(鳩山さんのニセモノ 記事本文とは一切関係ありません)
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日・月と更新を勝手にお休みさせていただきました。
今はまだ鳩山新政権が始動する前段階であり、閣僚も政策基本方針も正式に決まっていない以上、今何かを言っても“小姑の嫁いびり”のレベルを脱せ無いであろうと自重したつもりでしたが、本音を言えば週末は殊更話題に取り上げるものも少なかったという事でした。
昨夜7時過ぎ頃、PCの前に座って更新しようかどうか迷っている時に、民族主義者近野滋之氏から私への誕生祝いのメッセージを電話で頂戴しそのまま小一時間話し込んでしまいました。
近野ファンも御心配されているかと思いますが、ご本人は現在通院加療中でありながら、自営業のお立場もあって仕事を休む訳には行かず、病気療養中とはいえお忙しい毎日を送っていらっしゃるようであります。
比較的お元気そうなお声でしたので、まだお若い方ですから今しばらくすると復帰できるのではないかという印象を持ちました。
さて、今日は産経新聞からイソップ寓話を題材にした面白い記事を見つけましたので御紹介します。
【「イソップ」からの伝言】「御為ごかし」に気をつけよう
2009.8.11 08:25 (産経新聞)
日本語に「御為(おため)ごかし」という言葉がある。一見、相手のことを思う親切心のようで、実は自分の利益だけを考えている、といった意味である。イソップの「猫のお医者と鶏」もこの「御為ごかし」のような話だ。例によって猫が悪者を演じる。
鶏が病気になっていると聞いた猫が医者に化け、診療器具を持って出かけて行った。鳥小屋の前に立ち「どんな塩梅(あんばい)か」と尋ねると、鶏たちはこう答えた。「良い塩梅だ。お前があっちへ行ってくれれば」
岩波文庫の「イソップ寓話(ぐうわ)集」では「人間の場合でも、悪人はいくら善人づらをしてみても、賢い人には見抜かれるのだ」と結んでいる。
イソップにはっきりとは書いてないが、猫の方は恐らく病気を診てやるとみせかけて、鶏たちを狙っていたとみてもいい。そんな「御為ごかし」には気をつけろ、という教訓も含んでいるような気がする。
世の中の詐欺犯はたいてい、そうした親切顔、善人顔をして人に近づき、骨の髄まで吸い取っていく。
政治の世界でもそうだ。いかにも有権者のことを考えているというポーズをとっていても、結局欲しいのは票や権力だけだという政治家も多いから用心が必要だ。
むろん国際政治でも、うっかり大国の甘い言葉に乗せられて、ということはあってはならない。
小堀桂一郎氏の「イソップ寓話」によれば、この話も鶏を鶯(うぐいす)に変えた形で明治後期の第一期国定教科書に登場しているそうだ。これも「甘い話には気をつけなさい」ということを子供たちに教えるのにぴったりの話だったのだろう。(皿木喜久)
言うまでもなく今回の総選挙も各党“在庫棚卸一斉大処分セール”ともいえる大盤振る舞いの選挙公約で有権者の気を引こうと必死でした。
考えてみれば、政治を負託する選挙において無節操なバーゲンセールを行うこと自体、これほど有権者・国民をバカにした話はありません。
そんな選挙の時だけの一時的な詐欺的甘言に簡単に乗せられると見くびられてしまった我々も情けない話ですが、迎合する政治屋たちにも行政を司る公的な立場をキチンと弁えている人間もほとんどいないのも日本の政治の原風景なのでしょう。
物事には必ず裏があります。
とかく表向きの姿形に惑わされてその裏に潜む、表向きの顔形とは真逆の重大な本質に気付かずに騙されてしまうパターンが往々にしてどんな世界でもあります。
今、覚せい剤で騒がれている芸能人などもその典型例なのかもしれません。
例えば、昨夜近野氏も指摘していた、鳩山さんが明言した『温室ガス25%削減』を2020年までに達成する目標にしても、一見環境問題に真剣に取り組む姿勢の具体的な施策を示したように見えますが、目標数字があまりに大きく、排出権のトリックや国際貢献という名の、その背後にある、環境最先進国である日本が中国などの環境後進国に対する技術と資本を供与しなくてならない現実もついて来るのです。
いわば環境に名を借りたユスリタカリに遭うのと同じことであります。
国内においてはこの目標を実現するには相当な生産力をダウンさせなければならなくなります。また、公共料金でもあるエネルギー使用料も大幅に上がる事に成ります。
そうすると、企業は生産力をダウンすれば当然死活問題になる訳ですから、企業存続のためには生産事業所を海外に移転せざるを得なくなるのです。
温室ガス排出量が先進国中でも最低のレベルにある日本が、中国、インド、ブラジルといった大排出量の後進国の犠牲になる図がここには見えるのです。
これに欧米も日本への要請という圧力を加えているのですから、日本の工業力の減退を目的にした日本イジメであることは誰の眼にも明確です。
結局、日本はGDPに直結する国内工業生産力を衰退させつつ、さらに追い討ちをかけるように海外に金と技術を毟り取られながら国力は衰微する一方を目指すことになるのです。
そうならないように更なる技術革新を行えば良いと環境推進派は言います。
しかし、勿論技術開発を否定するものではありませんが、削減目標に対するコストと技術開発コストの2重の負担をさらに掛けることになるのですから、それを転嫁せざるを得ない日本の工業製品のコスト高が国際競争力をスポイルする形に表れることにもなるのです。
プラザ合意によって国内の地方からの産業が次々に海外移転を余儀なくされ、地方は産業空洞化状態になり、公共工事の削減傾向と相まって地方は疲弊するばかりになりました。
今度はそれを国全体に対して行うのか?と懸念すると同時に憤慨したくもなります。
これでは体の良い“日本産業空洞化”であり、日本人は生かさず殺さずどころか、犬死を分かっていながら、国民の幸福とはかけ離れた、死ぬまで貪り取られつつ奴隷の如く働かされて生きて行くことを余儀なくされる運命に身を預けることになるのです。
会社が無くなるのを分かっていても働かざるを得ないのと同じことだと思います。
世界の趨勢だ、国際社会の要請だ、と綺麗事の言葉に乗せられ国民の生活や国益を顧みない政治しか持てない日本人の悲劇でもあります。
国益という概念すら持ち合わせていない政府を選択してしまった国民の、更なる不幸がこれから現実的に始まる大きな一歩になる政府施策の一つであろうと案じます。
日本の不幸は政治に国益が存在しないことです!!
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(ねずきちのひとりごと)
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