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日本の国は戦争に負けて、その時から日本の歴史や伝統を否定し、子供に教えなくなりました。
そのために子供は昔のことは関係ないとか、おじいちゃんやおばあちゃんの話は古いとか言って聞かなくなりました。このため戦後の日本人の中には自分が日本人であるという自覚も、日本人の誇りのかけらも持っていない人が多いのかもしれません。こんな国は日本だけです。
日本人の誇りとは、祖先が代々伝えてきた、素晴らしい真実の人生を歩んできた民族であることです。自分の我欲ではなく、神さまはじめ、周囲の人々を幸せにすることによって自分も幸せになるという知恵を持っていたことです。
世界の歴史を見ればわかるように、その国の歴史と民族の誇りを失った国は必ず滅びます。
このままでは日本の国は滅亡の道をたどっていると思うのです。
以下、今の日本を警世する、春日大社宮司の故・葉室昭さんの著書『神道と日本人』より一部掲載いたします。
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日本を滅ぼす原因なんですが、アメリカの真似をしていることなんです。
夫婦とか親子は全部別々に生活をして、それぞれの生活をエンジョイするという核家族ということをアメリカがやったわけでしょう。それはアメリカの事情にはぴったり合っていたのでしょうが、それを日本も真似して、舅、姑とは一緒に住まないということをやってきた。
両親からは生活の知恵は伝わるんだけれども、歴史はおじいさん、おばあさんからでないと伝わらないんですね。両親は生活の知恵を子供に与える。ところが歴史は人生経験の長いおじいさん、おばあさんが、昔話やちょっとした話から子供に伝えているわけです。歴史を知らなければ、真実の生きる知恵が伝わらないのです。年寄りと一緒に住んでいた昔はうまい具合に家族が出来ていたわけですね。
なぜ、おじいさん、おばあさんと一緒にみんなで大家族に住むようになったのか。これはちゃんとした理由があって成り立っていたシステムなのに、日本は戦後、それまでの歴史というものを全部否定して捨てたのでしょう。そして現在だけの知識だけでやるから間違えてしまったんですね。
核家族社会、一人一人にそれぞれの生活があるなどと言って、それまでの生活習慣を切り捨てて、全ての命が伝わらなくなってしまったわけです。しかも今の両親は、伝えるはずの生活の知恵も持っていないでしょう。
子供の教育は先生だけでは無理があります。おじいさん、おばあさんから、子供に日本の歴史を教え伝えた。そうすると、子供に日本の生命が蘇り、やがて、藩や国の生命力が戻ってきた。
これは昔の人がやってきたことです。やはり年寄りと一緒にいなければ、子供の教育はできないということが分かってくるように思います。
どのようにして生きたらいいかという生きる知恵は、頭だけで考えた今の知識ではわかりません。
過去の歴史を見て、それまでの経験を知ると、その結果、現在どうやって生きたらいいかという知恵が湧いてくる。その生きる知恵はすなわち生命だから、生命が蘇ってくるということでしょう。けれど歴史を捨てたから、そこから受け継がれるはずの生きる知恵が出てこないわけです。
ですから歴史を捨てた国というのは滅びるんです。
神さまはどうしてこんなに日本人をばかになさったのか。これも何か意味があると思うんです。
生半可なことでは気づかないから、落すところまで落とそうと神さまは考えられたのではないかと思います。平気で親が子供を殺したり、捨てたりしているでしょう。こんなことを動物がやりますか。
どんな動物でも一生懸命に母親は育てようとしているでしょう。それを産みっぱなしで捨てるのがいる。動物以下です。
子供の数が減るというのは、親たちの意思で減っているように思っていますが違うんです。
子供を減らしているのは女の人が産みたくないからとか、男の人が子供を欲しくないからというのとは違います。自然が減らしているんです。
自然にはアポトーシスという厳然たる規則があります。どういうことかというと、不必要なものは消えるということです。そのアポトーシスという厳然たる規則があるからこそ、今の宇宙が成り立ってきたんです。
我々が新陳代謝をして、今のこういう瞬間でも何千万個という細胞が古い細胞から新しい細胞に変わっている。その時に全部がいい細胞に変わってくれればいいけれども、「我」があるからそうはいかないんです。がん細胞も毎日出来ているんです。それでもガンにならないのは、ありがたいことに、アポトーシスというものがあるから、いらないがん細胞を消してくれる。
日本人は必要ではない。自然が生物を滅ぼすにはどうしたらいいか。子供をつくらせない。
すると、百パーセント消える。自然というのは何パーセント滅ぼすなんていうことはしないんです。消すときは百パーセントです。ですから、今の女の人が子供を産まないというのではない。自然が日本人は必要ないから子供をつくらせないようにしているわけです。それに気づいていないんです。
神さまがお前はいらないというでしょう。そうすると、頭の中に子供を産みたくない、結婚したくないという発想が出てくる。自分が考えたのではないんです。それを自分自身の意思で、自分の生活が大事だから、結婚してご主人のご飯を作ったり洗濯したりするのはまっぴらごめんだ、子供は産みたくないと考えていると思い込んでいますが、違います。これは神様がお前はいらないと言っているんじゃないですか。自然があなたは必要ないと言っている。あなたは地球にいてもらったら困る。だから必要でないものは消すわけです。それがわからないんです。
自然というのは、滅ぼすときには天変地異のようなもので滅ぼすような生易しいことはしません。子供を産ませない。今絶滅の危機に瀕している動物がたくさんいます。あれは何で滅びるか。みんな子供をつくれないからでしょう。子供が生まれないんですから、大人が死んだらそれで終わりです。
だから自然のシステムを見なさいというわけです。我々は自然に生かされている。つまり自然をばかにしたらいけない。自然の中に見えている神さまの意志をばかにするなんていうのはとんでもない話でしょう。
子育てというのは苦しいものではない。楽しいものですね。これは女性だけに与えられた特権です。
本来、女性というのは子供を産み育てる。男女平等とか、そんなことではありません。
女の人が子供を産むのと男が働くのは差別ではないんです。当たり前のようですが、女性は子供を産み育てるようにつくられている。これが女性の特権、本来の姿です。それを全部除いてしまったら、女の人は最後に後悔するに決まっています。家庭を守って、立派な子供を育てるということが、人類の進化になるのです。世の中をよくするというのは、まず一番に立派な子供を育てるということです。
一人一人の人間が立派にならないで、どうして国がよくなるんですか。
こんな簡単な理屈にどうして目を向けないのか理解に苦しみます。・・・
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