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福地惇先生(明治神宮にて)
歴史学者であり、高知大学名誉教授、新しい歴史教科書をつくる会副会長であります福地惇先生の歴史の小論文『第二次世界大戦と日本の立場について』を読ませて頂きました。
よくマスコミや左翼は「日本はなぜ負ける戦争をやったのだ!」といまだに同じようなことを言い続けています。この人たちの脳みそは自虐史観でぎっちり固められているために、正しい歴史を受け入れる隙間もないのです。
福地先生は「歴史」についてこのように書かれています。
「学問の目的は真実の追求である。歴史学も『学問』だが、過去の真実を探求するのは至難の業である。人間の記憶や記録は不確かだし、大量に体系的に残っているわけでもなく、真実を記録したものは稀少だ。人に知られては困る問題の記録はどの様になるのだろうか。全く記録しないか、自分に有利に脚色された自己弁護的な記述になるか、事実を歪曲・秘匿することが多いであろう。国家・軍隊・企業・団体では、最高機密情報は厳格に管理される。外部に漏洩しては一大事だからである。要するに歴史研究の情報源である史料の信ぴょう性はそれほど高くないということだ。
従って、『真実の歴史』探求は困難だが、逆に、自分好みの『虚偽の歴史』を創作するのは容易なのだ。政治権力がメディアや学界を利用して、自己正当化、敵対者貶めの歴史を書かせて公認すれば、それが世間の常識になるのである」
歯に衣着せぬというか鋭い視点で、歴史はどのようにでも書けるというのです。
そして実際の歴史はどうであったのか。福地先生はこのように書かれています。
「第一次世界大戦が終局に近づくと、早くも次なる戦争計画がひそかに樹立された気配が濃い。(中略)1918年8月に秘密権力は『日支闘争計画』をソ連政府・コミンテルン合同会議に下命した。
第一次大戦終結後、直ちに様々な戦争挑発工作が発動された。日本とシナを泥沼戦争(日華事変)に誘導して、双方を疲労困憊させる。最後は共産党権力が登場して『戦争から革命へ』である。
コミンテルンの対日指令『27年テーゼ』、さらに『32年テーゼ』では「人民抑圧の天皇制絶対主義」「強盗戦争を好む日本帝国主義」と邪悪イメージのレッテルを貼る運動を命じた。東京裁判史観の原図である。
『日支闘争計画』と『32年テーゼ』では、日本と英米との利害対立を煽ることも重要課題で、太平洋を乗り越えてシナ大陸の経済支配を熱望する合衆国を正義の味方に仕立てて邪悪な日本軍国主義打倒の十字軍として、最終的には日米戦争に誘導する文字通り邪悪な戦争計画は、これら謀略文書から読み取れるのだ」
つまり日本は好むと好まざるに関係なく戦争に巻き込まれるように第一次世界大戦の終わり頃からしたたかに計画されていたのであります。特に支那事変(日華事変)は日本軍が蒋介石を上海から南京、徐州、漢口、そして重慶へと追い込みますが、生産力のない支那で武器や食料が尽きないのです。これは米英ソが援蒋ルートを通して蒋介石に支援しているからで、明らかに彼らが蒋介石を使って日本を泥沼に追い込む目的が見えるわけです。
福地先生は最後にこのように書かれています。
「日本軍を戦争の泥沼に追い込む計略文書が、その正体だったのである。
シナ事変における大陸の戦線は英米ソの蒋介石軍支援の強化で膠着し、遂には日米戦争にまで行き着き、「帝国主義戦争を敗戦革命へ」を地で行く悲劇となったのである。
敗戦後の日本人は、敵の正体を見抜けなかった。連合国軍は日本の降伏で次の段階に踏み込んだ。軍事力を解体し、絶対的占領支配という超有利な条件で日本民族の歴史と文化・伝統を自ら侮蔑させる自尊心粉砕作戦を推進した。信奉させられた『自虐史観』は、日本民族解体のための強力な心理兵器にほかならないのである」
我が国は巧妙に仕組まれた戦争に巻き込まれて敗戦となり、その仕組まれた歴史はGHQ占領政府が「大東亜戦争の真実が知れてはまずいと必死になって占領軍権力は、上げて隠蔽工作に尽力した」「日本人を洗脳しようと工作したのである。その目的は深い『贖罪意識』『自己嫌悪感』を植え付けて、毅然とした民族・国家として立ち直れないよう、自尊心が持てない腰ぬけの日本人を創り出すことであった」と福地先生が書かれている通りなのです。
この腰抜けが今も「日本はなぜ負ける戦争をやったのだ!」と戦前の日本を「悪」と責めているのです。(小論文は日本戦略研究フォーラム季報掲載より)
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福地惇先生が西尾幹二先生方と新しく本を出されました。巷に多く売られている左翼自虐歴史作家の著書などを正しい歴史認識でバッサリ斬りつけています。正しい歴史を学び日本の嘘の歴史に堂々と反論するためにも大変価値ある本です。
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