米軍の旧基地「復活」か=スービックなど、中国にらむ―比
【マニラ時事】フィリピン・米両政府は、南シナ海への進出の動きを強める中国を念頭に、フィリピン国内での米軍の展開拡大を可能にする新たな軍事協定の協議を始めた。米軍の拠点には、南シナ海に展開しやすいルソン島のスービック旧米海軍基地やクラーク旧米空軍基地を想定しているとみられ、協定が締結されれば、中国を刺激するのは必至だ。
14日に両国の外務・国防の高官が参加してマニラで第1回協議が行われ、米軍部隊の巡回拡大や軍事施設の共同使用、装備の移転などを話し合った。部隊や装備の規模は明らかになっていない。今回を含めて少なくとも4回の協議を行い、協定を締結する。
協議入りに際し、フィリピンのデルロサリオ外相は「国家と国民の安全を守るため、あらゆる方法で同盟国に協力を呼び掛ける用意がある」と強調した。
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これは大朗報ですね。
中国封じ込めが大きく進展します。
かつてフィリピンにはクラーク空軍基地とスービック海軍基地という二つの大きい米軍基地がありました。
ところがピナツボ火山の大噴火の降灰で、米国はクラーク空軍基地を放棄。
またナションリズムの高まりによって、フィリピンは愚かなことにスービックの米海軍を追い出してしまいました。(沖縄と似てますね)
当初予想されたことですが、徐々に中国の勢力が南下を始めて、それでもスカボロー礁をモロに取りに来るとまでは考えてなかったでしょう。
スービックには跡地に中国系の企業が一杯進出してしまったと聞いています。
昔どおりに戻るかどうかは別として、軍事的空白域が出来ることが戦争の火種になることをフィリピンは身をもって実証してくれました。
7月末に安倍総理がフィリピンを訪問して巡視船の提供を表明しています。また、これとは別に米国沿岸警備隊の中古の巡視船が既にスービックに到着したというニュースもあります。
中国がずっと吠えていますが、注意すれば言い廻しが微妙に変化しています。突然あの毒ギョウザ事件も動きました。
中国と韓国は一緒くたに見てはいけません。
中国は日本を注意深く分析しています。かなりあせっているようです。