メタンハイドレート商業化へ加速、中国にらみ態勢強化 政府が海洋基本計画
2013.4.26 12:50
政府は26日、今後5年間の海洋政策の新指針となる「海洋基本計画」を閣議決定した。次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」の商業化実現に向け2018年度をめどに技術整備すると打ち出すなど、海洋資源開発を加速させる方針を明記。関連する海洋産業の振興を成長戦略の軸に据える。中国船の領海侵入などを踏まえ、海洋の安全確保へ態勢強化を図ることも盛り込んだ。
安倍晋三首相は総合海洋政策本部の会合で「海洋資源開発の期待が高まっている一方、安全保障環境は一層厳しさを増している。政府一体となって海洋政策に取り組むことが重要だ」と強調した。計画では海底に眠るメタンハイドレートやレアアース(希土類)の埋蔵量を3年程度で調査。海洋での再生可能エネルギーの技術開発も推進する。具体的には福島県沖で世界最大級の浮体式洋上風力発電の実証研究を進め、15年度に経済性などを評価する。
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エネルギーの自給の方向へどんどん拍車がかかります。
まずは大量に採掘が可能であることを実証することが必要です。
採算性はその次。
中国の潜水艦の増勢が凄く、日本の対潜技術が遥かに優れてはいるものの、将来に数での劣勢は必ず到来します。
全てのタンカーを中東からの全航路を守るのは無理があります。
メタンハイドレートを採算度外視なら採掘できるという安心感を持つのが急務で、採算性の向上はじっくり研究すればいいのです。
さて産経の記事の末尾に書かれている浮体式風力発電について触れておきます。
風力発電はタダの風力を利用することから有望のように言われていますが、エネルギー効率が悪すぎ、景観を損ない、環境破壊。
・騒音と低周波が発生して周辺に動悸、めまい、 耳鳴りなど健康被害を起す。日本は人口密度が高く、 過疎で尚かつ風量が充分な平地は少ない。 山間部は設置がとても大変でこの為に高コスになる。
野鳥特に風に乗って飛ぶ鳥(貴重な保護種を含む)、 が衝突する。
野鳥特に風に乗って飛ぶ鳥(貴重な保護種を含む)、 が衝突する。
台風のような暴風が度々あり、( ただでさえ風を受け易くしているのだから)簡単に壊れる。 特に西日本では厳しい。
など、陸上では全く駄目です。
洋上風力発電には海底に固定する方式は既に実証試験中です。
浮体式というには文字通り、海にプカプカ浮かぶ物で、3方式のうちの
1つをイメージ的に示します。
左は五島沖に今年設置される小型試験機、右は計画されている出力2メガワットの実証機で、羽根の直径が80mです。
浮体式風力発電は私が注目する唯一の風力発電です。
詳細は近いうちに詳しく書きます。