※人気ブログランキング(政治部門)に参加しています。
まず下記クリックのご協力をお願い申し上げます。
http://blog.with2.net/in.php?687099
御来訪感謝申し上げます。
今朝、早朝に“敬天愛人”を騙る書き込みがあり、『田舎のオッサンが無い頭を絞って政治のブログを書いて来たが、さすがにPONKO、COFFEE,KONNO、博士の独り言、中韓を知りすぎた男などのように時事を取り上げた記事やデータを残す事は能力的に不可能なので、政治部門ランキングを止めます。・・・』という主旨のコメントがありました。
不肖敬天愛人はこのコメントを読んで、良くもまあ自分の無知蒙昧さを的確に掴んでいるなあ!と感心しきりだったのですが、もとより名前を挙げられた超一流人気ブロガーの方々には足元にも及ばない浅学菲才の田舎オヤジでありますので、勿論、返す言葉もありません。
しかしながら、“国思うブロガー”たちの時事問題に関する的確な論評記事の多くは私も全く賛同するものであり、私如きが口を挟む次元でもありませんし、むしろ、私のような田舎オヤジは別の角度(=日本人の凄さを知ってもらうことにより、日本人にもっと自信と誇りを!テーマ)から記事を書いて行きたいと思っていますので、また、それが遠回りかも知れないが国を守る上で最重要と考え、これからも“自分スタイル”で政治部門ランキングの末席を汚して行きたいと存じます。
さて、昨日の記事を続けたいと思います。
冒頭画像は古いミシンですが、アパレル産業にとって切っても切り離せないのがミシンであります。ここで、簡単にミシンのウンチクを語らせていただきたいと思います。
まず、『ミシン』の語源は英語の『Machine』から来ています。
日本人はこれを『マシーン』と読みますが、正式には『a』は『ei』と発音しますから、『メイシーン』と発音します。
ミシンがアメリカから日本に伝えられたのは江戸時代末期のことであり、この発音を日本人の耳には『ミシン』と聞こえたのだろうと言われています。日本人で一番最初にミシンを所有したのは、昨年のNHK大河ドラマの主人公『篤姫』だったそうです。
また当時は、機械といえるものはほとんど存在しなかったご時世ですから、ミシンがマシーン(機械)の代名詞的存在だったのかも知れません。
ミシンの原型は江戸時代初期にイギリスで毛糸の編み物を手作業ではなく機械的に行えるように機械編みを研究する中で生まれ、機械として形を作ったのはアメリカのアイザック・シンガーであり、後の名門ミシンメーカー、シンガー社の創設者であります。
日本にミシンが伝わって来たのは、ジョン・万次郎が1860年にアメリカから日本のミシンを持ち帰ったことに拠ります。
日本はそれまで着物文化であり、洋服を着る習慣はありませんでしたが、明治以後は西洋人と同じように洋服文化が国民に浸透していく中でミシンは重要な役目を果たしたのだと思います。
日本には今から90年前にすでにミシンメーカーが誕生しています。
アメリカから遅れること半世紀でありますが、ミシンは洋服文化の社会に必然的に発明されたものであり、古来着物文化であった日本が遅れるのは当然です。
しかし、今現代でもそうですが、当時、世界広しと国際社会を見渡してもミシンを作れるメーカーが存在する国はアメリカ、ドイツ、イタリアくらいでした。
そこにすでに日本のメーカーが存在していたのですから、まさに“日本の技術力恐るべし”です。
因みに、その日本メーカーは現在の蛇の目ミシンであり、その前身のパイン工業でした。
つまり、日本のミシンメーカー第1号は蛇の目ミシンなのです。
その後、ブラザー工業、JUKIと現在のトップメーカーが続いたのでありますが、現在、アパレル産業向けの“製造機械・製造設備”の世界一のトップメーカーはJUKIであります。
蛇の目やブラザーが一般家庭向けの個人用のミシンを事業の主軸にしたのに対し、先の大戦まで銃器を作って軍に納めていた軍需工場であったため、戦後になって平和産業のシンボルと評価されたミシン業界に参入した後発メーカーであったため、当初は自衛隊を始めとする制服が必要な団体向けの大量生産を行ういわゆる被服工場を顧客とする産業用のミシンを主軸にしました。
しかしながら、メカニック(機械的な性能・精度)に関しては、欧米の先発企業に後塵を拝していましたが、半導体の技術を生かしたエレクトロニクス(電子制御)が可能になるとメカニックの技術的な劣勢を補うことができるようになり、逆にメカニック技術を過信し『電子制御』技術にあまり感心を示さない欧州メーカーを尻目に驚異的な発展を遂げました。
なぜなら、メカニック(ハード技術)には扱う人間のメンテなどの技術も必要とされますが、メカトロニクス(電子制御=ソフト技術)であれば特別な技術者を必要とせず、カメラでいうバカチョンレベルで誰でもが機械を使いこなせるようなミシン(特殊ミシン等)を世に出して行ったからであります。
世界のトヨタが、前身が『豊田自動織機製作所』という名の“いわゆるハタ織り機械”のメーカーであって、イギリスで半手動のレベルのハタ織り機械しか作れなかったのを全自動の機械の開発に成功して、繊維産業のめまぐるしい発展に寄与したことを思えば、やはり産業の基本は繊維産業にあるのかな、と改めて感慨を深くします。
今ではミシンは馬鹿にされている存在ですが、こんな馬鹿にされるローテク技術の代名詞とも言えるミシンひとつとっても、様々な高度技術の蓄積があって初めてモノ(形)にする事ができるのだということなのです。
ミシンひとつ作るにしても多種多様な部品とそれを作る技術が必要とされます。
実はミシンメーカーがある国は、先進工業国の証明でもあるのです。
現に現在でも、独自ブランドのミシンメーカーは日米独伊にしか存在しないのです。
この厳然たる事実を御理解いただいた上で、次回はアパレル産業における日本と中国の現場の姿の格差を、いかに日中の産業力が天と地ほど違うという事実を明らかにして行きたいと思います。
シナは本当は経済大国ではなく、所詮日本の鵜飼経済に過ぎないのだ!
※人気ブログランキングに参加しています。
下記クリックのご協力をお願い申し上げます。
http://blog.with2.net/in.php?687099>
【お勧めサイト】
http://polestar.0510.main.jp/>
http://nezu621.blog7.fc2.com/
(ねずきちのひとりごと)>
|