11/22日付 | ニュース トップ |
先進ネット戦、技本シンポで展示 技術研究本部の「防衛技術シンポジウム2012」では、試作品の野外展示も行われた。写真は技本が開発した「先進個人装備システム」を装着して市街地でのネットワーク戦を展示する陸自隊員(11月14日、東京都新宿区のグランドヒル市ヶ谷で) |
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防衛技術シンポジウム2012 試作品や模型も一堂に 陸自隊員向けに開発が進められている「先進個人装備システム」。野外ネットワークで結ばれ、各種センサーにより敵の位置や映像などを共有しながら戦うことができる 日米で共同開発されている弾道ミサイル防衛用誘導弾の試験に用いられたキネティック弾頭部(DACS)の模型 各種装備品に適用できる手のひらサイズの「小型非冷却赤外線カメラ」。現在では更なる小型化が進められている 無人車両遠隔操縦装置。車両搭載のカメラが撮影した道路状況を画面で見ながら隊員が遠隔操縦できる 護衛艦に搭載される対潜ミサイル「新アスロック」の実物大模型(上)。潜水艦が潜む海域に向けて飛翔し、上空で魚雷(下)を分離、潜水艦を仕留める 飛翔中に弾道修正ができる砲弾「HⅡA型」のカットモデル 海峡や水道部の海中をエイのようにゆっくりと航行しながら潜水艦の捜索にあたる「水中グライダー」の試作品 国産ステルス戦闘機の開発のため、現在、製作が進められている「先進技術実証機」の模型。初飛行は26年度の予定だ 技本創立60周年を記念して展示された関係史料に見入る来場者 化学・生物兵器や強い放射線下でも情報収集ができる偵察用地上ロボット。階段を昇降して建物奥まで進むことができる |
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キーン・ソード終了 日米共同の対処能力磨く 日米共同の航空作戦で離陸する空自のF2戦闘機(11月5日、青森県三沢基地で) (上)甲板で意見を交わす(左から)岩統幕長、齋藤航空総隊司令官、米海軍ハーレイ第70任務部隊司令官(11月6日、米空母「ジョージ・ワシントン」で)。(下)第5陸曹教育隊の訓練を視察するジェームス・カルボ上級曹長(右)(11月15日、長崎県大野原演習場で) 11月5日から始まった平成24年度の日米共同統合実動演習(キーン・ソード)が同16日、終了した。今回で11回目となった演習には、陸海空自から約3万7400人、米国側から約1万人が参加。過去最大規模となった前回とほぼ同数が参加した。 実施された主な訓練は、(1)陸上・海上・航空作戦(2)基地警備(3)統合・共同輸送(4)捜索救助活動――などで、訓練を通じて、武力攻撃事態における日米共同の対処能力向上を図った。 岩統幕長は6日、齋藤航空総隊司令官や酒井第1護衛隊群司令らと米航空母艦の「ジョージ・ワシントン」を視察。米海軍J・R・ハーレイ第70任務部隊司令官らと会談した。 8日には、米海軍佐世保基地で武力攻撃を想定した共同基地警備訓練を実施。佐世保に展開する海自の基地隊や米軍の基地司令部が参加した。 9日には、横浜ノースドックで米海軍と陸自27普連の一部による共同輸送訓練が行われた。 共同演習に連動して、佐世保市の相浦駐屯地では14、15の両日、在沖縄海兵隊下士官学校長のジェームス・カルボ上級曹長が駐屯地を訪れ、第5陸曹教育隊の教育現場を視察。第3教育団と在沖縄海兵隊下士官学校の相互連携強化を図ることを目的とした研修を行った。 |
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陸自転地演習方面隊実動演習 |
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6後支連 不発弾を撤去 仙台空港、2時間余閉鎖 不発弾から信管などを取り除く作業を進める6後支連不発弾処理隊員(11月14日、仙台空港で) 陸自6後支連(神町)は11月14日、宮城県・仙台空港で災害復旧工事中に見つかった不発弾の撤去作業を行った。 不発弾は長さ110センチ、直径35センチ、重さ約250キロの英国製500ポンド爆弾で、10月29日夜、造成工事中の滑走路脇の地下約50センチで発見された。連隊不発弾処理隊員が周囲に約15メートル四方、高さ約6メートルの土のうを積み、防御処置を施していた。 14日の処理作業は、近藤尚樹仙台空港長を不発弾処理合同対策本部長に行われ、同本部長の処理開始宣言に続いて、原田高明不発弾処理隊長が同処理班へ作業開始を指示。 処理組長の西岡周造2陸尉以下4人が慎重に作業し、空港閉鎖後の午前9時7分から約1時間で弾底から信管、起爆筒を取り除き安全化した。 この間、閉鎖されていた仙台空港は午前11時26分、通常の状態に戻った。同空港に発着する計32便が欠航した。 |
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山林火災を消火 ヘリ団などから延べ19機 三宅島 東京都三宅村の山林火災で消火活動する12ヘリ隊のCH47ヘリ(11月16日) 東京都三宅村で11月16日昼ごろ、山林火災が発生、東京都消防ヘリなどが消火活動を行ったが消火に至らず、午後1時20分、東京都知事から陸自1師団長(練馬)に災害派遣が要請された。 要請を受け、東方隷下の4個部隊が情報収集、消火活動に当たった。16日午後2時過ぎ、1飛行隊(立川)のOH6ヘリ2機と東方ヘリ隊(同)のUH1ヘリ3機が情報収集を実施。さらに、同3時過ぎから、12ヘリ隊(相馬原)と1ヘリ団(木更津)のCH47ヘリ計3機が上空から散水し消火を行った。 17日は1ヘリ団のCH47ヘリ2機が消火活動を実施。18日は午前に12ヘリ隊と1ヘリ団のCH47ヘリ各1機、午後に12ヘリ隊の同2機が消火に当たり、19日に鎮火した。 18日までの航空機派遣は延べ19機。散水回数・量は46回、約223・5トン。 |
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要員交代始まる 南スーダンPKO 国連の南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に派遣されている陸自施設隊と現地支援調整所の要員は、11月下旬から12月下旬にかけて順次要員の交代を進める。 施設隊は3次隊長の持田将貴2陸佐以下、東北方主力の約330人のうち、隊長以下30人が11月21日、先発隊として出発。続いて第1波約150人が12月3日、第2波約150人が同17日にそれぞれ出発する。 また、約半年間任務に当たってきた施設隊2次隊は、隊長の松木信孝2佐以下、北方主力の約330人のうち、施設小隊長の福田浩之1尉を含む医官の松純一2陸佐ら約40人が11月20日に成田に帰国。続いて第1波約140人が12月5日、第2波約150人が同19日に帰国する。 一方、現地支援調整所は、次期所長を務める土屋晴稔1佐以下約20人のうち、隊長以下約10人が11月18日に出発。残る約10人は12月5日に出発する。 現所長の生田目徹1佐以下約20人は12月8、20の両日に分けて帰国する。 |
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ロシア偵察機が南下 ロシア偵察機航跡図(11月14、15日) ロシア空軍のイリューシンIL20型電子偵察機1機が11月14、15の両日、ハバロフスク州方面から南下して日本の領空付近を飛行した。このため、空自の北空、中空、西空のF15戦闘機などが緊急発進して対応した。 露偵察機は14日、北海道沖の日本海から秋田沖、北陸沖を南下して舞鶴沖に到達後、針路を北西に変えてウラジオストク方面に戻った。 15日はサハリン南端をかすめて宗谷海峡から国後水道を抜け太平洋に進出後、根室沖、襟裳沖から三沢沖を南下して岩手県沖に到達。その後、逆のルートでハバロフスク州方面に戻った。 統幕は両日、空自機が撮影した偵察機の写真と航跡図を公開した。 |