今朝の産経新聞社説は実にいい事が書いてある。
「おおすみ」と釣り船の衝突事故以来、テレビ朝日、TBS、そしてどこよりもNHKが厳しく「おおすみ」側の責任を問うている。
それは違うのではないかと当ブログは筆を重ねたが、今朝の産経新聞も同じ視点に立った論調だったので、我が意を得たりとばかりにご紹介する。
事故の解明も始まっていないうちから海自艦を悪者に仕立てあげようとする反日メディアは明らかにひとつの意図を持って視聴者や国民を誘導しようとするものである。
海上の事故は陸上の事故とは違う。
交通規制も違う。
それを同一視して釣り船側の責任をNHKのように隠蔽しようとするのは間違っている。
国民のみなさまのNHKではなくて反自衛隊の国のみなさまのNHKであることが、今回の事件で更に明らかになった。
産経新聞社説(2014/1/18)
「おおすみ」事故 海の安全には何が必要か
また痛ましい海の事故が起きた。広島県大竹市沖の瀬戸内海で海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突し、釣り船の船長と乗客の2人が亡くなった。
海自艦の衝突事故は過去にも繰り返された。事故の再発を防ぐため、防衛省は海上保安庁の捜査に全面協力し、再発防止に全力を尽くしてほしい。同時にすべての船舶に海上交通のルールとマナーの徹底を求めたい。
「おおすみ」は全長178メートル、基準排水量8900トンで、衝突した釣り船は7・6メートル、約1トンだった。これだけ大きさに差のある船舶同士の衝突では、釣り船はひとたまりもなかったろう。
「おおすみ」は呉基地を、釣り船は広島市を出港し、ともに南向きに航行していた。2船が同方向に航行している場合、海上衝突予防法は「追越し船は、追い越される船舶を確実に追い越し、かつ、その船舶から十分に遠ざかるまでその船舶の進路を避けなければならない」として、追い越す側に衝突の回避を義務づけている。
「おおすみ」と釣り船のどちらが追い越す側にあったか、両船の航跡記録や関係者の証言を慎重に精査しなくてはならない。
また、いずれに回避義務があったとしても、両船に、衝突を防ぐため最大限の努力が必要だったことは当然である。
「おおすみ」は衝突前、汽笛を短く5回鳴らしたとの証言もある。予防法は「他の船舶が衝突を避けるために十分な動作をとっていることについて疑いがあるとき」は直ちに汽笛を短音で5回以上鳴らすことを求めている。「おおすみ」の警告が適切だったかどうかについても検証が必要だ。
予防法とは別に、海上で守るべき交通ルールもある。海保はホームページの東京湾航行案内に「巨大船は、操縦性能が悪い(すぐ曲がらない、すぐ止まれない)ので、これらの大型船には航路航行の優先権があります。小型船は、大型船の進路を妨げないようにしましょう」と記している。
同じページでは「海保からのお願い」として、ライフジャケットの常時着用も呼びかけている。釣り船の船長と乗客がせめて救命胴衣を着用していれば、最悪の事態は避けられたかもしれない。
日本は、四方を海に囲まれている。海と付き合うための基本を、皆で再確認したい。
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「おおすみ」と釣り船の衝突事故以来、テレビ朝日、TBS、そしてどこよりもNHKが厳しく「おおすみ」側の責任を問うている。
それは違うのではないかと当ブログは筆を重ねたが、今朝の産経新聞も同じ視点に立った論調だったので、我が意を得たりとばかりにご紹介する。
事故の解明も始まっていないうちから海自艦を悪者に仕立てあげようとする反日メディアは明らかにひとつの意図を持って視聴者や国民を誘導しようとするものである。
海上の事故は陸上の事故とは違う。
交通規制も違う。
それを同一視して釣り船側の責任をNHKのように隠蔽しようとするのは間違っている。
国民のみなさまのNHKではなくて反自衛隊の国のみなさまのNHKであることが、今回の事件で更に明らかになった。
産経新聞社説(2014/1/18)
「おおすみ」事故 海の安全には何が必要か
また痛ましい海の事故が起きた。広島県大竹市沖の瀬戸内海で海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突し、釣り船の船長と乗客の2人が亡くなった。
海自艦の衝突事故は過去にも繰り返された。事故の再発を防ぐため、防衛省は海上保安庁の捜査に全面協力し、再発防止に全力を尽くしてほしい。同時にすべての船舶に海上交通のルールとマナーの徹底を求めたい。
「おおすみ」は全長178メートル、基準排水量8900トンで、衝突した釣り船は7・6メートル、約1トンだった。これだけ大きさに差のある船舶同士の衝突では、釣り船はひとたまりもなかったろう。
「おおすみ」は呉基地を、釣り船は広島市を出港し、ともに南向きに航行していた。2船が同方向に航行している場合、海上衝突予防法は「追越し船は、追い越される船舶を確実に追い越し、かつ、その船舶から十分に遠ざかるまでその船舶の進路を避けなければならない」として、追い越す側に衝突の回避を義務づけている。
「おおすみ」と釣り船のどちらが追い越す側にあったか、両船の航跡記録や関係者の証言を慎重に精査しなくてはならない。
また、いずれに回避義務があったとしても、両船に、衝突を防ぐため最大限の努力が必要だったことは当然である。
「おおすみ」は衝突前、汽笛を短く5回鳴らしたとの証言もある。予防法は「他の船舶が衝突を避けるために十分な動作をとっていることについて疑いがあるとき」は直ちに汽笛を短音で5回以上鳴らすことを求めている。「おおすみ」の警告が適切だったかどうかについても検証が必要だ。
予防法とは別に、海上で守るべき交通ルールもある。海保はホームページの東京湾航行案内に「巨大船は、操縦性能が悪い(すぐ曲がらない、すぐ止まれない)ので、これらの大型船には航路航行の優先権があります。小型船は、大型船の進路を妨げないようにしましょう」と記している。
同じページでは「海保からのお願い」として、ライフジャケットの常時着用も呼びかけている。釣り船の船長と乗客がせめて救命胴衣を着用していれば、最悪の事態は避けられたかもしれない。
日本は、四方を海に囲まれている。海と付き合うための基本を、皆で再確認したい。
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