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「いずも」「さざなみ」ベトナムに寄港
PP2017に参加
(2017年5月20日~25日)
2017年6月5日更新
ベトナム南部のカムランに寄港し、歓迎セレモニーに参加した1護群司令の伍賀将補(中央左)ら=5月20日、カムランで
米太平洋軍主催の医療・文化活動「パシフィック・パートナーシップ(PP)2017」に参加するため、海自の護衛艦「いずも」と「さざなみ」(派遣部隊指揮官・伍賀祥裕将補=1護群司令=以下隊員約700人)は5月20日から25日まで、ベトナム南部のカムランに寄港した。
両艦の乗員らはPPで「捜索救助に関するセミナー」に参加したほか、米海軍、米海兵隊員らと共に「・・・
防衛関連ニュース
海自73航空隊 まぐろ漁船、客船「飛鳥Ⅱ」から
負傷者・急病人を緊急空輸
(2017年5月10日、18日)
2017年6月5日更新
痛みに苦しむ男性乗客を抱きかかえて、客船「飛鳥Ⅱ」甲板からホイストで機内へと収容する73空機上救護員の星良彦2曹(左)=5月18日、伊豆諸島新島沖で
【73空=館山】航空救難を主任務とする海自73航空隊(司令・田上啓介1海佐)は5月10日、小笠原諸島硫黄島北東の太平洋上でマグロはえ縄漁船の負傷者を、また同18日には、伊豆諸島新島沖で客船の急病患者をそれぞれ緊急空輸した。
強風の中、ホイストでヘリに 訓練の成果を発揮
小笠原諸島硫黄島の北東約330キロの太平洋上で5月10日、マグロはえ縄漁船「第8勝栄丸」の男性乗員(20)が5メートルの高さから転落。全身を強打し内臓損傷の疑いのため、海上保安庁に救助を求めた。
同日午前10時10分、第3管区海上保安本部長から海自航空集団司令官(厚木)に災害派遣が要請され、73空硫黄島航空分遣隊のUH60J多用途ヘリ1機が現場に急行。漁船から負傷者を収容し、硫黄島航空基地で待機していた海保機に患者を引き渡した。男性は同機で羽田まで搬送された。
一方、5月18日には伊豆諸島新島沖を航行中の客船「飛鳥Ⅱ」の船内で、・・・
防衛関連ニュース
情報本部創立20周年 防衛省で記念式典
軍事情報を収集・分析
(2017年3月15日)
2017年6月5日更新
稲田防衛相ら防衛省・自衛隊の高級幹部を迎えて開かれた20周年記念式典で式辞を述べる宮川本部長(壇上中央)=3月15日、防衛省で
【情本】情報本部(本部長・宮川正空将)は3月15日、防衛省講堂で創立20周年を祝う記念式典を開いた。
情報本部は軍事情報の収集・分析を行う防衛省の中央情報機関として、警戒監視活動によって入手する情報、画像情報、電波情報など各種の軍事情報を収集し、総合的な分析・評価を加えた上で省内外の各機関等に情報を提供している。
記念式典には稲田防衛相、若宮副大臣、宮澤・小林両政務官、黒江事務次官、河野統幕長をはじめ各幕僚長らを来賓に迎え、宮川本部長以下約400人の情報本部職員が出席した。
宮川本部長は式辞で、・・・
防衛関連ニュース
海賊対処26次隊「きりさめ」
東南アジア海軍と帰国前に親善訓練
(2017年5月12日~23日)
2017年6月5日更新
比海軍副司令官のラファエル・マリアーノ少将(右)を表敬する水上部隊26次隊司令の小林知典1佐(5月21日、フィリピンのマニラで)
ソマリア沖・アデン湾での海賊対処任務に当たっていた海自水上部隊26次隊の護衛艦「きりさめ」が5月28日、約半年間の任務を終えて佐世保基地に帰国した。
この帰国途中、同艦は5月12日から同23日にかけ、マレーシア、ブルネイ、フィリピンの各海軍艦艇と親善訓練を行った。
12日にはマラッカ海峡に面するマレーシア西部のペナン島沖で同国のフリゲート「ジェバット」(2200トン)と海上衝突回避規範(CUES)に・・・
防衛関連ニュース
海賊対処航空隊27次隊に交代
(2017年5月11日)
2017年6月5日更新
【統幕】東アフリカのジブチを拠点に、ソマリア沖・アデン湾の海賊対処任務に当たっている海自の派遣航空隊は5月11日、26次隊から27次隊に交代した。
27次隊は5空群(那覇)の長尾英樹2佐(52飛行隊長)を指揮官に、P3C哨戒機2機と隊員約60人で編成。ジブチの基地警備に当たる同支援隊7次隊(指揮官・佐藤和之1陸佐以下43普連=都城=基幹の陸海自隊員約110人)と共に活動に当たっている。
一方、5月15日に鹿屋基地に帰国した26次隊(同・三澤一仁2佐以下1空群=鹿屋=基幹の約60人)は今年2月から約3カ月の派遣期間中、任務飛行63回、飛行時間約500時間、確認船舶数4987隻の実積を残した。
現地では共に任務に当たる各国軍と切れ目のない海賊対処行動の遂行に当たったほか、交流行事で和太鼓を披露するなど、日本文化の広報にも努めた。