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【尖閣国有化1年。国境の島が危ない】中国に強奪されれば“世界の危機”尖閣から始まる占領の「ドミノ倒し」
2013.09.05
先日、世界的に有名な雑誌社の欧米人記者が石垣島に入り、「尖閣諸島問題について取材したい」と八重山日報を訪れた。私は中国公船が領海侵犯を繰り返している現状を説明したが、彼は「日中は、あんな小さな島のために戦争をするつもりなのか。共同開発した方がいいのではないか」と、いぶかしげに語った。
私は、他国がいかに尖閣問題に無知かを思い知らされ、絶句した。「尖閣問題は日本だけの問題ではない。世界の危機でもある」と力説するべきだった。
石垣島の一記者が世界情勢を語るべきではないだろうが、地元住民だからこそ見える光景もある。
日本最西端の島、与那国島(与那国町)は、尖閣との距離が約150キロで、石垣島と尖閣の距離(約170キロ)より近い。町防衛協会のメンバーは「尖閣を奪われると目の前まで中国の海になり、島は中国の軍艦や潜水艦に脅かされる」と危機感を募らせる。
中国が尖閣を支配すれば、軍はいつでも石垣島、与那国島を急襲できるようになる。となれば、米軍基地がある沖縄本島は、脇腹に刃を突き付けられたも同然。本島が陥落すれば次は本土がのみ込まれる。つまり尖閣を皮切りにした「ドミノ倒し」が始まるはずだ。
6月の米中首脳会談で、中国の習近平国家主席はオバマ米大統領に「太平洋には両国を受け入れる十分な空間がある」と述べ、太平洋進出への野心をあらわにした。
私は、他国がいかに尖閣問題に無知かを思い知らされ、絶句した。「尖閣問題は日本だけの問題ではない。世界の危機でもある」と力説するべきだった。
石垣島の一記者が世界情勢を語るべきではないだろうが、地元住民だからこそ見える光景もある。
日本最西端の島、与那国島(与那国町)は、尖閣との距離が約150キロで、石垣島と尖閣の距離(約170キロ)より近い。町防衛協会のメンバーは「尖閣を奪われると目の前まで中国の海になり、島は中国の軍艦や潜水艦に脅かされる」と危機感を募らせる。
中国が尖閣を支配すれば、軍はいつでも石垣島、与那国島を急襲できるようになる。となれば、米軍基地がある沖縄本島は、脇腹に刃を突き付けられたも同然。本島が陥落すれば次は本土がのみ込まれる。つまり尖閣を皮切りにした「ドミノ倒し」が始まるはずだ。
6月の米中首脳会談で、中国の習近平国家主席はオバマ米大統領に「太平洋には両国を受け入れる十分な空間がある」と述べ、太平洋進出への野心をあらわにした。
安倍晋三首相が7月に石垣島を訪問した際には、中国国営放送のアナウンサーが「(石垣島周辺は)中国海軍が太平洋に出るときの通り道だ」と、こともなげに言い放った。住民として、あまりの無神経さに仰天したものだ。
中国は日本を制圧すれば、太平洋に進出して米国と対決できる。中国の世界戦略がそのようなものである以上、中国にとって尖閣は、ただの「小さな島」であるはずがない。遠大な計画の第一歩なのだ。
尖閣が中国に奪われれば、世界の勢力図も変化せざるを得ない。果たして世界は、野心的な独裁国家がそこまで台頭することを容認できるのだろうか。日本は尖閣危機の実態を世界にもっと発信しなくてはならない。
沖縄で尖閣危機を訴えても「また右翼が中国脅威論で騒いでいる」と、なかなか相手にされず、時には後ろめたい気持ちにさえなる。それでもあえて叫び続けるのは、中国が本格的に動き出したとき、恐らく真っ先に標的にされるのが、石垣島に住む私たちだから、である。
■仲新城誠(なかあらしろ・まこと)
中国は日本を制圧すれば、太平洋に進出して米国と対決できる。中国の世界戦略がそのようなものである以上、中国にとって尖閣は、ただの「小さな島」であるはずがない。遠大な計画の第一歩なのだ。
尖閣が中国に奪われれば、世界の勢力図も変化せざるを得ない。果たして世界は、野心的な独裁国家がそこまで台頭することを容認できるのだろうか。日本は尖閣危機の実態を世界にもっと発信しなくてはならない。
沖縄で尖閣危機を訴えても「また右翼が中国脅威論で騒いでいる」と、なかなか相手にされず、時には後ろめたい気持ちにさえなる。それでもあえて叫び続けるのは、中国が本格的に動き出したとき、恐らく真っ先に標的にされるのが、石垣島に住む私たちだから、である。
■仲新城誠(なかあらしろ・まこと)
「>欧米人記者が(中略)「日中は、あんな小さな島のために戦争をするつもりなのか。共同開発した方がいいのではないか」 中国のことを何も知らないから、そう言う。合意したはずのガス田の共同開発もガン無視されているのだから、尖閣諸島の共同開発など冗談ではない。ましてやそれが日常的に他国の主権も無視。国際法も無視。常任理事国でありながら国連の決議にも違反する中国なのだから尚更です。」
「尖閣諸島を奪われると、日本の領土が盗まれた、だけでは終わりません。中国は、国際法上はいずれの国の「排他的経済水域(EEZ)」であっても航行の自由が認められているにも関わらず、自分は他国の軍艦の通行を認めないという姿勢をとっている。でも中国は他国のEEZを自由に通過する。勝手だ。もし新たに島々を中国のものにすれば、中国はそこを拠点として自国のEEZを思いのままに拡大し、国際法を無視して、外国船の締め出しや恫喝などをする可能性がありまくりです。シーレーンの不安定化は経済を直撃する。日本で使うエネルギーの90%以上が台湾周辺の海域を通過して、日本に到着している。日本近海から台湾周辺が安定しなければ、国民の生活はもとより、日本経済にも影響が出る。「日本船主協会」によると…。」
『日本の貿易:日本の貿易量はどれ位?』
輸出入を合わせた日本の貿易量は、年間9億トン以上。「この内99.7%を船」、残りを航空機が運んでいます。全世界の海上貿易量が約55億トンですから、日本1カ国だけで世界の貿易量の「6分の1」を占めていることになります。日本は、衣食住を支えるさまざまな物資や、原油などのエネルギー資源、鉄鉱石などの工業原料を約8億トンも輸入しています。また、輸入した原料を使って自動車などの優れた工業製品を輸出することで日本の経済が繁栄しています。四方を海で囲まれた日本は、「海運」なしでは成り立ちません。「海運」は、私たちの暮らしや産業を支える「縁の下の力持ち」です。『日本の暮らし:日本の暮らしは輸入に頼っている?』
日本人は暮らしの基礎物資の大部分を輸入に依存しています。「食」の分野では、味噌や醤油、豆腐の原料になる大豆、パンや麺類の原料としての小麦など、米を除く穀類のほとんどを輸入しています。また、魚介類や肉類、野菜や果物などの輸入もどんどん増えています。また、「衣」の原料となる綿花や羊毛もほぼ全てを輸入に依存し、「住」を支える木材も81%が輸入です。食料から衣類や木材まで、私たちの身近にあるものの多くが、実は外国産だったわけです。もちろん、こうした物資の殆どを運んでいるのが船。海運なしで私たち日本人の生活は成り立ちません。
「等々。他にも、「日本海運の現状(2013年2月)」で見てみますと…。」
『主要資源の対外依存度』
●わが国は、エネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し、衣食住の面で欠くことのできない多くの資源を輸入に頼っている。
●わが国海運は、こうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている。
注)「食料需給表」、「木材需給表」2010 年版、「エネルギー白書」2011 年版、「鉄鋼統計要覧」2012 年版による 2010 年の数値。
「中国は南シナ海と東シナ海の間に位置し、どうしても拠点として手に入れたい場所はどこかというと、それが尖閣諸島なのです。そして、日本の「海洋交通路(シーレーン)」も、ここに含まれている。「核ミサイル」を搭載した潜水艦を南シナ海に潜航させようとする。東シナ海では深さが不十分らしいです。ちなみに、海の深さで世界で一番深い海は、フイリピン沖のマリアナ海溝にある「チャレンジャー海淵」が世界で最も深く、日本の海上保安庁の測量船がこの水深を測りました。」
▲マリアナ海溝の位置。
「それに、中国の軍事戦略上、戦力展開の目標ラインであり、対米防衛線である、「第一列島線・第二列島線」もあるのですよね。つまり、尖閣諸島の防衛は日本の領土保全だけではなく、周辺諸国の平和と安定のためにも極めて重要なのでした。中国は「沖縄も中国の固有の領土!返還しろ!」などと奪う気が満々です。 >沖縄で尖閣危機を訴えても「また右翼が中国脅威論で騒いでいる」と、なかなか相手にされず…。 何故、右翼なのですか?当然のことなのに、誰ですか?このようなお花畑な人達は?尖閣諸島は中国に強奪されたら、もはや日本だけのことでは済まなくなりますよ?資源を「海運」に頼る日本にとっても、シーレーンは大切なのです。」
▲左が第一列島線、右が第二列島線。
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