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日印防衛相会談「マラバール」訓練など推進
(2017年5月8日)
2017年5月19日更新
稲田防衛相(左)のエスコートを受け、紺の新儀仗服を着た特別儀仗隊を巡閲するインドのジャイトリー国防相(5月8日、防衛省で)
稲田防衛相は5月8日、来日したインドのアルン・ジャイトリー国防相と防衛省で会談し、日印が「特別な戦略的グローバル・パートナーシップ」に基づき、防衛協力・交流をさらに強化していくことで一致した。特に、日米印3カ国による海上共同訓練「マラバール」をはじめ、陸海空軍種間における共同訓練や部隊間交流を積極的に推進していく方針を確認するとともに、海自のUS2救難飛行艇のインドへの輸出を含めた防衛装備・技術協力についても議論を加速化させることで合意した。
日印防衛相会談の開催は、昨年7月に中谷大臣(当時)が訪印した際に開かれて以来約10カ月ぶり。インド国防相の来日は2015年3月以来、約2年ぶりとなった。
ジャイトリー国防相は財務相と企業相を兼務しており、5月4日から7日まで横浜市で開かれたアジア開発銀行(ADB)の年次総会に出席するため来日したのを機に防衛相会談が行われた。
会談で稲田大臣は「日印は、価値観と戦略的利益を共有する『特別な戦略的グローバル・パートナー』として、ハイレベルから部隊間まで幅広い分野で防衛協力・交流が進展してきており、歓迎したい」と述べた。
これに対し、ジャイトリー国防相は「・・・
防衛関連ニュース
防衛相・海洋相会談 インドネシアと海洋安保で協力
(2017年4月14日)
2017年5月19日更新
海洋安全保障分野での協力強化で一致し、笑顔で握手する稲田防衛相(右)とインドネシアのスシ海洋・水産相(4月14日、防衛省で)
稲田防衛相は4月14日、来日したインドネシアのスシ・プジアストゥティ海洋・水産相と防衛省で会談し、両国が海洋安全保障分野でさらに協力を強化していくことで一致した。
会談の冒頭、稲田大臣は「インドネシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)の大国であり、日本とは長い歴史のある戦略的パートナーだ。共に海洋国家として地域の海洋安全保障のために緊密な連携をしていきたい」と呼び掛けた。
これに対し、スシ大臣は「・・・
防衛関連ニュース
平成28年度自衛隊の災害派遣実績
2017年5月19日更新
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統合幕僚監部は4月21日、3自衛隊の平成28年度災害派遣と不発弾処理の実積を発表した。
28年度の災派件数は516件(前年度541件)で、このうち「急患輸送」が409件(同419件)と最多で、以下「消火支援」が57件(同61件)、「捜索救助」が25件(同22件)、「風水害・地震」など11件(同13件)、その他が14件(同26件)となっている。
熊本地震81万4千人 鳥インフル1万4千人
3自の派遣人員は延べ約85万人で、昨年4月に発生した「熊本地震」には全国から約81万4千人が投入され、全体の約96%を占めた。
熊本地震を除く派遣人員は3万3123人で、27年度には災派要請がなかった「高病原性鳥インフルエンザ」が、・・・
防衛関連ニュース
平成28年度自衛隊の災害派遣と不発弾等処理実績
2017年5月19日更新
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・・・他
災害派遣 熊本地震や鳥インフル516件に85万人出動
統幕が4月21日に発表した災害派遣実績によると、平成28年度に自衛隊が実施した災派件数は516件で、前年度より25件減少したものの、例年並みの500件超で推移した(グラフ1)。
派遣人員は約85万人で、大規模災派は、昨年4月に発生した「熊本地震」に約81万4000人を投入。次いで「高病原性鳥インフルエンザ」が約1万4700人、8月の台風10号による「北海道・岩手の大雨災害」が約6100人だった(グラフ2)。
本震で震度7(マグニチュード7.3)を観測した「熊本地震」で自衛隊は、本震発災から3時間半で陸海空3自衛隊による統合任務部隊(JTF)を編成、最大約2万6千人態勢で対応した。
全国から派遣された各部隊は47日間にわたり、人命救助、行方不明者の捜索、医療支援などのほか、即応予備自衛官を招集して被災者のニーズに応じたきめ細やかな生活支援を行った。
「高病原性鳥インフルエンザ」は、11月29日に新潟県知事から陸自12旅団長(相馬原)に災害派遣が要請されて以降、北海道から宮崎県までの1道7県(計9件)からの要請を受け、感染が確認された鶏の殺処分や鶏舎の消毒などを実施した(表2)。
台風10号に伴う「北海道・岩手の大雨災害」への派遣では、・・・