以下、産経新聞社説より掲載いたします。
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学校給食があるのに、一部の児童生徒は家から持参した弁当を食べる。福島第1原発の事故後、 東京都内の学校ではこうした光景が増えている。放射能への不安が寄せられるなか、食材の安全性や給食の安全性に疑問を抱いた保護者が、わが子に弁当を持たせ始めたためだという。わが子を守る。身の安全を保障してあげたい。そうした親心までは否定できない。だが、こうした親の要望に科学的根拠があるとは言い難い。誰もがやり出せば、学校給食という制度自体が成り立たなくなる。
学校給食は児童生徒が同じ食事を皆で配膳して、味わうことに意味がある。教育活動の一環でもある。保護者の不安は、分からないでもないが、最近の弁当持参は、やはり過剰反応だと言わざるを得ない。東京都の文京区や目黒区、江東区、稲城市などでは、保護者からの要望に応じて弁当持参を認めている。手続きをすれば給食費を払わなくて済む自治体もある。保護者との話し合いで納得が得られず、やむを得ず受け入れている場合がほとんどのようだ。学校も給食食材の産地を掲示したり、測定器を使って調理済み食材の放射能を計測したりと不安の払拭に取り組んでいるが、「それでも心配」とする声が尽きないのが実態だという。文部科学省も「無条件には認められない」としながらも「無理に食べさせるわけにもいかず、納得していただけなければ致し方ない」と困惑を隠さない。だが、そもそも学校給食には、同じ食事を楽しむことで子供たちに社会生活のマナーを学ばせ、偏食を正すなどの役割がある。なにより「栄養や食材の産地などを学ぶ、各教科と関連した『教材』としての側面を持つ」(文科省)ことを忘れてはならない。
被災地はいまなお、安全だとされた農産品が忌避される風評被害に苦しんでいる。福岡市では昨年、福島県の生産者支援に販売所を開設しようとしたところ、「汚染農産物を持ち込むな」などの抗議メールで断念に追い込まれた。こうした例は後を絶たない。子供たちには、そうした実態の理不尽さこそ学んでほしい。学校側も親も、何が本当に子供たちに教えるべきことなのかを改めて思い返してほしい。(2012.1.22 産経新聞社説より)
被災地はいまなお、安全だとされた農産品が忌避される風評被害に苦しんでいる。福岡市では昨年、福島県の生産者支援に販売所を開設しようとしたところ、「汚染農産物を持ち込むな」などの抗議メールで断念に追い込まれた。こうした例は後を絶たない。子供たちには、そうした実態の理不尽さこそ学んでほしい。学校側も親も、何が本当に子供たちに教えるべきことなのかを改めて思い返してほしい。(2012.1.22 産経新聞社説より)
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「二元論」という思考があります。難しそうですが何も難しくない単純なものです。
もともとユダヤ教の思考でありユダヤ人が基本にしてきた考えです。
この考えを元にしてユダヤ人がつくらせたのがマルクス主義という“虚構”です。
このマルクス主義を絶対としてきたのが共産党、社会党であり、戦後東大など日本の主要なところに送り込まれたマルクス主義者(左翼)が部下や学生を左翼闘士に育て上げ、彼らを官僚や大学などに送り込んでその勢力を次々拡大してきて今の日本があるのです。今の日本の重要部分はほとんど左翼に抑え込まれ、そこにシナ工作員や在日などが入り込んで日本を悪い方に変質させているのであります。つまり、戦後日本を支配してきた、いや今も支配しているのがこの構図なのです。
「連合国」=善、「枢軸国」=悪 というのは日本人が教わってきた歴史観であり今もそう信じている日本人は多いのでしょう。しかし、事実が見えてきた目覚めた日本人はその嘘に気付きはじめています。「連合国」こそ悪であると。
話はそれましたが左翼の論理というのはここを基本としています。
つまり「悪」をつくり出し自分たちはその悪に対峙する「正義」だという“現実を全く無視した虚構”をつくるのです。そしてそれに利用するのが彼らのいう「弱者」です。
しかし、日本人はそういう弱者に対しては日本の美徳である慈悲の心をみせてしまい、簡単に騙されてしまうのであります。
「原発」「放射能」を悪、として「反原発」という彼らの反核闘争に利用しようとしているのです。
左翼にとっては「給食」などどうでもいいのです。騙しやすい親や子供をうまく利用して「反核」の同意者を増やして、日本から原発を無くして電力不足の混乱と国力低下、核アレルギーを植え付けようとしているのでしょう。
さて、この給食で大騒ぎしているのは東京都内となっていますが、今まで散々福島の原発のお陰で裕福な暮らしを満喫しておきながら、一旦事故が起きれば手のひらを返したように福島原発を「悪」のように言って自分たちは被害者であるかのようなその態度。福島県民は誰のために今も苦悩しているのかよく考えてほしい。 これではまるで、感謝知らずで自分のことしか考えない韓国人のような民度であります。 しかも子供、子供と子供を前面に出していますが、そういう親に限って自分の命の心配が一番なのかもしれない。
その安全性は確認済みであり、それをも不安というなら自分の持たせる弁当は本当に安心安全であるのか、また休みの日や夕食に外食や弁当、飲み物などをいろいろ買って食べることも本当に安心安全と言えるのか、それこそ疑い出せば食べるものなどなくなってしまうかもしれない。
であるのになぜ給食だけなのか呆れてしまいます。
それでなくとも大気中には必ず放射能は存在するものであり、福島原発以上の放射能が過去の米、ソ、チャイナなどの核実験によって日本の上空に大量にまき散らされてきた経緯もあり、今も黄砂などに多くの放射能が紛れ込んで日本に飛散しており、報道されないチャイナの原子力潜水艦の事故や原発の事故などもあり、また先ごろ世田谷区で発見された放射能の含んだ瓶などが放置されたようなこともあるのです。今回大騒ぎしている人たちが豊かさを享受している間に知らず知らずに周りは放射能だらけという現実があるのです。
全く現実を無視した虚構に踊らされている親たちの愚かさに呆れますが、本人たちは真剣なのでしょう。 “弱者”を利用した日本人らしい騙され方だと言っておきたい。
私も被災地に住んでおり、震災直後から原発の放射能で地元農家の野菜が風評被害で出荷停止になって農家の方々が大変苦しんでいました。そのような中、震災の復旧工事で大変忙しかった最中、我々県の建設業界が一社数十万円を出し合って、その売ることのできない農家の野菜を買い上げて、それぞれ自分の会社の従業員や業者に無料で差上げたら、みんな喜んで持って帰っていきました。こういうことはマスコミが一切取り上げないので誰も知らないことかもしれませんが、福島原発に近い我々の地域でさえ、事故直後のあの混乱の中、そんな馬鹿げた過剰反応はしてこなかったのです。
しかし、それよりもかなり遠い東京で騒いでいることに呆れ、また同じ日本人として悲しく感じるものであります。自分勝手、個人主義も行き過ぎるとこうなるものであるという典型であるかもしれません。
福島に住んでいた今は亡き大兄・敬天愛人さんの嘆きの声が聞こえるようです。
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