謹んでお伝えいたします。
畏くも天皇、皇后両陛下におかせられましては20日、沖縄県を行幸啓あそばされた両陛下におかせられましては、久米島から特別機で還幸啓あそばされ、4日間の全日程を終えられた。今回は「第32回全国豊かな海づくり大会」叡覧(えいらん)などのための行幸啓でしたが、多くの民間人が先の大戦で犠牲になった沖縄県民に寄せあそばされる両陛下の強い思いが伝わってくる行幸啓となりました。
畏くも両陛下にとって、今回は即位後4度目の沖縄行幸啓であられ、皇太子殿下、同妃殿下時代も含めると計9回目となります。今回は初めて久米島を行幸啓あそばされた。同島は沖縄戦で本格的な地上戦こそなかったものの米軍による空爆を受けており、多くの島民が「よく来ていただいた」とご来訪を歓迎、両陛下の行幸啓は島民にとって一日千秋の思いでもあったでしょう。
両陛下は、久米島にある同県海洋深層水研究所をご覧あそばされた後、久米島町役場で陸上自衛隊出身の平良朝幸(たいら・ちょうこう)町長らを引見あそばされた。
平良町長によると、陛下は「戦争では大規模な上陸作戦はあったんですか」とご下問になられ、「米軍は上陸しましたが、地上戦はありませんでした」と奉答すると、陛下は「犠牲になった方は少なかったんですね」と玉音賜わりました。
両陛下は初日の17日に沖縄平和祈念堂や国立沖縄戦没者墓苑を訪れあそばされ、追悼の祈りを捧げられ、遺族らと話された。また、ご宿泊先のホテルでは、昭和19年8月に学童疎開輸送中に米潜水艦の攻撃を受け沈没した「対馬丸」の遺族を引見あそばされ、叡慮を賜わりました。
産経新聞によると、側近は「両陛下は沖縄を再び訪れられたことを大変うれしく感じているご様子だった」と・・・
海洋深層水研究所に到着あそばされた天皇、皇后両陛下 御尊影=20日午前、沖縄県久米島町
アサクサノリの養殖研究施設をご覧あそばされる天皇、皇后両陛下 御尊影=20日午後、沖縄県久米島町の沖縄県海洋深層水研究所
久米島空港で見送りに集まった島民らに手を振りあそばされる天皇、皇后両陛下 御尊影=20日、沖縄県久米島町
沖縄県の行幸啓を終えられ、久米島空港で関係者に叡慮を賜る天皇、皇后両陛下 御尊影=20日午後、沖縄県久米島町
平時、我が国では、天皇陛下を『権威』としていただいている。しかし、先人は一旦緩急あって非常事態に直面すると、時の政権は、天皇に『権力』をもっていただいて事態を収拾してきた。そして、体勢が安定すると、また権威に戻っていただく形を繰り返してきたのです。代々、天皇陛下は、神道において天と国民を結ぶ仲保者・祭祀長という立場を占めてこられたのです。
畏くも両陛下におかせられましては、東日本大震災後、避難所の人々を親しく激励あそばされた。激励された人々の顔は皆すがすがしく、異口同音に元気を戴きました、勇気付けていただきました、と感激を語っていました。
また陛下のご不例ご平癒ならぬ御身で、東日本大震災追悼式典へのご親覧、訪英、地方行幸とご高齢にも関わらず、ただひたすらに御国の安寧と、臣民の幸せ、世界平和を願われています。
畏くも両陛下におかせられましては、東日本大震災後、避難所の人々を親しく激励あそばされた。激励された人々の顔は皆すがすがしく、異口同音に元気を戴きました、勇気付けていただきました、と感激を語っていました。
また陛下のご不例ご平癒ならぬ御身で、東日本大震災追悼式典へのご親覧、訪英、地方行幸とご高齢にも関わらず、ただひたすらに御国の安寧と、臣民の幸せ、世界平和を願われています。
この天皇皇后両陛下のお姿と被災地の国民の様子、地方行幸を見ているとき、この光景は、「日本でしかあり得ない尊い光景だ」と感じました。
北畠親房公が神皇正統記に記したように、「(万世一系の)我が国のみこのことあり。異朝にはこの類なし」とはこのことです。
北畠親房公が神皇正統記に記したように、「(万世一系の)我が国のみこのことあり。異朝にはこの類なし」とはこのことです。
日本は、一国一文明一王朝の国です。これは他国ではあり得ない誇りです。日本人にしか感じられない至福です。
今上陛下は、被災地の人々を慰め励まし、自衛隊をはじめ救助復興にあたる組織の人員の労苦をねぎらい努力に感謝され、さらに、全国民に一致協力して復興にあたるように呼びかけられました。
これは、まさに、非常時における「統治者」として呼びかけられておられ、ここから、真の危機克服が始まってきている。このことは、世界が感嘆する紛れもない事実です。今上陛下のお言葉に直に接した被災地の人々の表情や言葉、地方行幸の臣民の表情から明らかです。
被災地の復興を願われ、大東亜戦争の戦没者の慰霊、鎮魂、万民の幸せと、安寧、彌榮を願われる両陛下の御意そのままと拝し、拙き両目にも、心の汗溢れ来る思いを禁じえません。
被災地の復興を願われ、大東亜戦争の戦没者の慰霊、鎮魂、万民の幸せと、安寧、彌榮を願われる両陛下の御意そのままと拝し、拙き両目にも、心の汗溢れ来る思いを禁じえません。
すべての日本人が、天皇陛下の大御心の下(もと)に結集する時、敷島の國は息を吹き返し、世界に冠たる道義国家として復活すると願ってやまないのです。