菅義偉官房長官は１８日午前の記者会見で、アルジェリア南東部イナメナスでプラント建設大手「日揮」の日本人駐在員らがイスラム武装勢力に拘束された事件について、現地の日本人スタッフ１７人のうち３人の無事を確認する一方、残る１４人の安否は不明であることを明らかにした。無事が確認された３人について菅氏は「現場から離れて安全な場所にいる」との認識を示した。

　同社から外務省に連絡があった。ただ、情報は錯綜（さくそう）しており、１７人全員が人質だったかは判明していない。

　政府は今夕、米英仏と共同で大使レベルでアルジェリア政府に対し、人質の安否を早急に確認するよう申し入れる。東南アジア歴訪中の安倍晋三首相は１８日午前、菅氏に電話で、引き続き邦人の無事確認と救出に全力を挙げるよう指示した。

　首相は事件の情報収集に全力を挙げるため、インドネシア到着後に予定していた在留邦人との懇談や研究所への訪問日程をキャンセル。１９日の帰国予定を早める検討に入った。岸田文雄外相も１８日からの訪米日程を短縮し、２０日午後の帰国予定を同日朝に早める。

　菅氏は会見で、日本政府として「人命第一」の対応を求めていたものの、アルジェリア軍が攻撃を開始したことについて「犠牲者が出たとの報道もあり、今回の軍の行動は残念だ」との認識を表明した。

　日本政府への攻撃開始の事前通告がなかったことも明らかにした。また、安全が確認された日揮の日本人スタッフ３人の詳細に関しては「会社（日揮）側も氏名を発表していないので控えたい」と述べ、残る１４人の安否確認を急ぐ考えを示した。
 

日本人や韓国人は殺しても生かしても金になるから襲われて当然という認識持たないとね。

アフリカ中西部のナイジェリアで、先月、武装グループに拉致された現代（ヒョンデ）重工業の韓国人労働者4人を解放するために、身代金として18万7000ドル、日本円に換算しておよそ1645万円が支払われたことがわかりました。
AP通信がナイジェリア警察への取材で、4日伝えたところによりますと、現代重工業が韓国人労働者の身代金として、およそ18万7000ドルを支払ったことが、今回の拉致事件に加わった武装グループの1人が明らかにしたということです。
ナイジェリア警察は、今回の事件で外国人労働者を狙った犯罪が増えかねないとみているいうことです。
先月17日、ナイジェリア南部のバイエルサ州にある現代重工業の支社の油田開発現場を武装グループが襲撃し、韓国人4人が拉致されましたが、
5日後、4人全員が無事解放されました。
 

シンガポール船社所属の貨物船「ジェミニ」号に乗っていた韓国人船員４人がソマリア海賊に拉致されてから１０日で５００日を迎えた。これまでシンガポール船社が引き続き交渉に当たってきたが、海賊が法外な身代金を要求し、解放交渉はこう着状態が続いている。


●法外な身代金要求 


化学物質を積んでアフリカ・ケニア近くの海上に向かって運航していたジェミニ号が海賊に拉致されたのは昨年４月３０日のこと。拉致される当時、船には韓国人船長を含め韓国人４人と外国人船員２１人の計２５人が乗っていた。シンガポール船社は海賊との交渉に臨み、拉致から７ヵ月経過した昨年１１月３０日、海賊が要求する身代金を渡して外国人船員たちとともにジェミニ号を返してもらった。 


この交換は、船社がヘリコプターを使って船の甲板に身代金を落とせば、海賊が受け取った後、２４時間以内にすべての船員を残して船を離れる段取りで進められた。ところが、海賊らは、この過程でとりわけ韓国人４人だけを解放せず、彼らを連れてソマリア内陸へ逃げてしまった。韓国からより多額の身代金がもらえると読んだのだ。 


また海賊らは、三湖（サムホ）ジュエリー号救出のために実施された「アデン湾の黎明」作戦当時、韓国側に捕まった同僚海賊の釈放と射殺された海賊らへの補償も要求した。これをカードにしてもっと多くのカネを払ってもらうためだった。 
 

平和に慣れた日本人って改めて飼いならされた豚だよな