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[転載]白い猫(白河)でも黒い猫(黒田)でも、ネズミを獲る猫が良い猫だ

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アベノミクス第1の矢は放たれた!  黒田日銀が大胆な「量的・質的金融緩和」を打ち出し、今後の焦点はいよいよ"規制改革"に! /長谷川 幸洋

現代ビジネス 4月5日(金)8時5分配信
 
「黒田日銀」が4日、予想以上に大胆な金融緩和に踏み込んだ。日銀の発表後、信頼する市場関係者に電話して「サプライズですね」と言ったら、直ちに「ビッグ・サプライズです! 」と言い返された。たしかにそうだ。

妖怪ぬらりひょんと言われた白河日銀総裁から、黒田総裁に代わって、安倍政権のデフレ脱却策がいよいよ実行に移され始めた。
 
 
*** 黒田日銀の「量的・質的金融緩和」 ***
 緩和の中身をみると、なんといっても驚いたのは2年後の日銀資産を現在(158兆円)の2倍近い290兆円にまで膨らませる、という点である。日銀は長期国債とかCP(コマーシャルペーパー)とか社債とか、いろいろなかたちで資産を保有しているが、中でも長期国債の割合が大きい。その長期国債は現在の89兆円から2014年末には190兆円と、こちらも2倍以上に拡大する。

 そうした資産を買うことによって、市中に出回る日銀券を増やそうという政策である。日銀が市場調節する操作目標も、従来の無担保コールレート(オーバーナイト物)からマネタリーベース、すなわち「日銀券+日銀当座預金+貨幣」に変更した。平たくいえば、短期金利の水準を目標にせず、市場に出す一万円札を増やす。いわゆる量的緩和政策である。

高橋是清ばりの積極財政です。
はっきり言ってこれほど大胆にやるとは、私は思っていませんでした。
逆に、これほどやっちゃって、大丈夫なのかな?と一瞬思ったほどです。
しかし、インパクトが無ければ市場は動きません。
 
経済で大切な事は、成長させようと思えば、兎に角動かす事です。
世の中をお金が回転すれば、それだけ成長するのです。
会社で「資本金を回転させる」と言いますが、国もそれと同じです。
デフレ経済下では、お金が死蔵されて回転しない=お金が市場に出て来ないから、景気などよくなる筈がありませんでした。
安倍政権と黒田日銀総裁のインフレ誘導策は、やってみる価値のある政策です。
現に、株も上がっています。そして、肝心な金利は下がっているのです。
 
猿は、朝日新聞に唆されて、「インフレになると、貧乏人が困る」と言います。
ところが、インフレ経済は借金を目減りさせますから、本来は借金漬けの貧乏人には優しい政策です。
対してデフレは、お金の価値が上がり続ける状態ですから、金持ち優遇策なのです。
馬鹿な猿は、ここのところが解りません。
まさか経済学部を出て、猿をやっている人っていないでしょうね?
その人は多分、金日成政治軍事大学経済学部?卒でしょうw
それとも、都の西北 早稲田の隣 バカだ大学でしょうか?
 
歳出を削るばかりでは、財政再建なんて出来ません。
景気を良くして、歳入を増やす事も考えなければならないのです。
民主党ってのは、金日成政治軍事大学か、バカだ大学、又は大学行っても学生運動にかまけて勉強しなかった人達が、その後「滅した政経塾」に入った人ばかりですから、3年3カ月無為無策でした。
その割には、歳出を減らす事も出来ませんでしたね。
 
デフレを克服するには、高橋是清の政策が最も手っ取り早いという結論が既に出ているのです。
昭和初期の大恐慌から日本が最も早く立ち直ったのは、一重に高橋是清の積極財政あったればこそです。
 
 
長期金利の推移は↑をご覧ください。
ず~~~っと、右肩下がりです。
安倍政権発足以来、事あるごとにインフレターゲットを定めた積極財政政策を唱えて来ました。
「インフレ誘導やるぞ。やるぞ。」と言ってきた訳です。
そうであれば、長期金利は上昇しなければおかしな話です。
ところが、現実には安倍政権発足後も下がり続けているのです。
何故なんでしょうか?
 
ここからは、kanazawa流の分析ですが、世界中は日本のインフレ誘導政策は当たり前の手段で、それを行っても日本がギリシャになることは無いと考えているからでしょう。
結局、価値を生み出すのは物作りであります。資源が幾らあろうと、それ自体は無価値です。
支那なんか、レアアースがあっても、有効に使えません。レアアースを禁輸して、嫌がらせをした心算が、日本の技術力によって、逆に締め上げられる結果になっています。
日本は、無価値の物を組み合わせて、価値ある物を作り出す事にかけては、今のところ世界一なのです。
そういうバックボーンがあるから、多少インフレ誘導したところで、日本国のファンダメンタルは変わらないと、世界は考えているのでしょう。
だから、日本の国債は安全な投資先であり、だから長期金利は上昇しないのです。
日本よりも、EUやアメリカの経済状態が深刻であると考えているのではないでしょうか?
 
安倍さんは、そういうことも読んだ上で、経済政策を決定しているもかも知れません。
 
一方で、日銀がお金をどんどん刷っても、我々のところに廻って来るまでにはタイムラグがあります。
安倍さんはもちろん読んでいるでしょうが、タイミングがずれると、国民が失望するかも知れません。
だから、一の矢である金融緩和をした上で、二の矢である公共事業、三の矢である規制緩和を考えているのです。
TPP交渉参加って~のも、その一環であるかもしれません。
私はTPPは誰も幸せにしないと思っているので、それ自体には反対ですが、国民の希望を繋ぎとめておくという効果はあるかもしれません。
 
 
私を含めてジャーナリストやメディアは基本的に「あら探し」が大好きだ。大胆な金融緩和を断行して一段と株高円安が進んだとなると、緩和の効果を認めないわけにはいかない。だから、効果を認めたうえで「円安はいい話ばかりじゃないぞ。困ってる人もいるぞ」という批判がある。

 冒頭の国会議員は安倍政権を支持しているが、それでも「東北地方では灯油の値段が上がって困っている」という話をしてくれた。東京は春めいてきたが、東北はまだ寒くて「ストーブの燃料代が円安でかさんでいる」というのだ。ほかにも値上がりした食品とか日用品がある。
 
 
灯油の値段が上がっているのは、原発を停めて石油燃料で代替するからです。
それでなくても原油は値上がり傾向にあるなかで、余分に調達しようとすれば、他の国より高価格で買わなければ、出来ない理屈です。
石油は政情不安な中東に多く産出します。いつ何時停まるか解らないのですから、脱原発よりも喫緊の課題は脱石油なんです。
また、私は円高歓迎論者です。自国通貨が強くなって困る事など何一つありません。
現実に原発を停めて化石燃料代が余分に掛かり、そのために貿易収支が赤字になっても、経常収支が辛うじて黒字を維持してきたのは、円高だったからです。
日本国は、すでに貿易よりも海外の企業や債券に投資して配当を受ける、投資国家になっているのです。
それが出来たのも円高だからです。
しかし、これも程度の問題で、行きすぎた円高が良い筈が無いので、ここらへんで見直し局面を迎えるのも悪くは無いでしょうね。

そういう声にどう応えるか。そこが課題の1つだ。基本的には日本経済全体で見れば、円安は景気にプラスなのだから、業績が回復した、ないし回復が見込める企業には、ぜひボーナスや賃上げで働く人に報いてもらいたい。

>そういう声にどう応えるか。
 
原発再稼働でショw
 
物作りこそ、日本の強さの原点だと申し上げました。
その、物を作るには、安価で安定した品質の良い電気が不可欠です。
クソ高い化石燃料に依存して、製造コストを引き上げれば、製品は高価にならざるを得ません。
意味無く高価な製品は、消費を冷え込ませますから、結局不況を脱出できず、不況下の物価上昇=スタグフレーションに嵌り込んでいく可能性だってあります。
コストが価格を引き上げる『コストプッシュインフレ』は避けなければならないのです。
 
 
経済学部を出て、というか経済学を専攻して、脱原発猿をやってるヤツがもし居るとすれば、そいつに対する教育投資は全くの無駄だったと断じざるを得ないでしょう。
歳入を上げる事を考えず、歳出だけをカットする事ばかり主張する論文を書いたりすれば、ウチの大学なら蹴られますね。論文がw
 
日銀総裁が白い猫(白河)から黒い猫(黒田)に代わりました。
白い猫でも黒い猫でもネズミを獲る猫は良い猫(小平)なんですが、白い猫はダメでした。
黒い猫に期待するしかありません。
 
 
一応これでも経済学部卒のkanazawaがお送りしました。
 
 

転載元: 日本核武装講座


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