを取戻して頂きたいと願うものです。