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盧 武鉉(ノ・ムヒョン)の自殺と北の暴発

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2009/5/25(月) 午後 9:15最近の記事練習用  Yahoo!ブックマークに登録
 

        (地元の穀倉地帯?)
 
 御来訪感謝申し上げます。

 今日は仕事モード開始の月曜日なのですが、まるで「仕事している場合じゃないよ!」というように大きなニュースが飛び込んで来ました。

 ご承知のように、北朝鮮の「核実験」とそれに続く小型ミサイルの連続発射の話題であります。

 なぜ、今頃急に?とお思いになった方が多いと思います。

 国際社会もその真意を諮れずにいるような報道が多いのですが、魑魅魍魎とした外交舞台ですから、裏の裏のそのまた裏の事情もあるのでは?と疑い深い中年オヤジの不肖敬天愛人は斜めから見ています。
 実際、北朝鮮の後見人のシナとロシアの動きが見えて来ていません。

 今日の記事はまず、韓国前大統領の盧 武鉉(ノ・ムヒョン)氏の遺書を読んで、敬天が感じた事から始めたいと思います。

 以下、前大統領の遺書全文を引用します。 
 
 
非常に多くの人に面倒をかけた。

 わたしにより多くの人々が受けた苦痛は非常に大きい。この先、受ける苦痛も察することができない。

 余生も他人に荷物となることしかない。

 健康状態が良くなく、何もできない。本を読むことも、文字を書くこともできない。

 あまり悲しむな。生と死はすべて自然のひとかけらではないか。

 申し訳なく思うな。だれも恨むな。運命だ。

 火葬してほしい。そして家の近くにごく小さい碑石をひとつだけ残せ。

 昔から考えていたことだ。   (太字は敬天註)
 
 

 これが、前大統領のパソコンに打ち込まれていた「遺書」の全文でありますが、私は、引用太字の部分「火葬してほしい」に着目しました。

 韓国通の方ならお分かりのように、人が亡くなった場合、韓国では日本のような火葬ではなく土葬する習慣が一般的であります。

 日本とは違って死者の「魂」や「輪廻転生」・「死後の世界」という形のないものを一切信じず、現世での形に固執するため生前の姿そのまま弔う風習が厳然と続いています。

 これは韓国だけでなくシナも同様であり、専門家に言わせると「原始的な宗教習俗」がそのまま残存している現れではないかということであります。

 つまり、「土葬」が当たり前の風土に於いて「火葬してほしい」とわざわざ遺言に残した背景が気になったのであります。
 遺書にもあるように「火葬してほしい。そして家の近くにごく小さい碑石をひとつだけ残せ」と家族に厳命しています。

 以前、特に韓国に関する情報知識を得るために資料等を見ていて、驚愕したのは「墓暴き」でした。
 通常の日本人では理解不能なことなのですが、韓国では死者の生前の所業に対し怒りや憎しみを抱いている輩が永遠の眠りについた死者の墓を暴き、遺体を毀損する悪行を平気で行うのであります。

 おそらくプライドの高い前大統領は自分の死後、次々に明らかにされるであろう自分の所業に怒った人々に死んで尚、辱めを受けることに堪えられなかったと想像致します。
 そして、自分の葬られた場所を近親者だけに分かるように、目立たなぬようにひっそりと供養してもらいたいという思いからの遺書であったと思います。

 そこには、左派の人間として金大中から引き継いだ「太陽政策」を推し進めるにあたっての一般国民には知られたくない部分もいずれ明らかになり、総括されるであろうという覚悟があったのだろうと推察するのであります。

 北と南に分かれてもいても、元は同族・同胞であります。
 日本で言えば、愛知県を境に東と西に国を分断したようなものであります。
 互いに血を分けた親戚・一族が存在しているのが、現実としての朝鮮半島でもあります。
 イデオロギーの差異などは「血のつながり」からすれば些細なことでもあります。
 おそらく、我々日本人では想像も付かない、同胞同士の「北と南のやり取り」があったのだと思います。
 
 前任者の金大中が金を使ってノーベル平和賞を得て、韓国で初めてのノーベル賞受賞者として韓国人の誇りの象徴の立場で自らの生命を永らえることを確立しました。

 そのあとを引き継いだ盧 武鉉は、金大中のような狡猾さは持ちえず、純粋無垢な左派政治家として戦略・戦術を持たない丸裸で北の将軍様に篭絡されたのでしょう。
 北の将軍様にとっては、これほど無い南における忠実な部下を得たのに失脚し、盧 武鉉が自殺したことにより、「死人に口無し」でさらには前政権時の南北の間の様々な密約まで晒される懸念に危機感を持って、絶望的ともいえる心情を吐露した行動に出たと考えます。

 盧 武鉉の自殺によって被った北の痛手は相当なものであると想像したのであります。

 当初、前大統領の死を知った時、北の工作員による口止めと勘繰ったのですが、自分なりにその後の北朝鮮の反応や動きを見ると、金正日と盧 武鉉の間にあった思惑による策略が、現政権が成立することによって無残に打ち砕かれたのではないか?と想像するものであります。

 今日一日の動きを見ても、北は盧 武鉉というかけがえのない同志を失って相当追い詰められているのではないかと勘繰っているのであります。

 その追い詰められた事由は何か?が重要ポイントです。

 今日の記事はあくまで、敬天愛人の下衆の勘繰りであります。
 事情通の皆様の御意見もいただければと存じます。
 

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