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空自1高群が朝霞でPAC3機動展開訓練
北朝鮮のミサイル発射受け
(2017年6月21日)
2017年6月30日更新
入間基地から朝霞駐屯地にPAC3ミサイル・システムの一式を展開、ランチャーを迅速に立ち上げる4高射隊の隊員(6月21日、朝霞駐屯地グラウンドで)
ミサイル防衛の任務に就く空自は北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイルの発射を踏まえ、地対空誘導弾ペトリオットPAC3の機動展開訓練を6月15日から開始した。
訓練はPAC3のシステムを迅速かつ円滑に展開できるよう、器材の布置や人員の移動、展開手順などの習熟度の確認を目的として、全国で順次行われている。
このうち1高群4高隊(入間)の機動展開訓練が6月21日、陸自朝霞駐屯地で報道公開された。午前6時ごろ、4高隊の・・・
防衛関連ニュース
海自幹部学校に未来戦研究所 客員研究員15人を招へい
(2017年6月1日)
2017年6月30日更新
海自幹部学校に新設された「未来戦研究所」の看板を掲げる所長の畠野副校長(右)と専従研究員の岩波1佐=6月1日、目黒基地で
【海幹校=目黒】海自幹部学校(学校長・大塚海夫海将)は6月1日、校内に新たに「未来戦研究所」(所長・畠野俊一副校長)を組織し、開所式を行った。
同研究所では幹校職員のほか、防衛産業から人工知能(AI)や無人機の専門家など15人を客員研究員として招へいしている。
開所式では、大塚学校長が所員に未来戦研究の意義を説明、客員研究員に対しては今後の協力を求めて招へい状を手渡した。
同所では、まず1年かけて「未来の海上自衛隊の無人システムの装備体系」について研究し、長期的には研究成果を・・・
防衛関連ニュース
自衛隊空手目指せ!東京五輪
自衛隊体育学校で「集合訓練」始まる
(2017年6月16日)
2017年6月30日更新
東京五輪を目指して体校1教育課で始動した「空手集合訓練」で、気合を込めて構える指導部教官・助教と9選手(6月16日、体校で)
2020年東京五輪で初めて採用される空手競技。同競技への出場、成果獲得を目指し6月16日、各部隊から男女9人の精鋭が集まって自衛隊体育学校(朝霞)で「空手集合訓練」が始まった。
各部隊から精鋭9人
「セイッ」――。体校武道場に裂帛の気合が響いていた。同校第1教育課隷下に「空手班」が発足し、その基幹要員集合訓練で攻撃を中心とした組手練習が行われていた。
集合訓練に参加しているのは金子潤基3陸曹(普教連)をはじめとする9人(男子6人、女子3人)で、いずれも全国高校総体などで活躍。全自大会(6月、東京)の組手個人戦で優勝した選手もいる。
山中敏弘体育学校長を訓練担任官、藤田周三第1教育課長を訓練実施担任官とし、空手班長(訓練隊長)の山内一光3陸佐、監督の浦上直人陸曹長ら3人が指導に当たる。第2教育課やスポーツ科学科など体校各課のサポートを受け、強化に努める。
全日本空手道連盟の組手の強化選手(ナショナルチーム、平成29年度は男女51人)に指定されることが五輪に出場するための前提。そのためには・・・
防衛関連ニュース
宇宙飛行士の山崎直子さん 防衛省で「環境」講演
(2017年6月23日)
2017年6月30日更新
講演終了後、ステージを降り聴講者の質問に答える山崎さん(左)=6月23日、防衛省講堂で
防衛省環境月間のイベントで宇宙飛行士の山崎直子さんによる「宇宙から見た地球環境」と題した講演会が6月23日、防衛省講堂で行われ、隊員・職員約300人が聴講した。
山崎さんは千葉県松戸市生まれで父は空挺団に勤務していた元陸上自衛官(元1佐)。東大航空宇宙工学専攻修士課程を修了後、NASDA(現JAXA)に勤務。2010年4月、国際宇宙ステーション(ISS)での15日間のミッションに参加した。
講演では北海道・真駒内に住んでいた幼少時に、「星がきれいだった」ことが宇宙飛行士を志した原体験になったと語った。
スペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げ、・・・
防衛関連ニュース
訓練中に戦車横転 車長の2陸曹死亡 北海道
(2017年6月21日)
2017年6月30日更新
北海道大演習場千歳・恵庭地区で6月21日、訓練を行っていた陸自7師団73戦連(南恵庭)の90式戦車が横転し、車長の小島政貴2曹(38)が地面と戦車の間に挟まれて心肺停止となり、搬送された病院で死亡が確認された。同乗していた他の隊員3人にけがはなかった。
陸自北方総監部によると、事故が起きたのは戦車約20両が二手に分かれて攻撃や防御の戦術を競う対抗訓練の最中で、当該戦車は部隊主力を掩(えん)護する前衛小隊として前進していた際に横転したという。
「痛恨の極み」岡部陸幕長
岡部陸幕長は22日の記者会見で「大切な隊員を亡くしたことは痛恨の極み。速やかに調査を行って原因を究明し、再発防止に努めていきたい」と述べた。