日本郵便:
海難事故で外国宛て郵便物が被害
毎日新聞 2013年06月18日 20時27分
日本郵政グループの日本郵便は18日、
インド洋で商船三井のコンテナ船が浸水し
自力航行できなくなった海難事故により、
積載されていた外国宛ての郵便物が
海に流されたり、水にぬれたりする被害が出た可能性があると発表した。
コンテナ船は現在漂流している。
被害を受けた可能性があるのは、
日本国内で5月中旬ごろに
イギリスやスペイン、ドイツなど欧州方面の29カ国宛てに船便で引き受けた郵便物。
書留郵便と小包に関しては被害状況を確認した上で、顧客に連絡して損害を賠償する。
問い合わせは
川崎東郵便局第1国際郵便部、
電話044(589)6708。(共同)

商船三井貨物船、船体真っ二つのまま漂流 インド洋浸水

商船三井の大型コンテナ船
(8万6千トン、バハマ船籍)が荒天のインド洋で浸水した事故で、コンテナ船は船体が前後真っ二つに破断し、コンテナを積んだまま漂流を始めた。
商船三井は引航の準備のため監視船を出発させ、コンテナの回収を急いでいる。
商船三井によると、現場はソマリアの東約1千キロで、船は約4千個のコンテナを積み、ほぼ満載状態だった。
20日午後6時(日本時間同日午後11時)現在、分離した前半分と後ろ半分は約150キロ離れ、いずれも東北東に流されている。
コンテナの大部分は船体に固定されているが、一部が流失した可能性があるという。日本郵便の外国向け郵便も積んでいた。
乗組員26人は全員救出されている。