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改正電気事業法が成立しました。平成32年までに3段階で改革を進め、家庭でも自由に電力会社を選べ、電気料金引き下げを目指すそうです。電力事業の地域独占から競争を促進させるもので、それだけ聞けば競争して電気料金も安くなるのでいいことのように聞こえます。
しかし、現在、ほとんどの原発が停止して火力が全開で電力を賄っています。その国富は3兆円以上と言われています。電気料金が上がる要因であります。
高負担の火力だけに依存して、ホルムズ海峡やマラッカ海峡が何かの事情で封鎖されると日本の電力は止まってしまいます。そうした不安定な電力状態で電力不足となって競争まで促進すると電気料金はかえって上昇するのです。つまり電力を安定供給出来ない状態で競争だけを促進すると電気料金は上がるのです。かえって電力会社は原発を止めていた方がよいかもしれません。
イギリスやアメリカでは電力市場の自由化が進められていました。それは多数の事業者を参加させて競争を促せば電力料金が下がるだろうと思ったからです。しかし自由競争と淘汰で結局電力事業者の寡占化によりかえって電力料金が上がって失敗しました。
多少の競争は必要でしょう。しかし行き過ぎた競争は日本にはなじまないのです。建設業の談合叩きもそうですが、競争を促して、結果本当によくなったのでしょうか。安請負で多くの建設業者が廃業し、公共投資の需要が出てくると業者不足で、結果、安い金額では仕事を受けないので高い工事代になっているのです。タクシー業界も規制緩和して競争を促したために立ち行かなくなりました。
日本の社会には白人社会のように常に奪い合うようにして争う民族ではないのです。争いは好まないのが日本人なのです。
もともと日本人は農耕民族で水を互いに分け合っていた民族です。白人は水を互いに奪い合っていた民族です。分け合うという発想はないのです。その白人の競争原理、つまり新自由主義的な市場原理主義を持ち込んだために今の日本はおかしくなってしまったのです。日本らしさを失ってきたのです。もう、そろそろそういうことにも気づいていかなければ日本がどんどん破壊されていきます。
マスコミは競争すればいいように言います。それが公正であるように言います。話し合うことは悪のように言います。そう言われ出したのはここ最近です。日米構造協議、構造改革などです。しかし、日本という国は神話を読めば国譲りも含めて話し合いで決めていくのが日本の国柄なのです。
今、日本らしさを一層破壊しようとしているのがTPPです。これは農業とかそういうことの問題ではなく、日本的なものの破壊、つまり白人社会のようになっていくということです。保守の方々がTPPに反対しているのはそういうことです。気付いた方から日本の伝統、文化、国柄を守っていきましょう。
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