人気ブログランキングに参加しています。
まずはここをポチッとご協力お願い申し上げます。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Clik here to view.

小学校の唱歌が戦後の教科書から無くなって久しい。
これはGHQの占領政策によって「軍国主義的なもの」は消され、また時代に合わなくなったと言って、その後も消され続けてきました。そのため、若い母親も教師たちも知らない唱歌がたくさんあります。
唱歌には日本の風景、山や河や海、そして季節など、自然の美しさ、その中で暮らす日本人の姿があります。今はなくなってしまった日本の風景や先人たちの生活を、学びながら、感じながら歌うことは、日本人として価値あることではないでしょうか。
『赤とんぼ』という歌があります。この歌詞の三番は削除されているといいます。
これは「十五で姐やは嫁に行き」という部分が、15歳で結婚するということが社会的にいかがなものかということだといいます。また、「姐や」という言葉が人権上問題があるというのです。しかし、このような配慮は適切なことでありましょうか。
昔の日本は貧しかったため、男の子は奉公に出たり、女の子は他家に子守や手伝いとして働きに出ました。そんな「姐や」に背負われて、まだ幼かった自分が赤とんぼを見た記憶がここに歌われているのではないでしょうか。
だからこそ、『赤とんぼ』の三番の歌詞「十五で姐やは嫁に行き お里の便りもたえはてた」にこそ、強い思いが込められているのです。
「十五歳で嫁に貰われていくことは貧しさの故であろう」と、遠い昔の日の貧しい身の上の「姐や」に対する思いが浮かぶのであります。
このように短い歌詞の中から深く感じることが非常に大切なのであり、いかにも日本的なことであります。これを現代のものさしで消して、それを教育的配慮というならば、何と愚かなことでありましょう。
国が豊かになっても、貧しかった昔を消せるわけではありません。歴史の真実として、その時代背景を学び、感じ取り、後世に残していくべきではありませんか。
そして、最も大切なことは戦後日本人が忘れ去ったものがここにあるということです。
昔の日本人が受け継いできた日本人の魂、美しい自然を愛し、四季に心を動かし、親に孝行し、兄弟仲良く、友を信じ大切にし、義を重んじ、礼節を知る。この日本人らしさ、教育勅語にあるような日本人本来の姿が唱歌の中にもあるのです。
戦後、「国のため」とか「国を守る」という部分を消して歌っている唱歌があります。
『田植』という唱歌をご存知ですか?
「そろた、出そろた、さなえがそろた。植えよう、植えましょう、み国のために。・・・」
という歌ですが、この「み国」の部分を「みんな」にして「みんなのために」と歌っています。
『青葉茂れる桜井の』という歴史を歌った歌もあります。これは楠正成、正行親子の“桜井の別れ”を歌ったものであり、これから歴史的場面を学ぶことが出来ます。
歌詞を変え、唱歌そのものを消す。消して無くしてそれで済むことでしょうか。
先人たちが海に囲まれた美しい日本を守るために命を懸けたことに、何の恥ずべきことがあるのでしょうか。
この情けないことが、今の日本の情けない姿を現しているのではないでしょうか。
優秀で勤勉で正義感あり親孝行の先人たちを誇りに感じて、堂々とそのまま歌おうよ。
・・・・・・・
人気ブログランキングに参加しています。
唱歌をそのまま復活させるべきだ、と思った方はここをポチッとお願いします。