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[転載]残念・・・。STAP細胞、論文撤回か。

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残念・・・。
STAP細胞論文の撤回が検討されているという。
今日は、理化学研究所(理研) の中間報告があった。

理研の見解については以下のとおり。
またIPS細胞でノーベル賞をとられた山中教授と
評論家の武田邦彦氏のコメントも 下記に続き追記する。




【STAP細胞・理研会見】

博士論文の画像流用認める 不正行為か「さらに調査」 調査委中間報告
2014.3.14 16:03  
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140314/scn14031416050007-n1.htm

理化学研究所などが発表した新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文に不自然な点がある問題で、理研は14日、調査委員会の中間報告を発表した。実験結果を示す重要な画像が、筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダーが早稲田大に提出した3年前の博士論文の画像と同一と判断し、流用を事実上認定。小保方氏らは論文撤回の検討と謝罪を文書で表明した。

 小保方氏らは1月末、STAP細胞の論文を英科学誌ネイチャーに発表。新たな万能細胞として世界的に注目されたが、信頼性が疑われる事態となり、論文は撤回される公算が大きくなった。
撤回されると、研究成果は白紙に戻る。


小保方氏、笹井芳樹理研発生・再生科学総合研究センター副センター長ら3人は連名で「論文の不備について多方面からご指摘をいただいていることを真摯(しんし)に受け止め、混乱をもたらしていることについて心よりおわび申し上げます」などとする文書を出した。

小保方氏は博士論文からの画像流用について「間違えた」と話しているという。論文撤回については「所外の共著者と連絡を取り検討している」とした。

流用とされたのはSTAP細胞の万能性を示す画像4枚。実験条件が異なる小保方氏の博士論文の画像と同一と認定した。小保方、笹井両氏は2月20日、調査委に画像を取り換えたいと申告した際、これが博士論文の画像であることは伝えていなかった。不正行為かどうかはさらに調査する。
(中略)
調査委は、DNAを調べる実験の画像に加工したような痕跡があることなど他の3項目を含め調査を継続する。STAP細胞から作製したとする2つの胎盤の画像が酷似している点については、悪意があったとは認定できず、不正ではないとした。

STAP論文は2本で構成され、共著者は日米の計14人。米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授は撤回に難色を示しているという。ネイチャー誌の規定によると、論文撤回は原則として共著者全員の同意が必要。全員が同意しなくても、同誌の判断で削除される場合もある。
(後略)


IPS細胞の 京都大学 山中教授のコメントは
以下のとおり。

【STAP細胞】

京大の山中教授がコメント「残念」
 STAP細胞の論文問題で理化学研究所(理研)が中間報告を公表したことについて、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の生みの親で京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授は14日、「研究論文などに複数の疑義が生じていることを残念に思う」とするコメントを発表した。

 山中教授は、理研の調査が進められている段階のため、最終的な調査結果の発表まで詳しいコメントは差し控えるとし、「今後も着実にiPS細胞技術の医学応用を実現すべく、適切な研究活動と成果の発信に努める」とした。

ShinyaYamanaka_02
http://blog.livedoor.jp/dutdut/archives/18732442.html



なお、2月12日時点での 山中教授のコメントは以下のとおり。
iPS細胞とSTAP幹細胞について、どのように異なるのか、
今回の発見が、生成についてどのような問題点と困難があるのか
がわかりやすく解説されている。


参考資料1 2月12日段階 山中教授コメント

京都大学 ips細胞研究所ホームページより

iPS細胞とSTAP幹細胞に関する考察

https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/other/140212-194926.html



STAP細胞について、今回大騒ぎになっているが、この細胞の生成について
下記のサイトでわかりやすく解説されている。
・STAP細胞は再現性がよくなかった点
・もともと生成に条件がある点
・生成が可能な部位(臓器)に限定がある点



参考資料1 


STAP細胞と細胞分裂 (原理・再現性)


http://openblog.meblog.biz/article/21158242.html


最後に2つ。
今回の件で論文撤回を提案された 若山照彦山梨大教授と
評論家の武田邦彦氏。

STAP細胞 「信じてやってきたので悲しい」 若山照彦山梨大教授の一問一答

2014.3.10  産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140310/wlf14031023380019-n1.htm

 10日、取材に応じた若山照彦山梨大教授との一問一答は次の通り。

--撤回を呼びかけたきっかけは
 「STAP細胞の論文に(小保方晴子氏の)博士論文の画像が転用されている可能性があることが分かり、信用できなくなった」

--致命的な問題か
 「論文の根幹となる写真なのでショックだ」

 --自身は研究でどういう役割を果たしたのか
 「小保方さんから渡されたSTAP細胞を使い、マウスを誕生させた。
(論文になった研究では)STAP細胞の作製にはかかわっていない」


--自身では作ってみなかったのか。
 「昨年2月くらいに、小保方氏に横についてもらって作り方を教わり、
1回だけ成功した


--今回のことをどう受け止めた
 「信じてやってきたので悲しい」

武田邦彦氏によるSTAP論文問題の
びっくり解説
  「20ページはだれが書いても同じ文章になる」
http://d.hatena.ne.jp/benitomoro33/20140313

前略  
(石井)
でも、ちゃんとやったほうがいいと…あと、博士論文の文章がコピペじゃないかと。

(武田)
全然いいんですよ。第一、こんなことを持ち出すなと。人間は過去までほじくり返したら、色んなことがあるよ。

あと、これ著作権がないんですよ。その人の創造物で著作権ができる。
ところが、ここは難しいんだけど、科学は事実を書く。
事実は誰が書いても同じなんですよ。「昨日、名古屋は晴れだった。」それは誰でも書けるんです
だから、彼女の論文の20ページが同じとかいうあれは、世界中の誰が書いても同じ文章になる。アメリカ人が書いたのを持ってきたほうが、下手な日英語でくよりいいんです。


それから、引用と書かなくてもいいの。何故かといったら、我々科学者ってのは、お金のためだけでもなく、利権のためでもないんです。自然現象を明らかにするためにやってる。所有権は明らかにした人にあるんじゃなくて、人類共通の財産。

中略
(石井)
長い目で見るべきだと言うことですね。
そして、論文の撤回が言われていますが、撤回すると研究結果がなかったことになる。書いた人は国際的なデータベースに記録が残ると。

(武田)
理研が取り下げるとか冗談じゃないですよ。あれは著者がやるもんなんです。論文というのはビジネスではありませんから、だから書いた本人がどう判断するかで、圧力なんてかけちゃいけない。

それとね、もし取り下げになっても、STAP細胞が本当だったらノーベル賞
もらうのは彼女です。


中略
(石井)
先生、じゃあ小保方さんが今やるべきことはなんなんですか?

(武田)
写真が違ってたら、眠たかったからと言えばいいんです(笑)

これを潰していったら、みんな学問が出来なくなっちゃう。
小保方さんは、出てこないほうがいい。一般的には「なんだお前は!」ってなるから。眠たかったからなんて言ったらね(笑)





若山教授は、インタビューで、自身で生成を成功したことに
ついて、明確にコメントされている。
生成は成功したのだろう。
あとは論文の問題である。


「論文が問題である」 と叩かれるのであれば、
問題のない論文を再提出すればよい。
STAP細胞が成功したなら、後発の人は
本当に最初に成功した人から奪わないでほしい。
それが、研究と科学の正義である。


success

「日本は、日本人が、日本の研究者をつぶす体質がある」
と思われてはならない。
当たらずとも遠からずではあるが。




転載元: successのブログ


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