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NHKに「NHK for school」というものがあります。
「子供達の学びや豊かな生活をサポートする」と言っています。この中で歴史教育の「戦争」について見てみます。(中学社会)
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厳しい経済危機の中で、日本は新しい土地や資源を求めて、中国東北部に満州国をつくりました。
さらに勢力範囲を広げようと、中国の都市を次々と占領し戦争になりました。日中戦争です。
この戦争は泥沼化しました。日本は英米の中国への補給路を断つなどのために、フランス領インドシナに進攻しました。こうした日本の動きを見て、アメリカは1941年8月、日本への石油の輸出を禁止します。
危機感を募らせた日本は12月8日、真珠湾攻撃に踏み切ります。太平洋戦争の始まりです。
日本は石油などの資源を求めて東南アジアや太平洋の島々に次々と進出して行きました。この時にスローガンとして掲げたのが、アジアの民族がともに繁栄しようとする大東亜共栄圏でした。・・・
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「厳しい経済危機の中で、日本は新しい土地や資源を求めて、中国東北部に満州国をつくりました」
これでは日本が満州に進出して国をつくったとしか思いません。この言い方は間違いです。たとえ中学の教育といえども、その経緯から教えていかなければ正しく理解できません。
1929年の世界恐慌により、アメリカではホ―リ・スムート法をつくり、アメリカの植民地以外は高関税をかけてブロック経済としたのです。この時の関税が最大800倍で2万品目もありました。これにより世界恐慌がさらに悪化しました。
1932年、オタワ会議で今度はイギリスがイギリスの植民地以外に高関税をかけました。当時、日本は材料を海外から仕入れて製品をつくる加工貿易が主であり、関税で原料が値上がりする分、売値を下げなければならなくなりました。この差額は日本の労働者が犠牲になり、低賃金や失業となったのです。日本で食べて行けなければ満州に目が向くようになりました。
この頃、日本は満州に権益を持っていました。それは日露戦争後に得た満州鉄道であり、満鉄から2キロ以内は付属地として、日本人が学校や病院などを建設していました。この時、張学良が満州を支配していましたが、彼らでは治安が維持できませんでした。共産匪賊などが日本人を襲撃して、子供たちも軍隊が付き添わなければ学校にも行けないようなひどい状況でした。日本人の商売は常に邪魔され、日本人にだけ高い税金をかけてきたりしてきたのです。
こういう状況で起きたのが1931年9月の柳条湖事件です。これは石原莞爾はじめ日本軍が起こして、このまま満州事変、満州国をつくったと教科書もマスコミもそのように報じますが、今ではこれを仕組んだのは日本軍ではない、といわれてきました。
満州国については日本軍がつくったのではなく、実際には満州事変1カ月もたたないうちに満州各地で独立を求める動きが活発におきました。遼寧地方治安維持委員会、吉林省臨時政府、東省特別区治安維持会、辺境保安総司令など、満州を独立させようという動きがシナ人によって起きていました。
特に満州で大きな影響力のあった于沖漢は、「満州には軍隊は不要で、ソ連侵攻や治安維持は日本軍にやってもらえばいい」と主張していました。これが独立国満州の青写真となったのです。
こういう経緯を見ても日本が満州国をつくったのではなく、傀儡にしていたのでもないのです。日本の支援と日本の軍事力で守ってもらうということで出来たのが満州国です。
こういう流れをきちんと教えてこそ学校教育へのサポート的役割と言えるのです。
結局、この歴史観はNHK自体の歴史認識を貫いています。学校の歴史教科書も間違いばかりですが、それをサポートするというNHKも間違った認識なのです。これでは間違った歴史認識の上塗りというものです。
NHKは「NHKワールド」もそうですが、余計なことは手を出さずに、籾井会長と百田・長谷川体制の下で大ナタを振るってもらい、日本反日協会から脱すること、それが出来ないならば解体することが日本の国益です。
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