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「しらせ」氷の海へ 第54次南極観測に協力 海幕長、乗員を激励

  

11/15日付
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「しらせ」氷の海へ 第54次南極観測に協力 海幕長、乗員を激励

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 第54次南極観測に協力するため、南極に向けて出発する砕氷艦「しらせ」と見送りの家族ら(11月11日、東京・晴海ふ頭で)
 文部科学省の第54次南極地域観測を支援する海自の砕氷艦「しらせ」(1万2650トン、艦長・松田弘毅1佐以下174人)が11月11日、東京・晴海ふ頭から出発した。同艦は寄港地・豪フリーマントルで国立極地研究所などの観測隊員73人を乗せ、南極の昭和基地を目指す。
 「しらせ」の出国行事は午前10時10分から同艦の飛行甲板で行われ、河野海幕長、武居横須賀総監、磯部統幕副長らが出席した。
 松田艦長の出国報告の後、磯部統幕副長が統幕長訓示を代読。昨年度の「しらせ」の昭和基地着岸断念に触れ、「日本とは異なる環境下の任務でも、自衛隊は国内外から評価されてきた。今年も諸官が(極地で)直面する困難は計り知れないが、一致団結して任務を全うしてほしい」と述べた。
 また、河野海幕長は、「国際社会情勢の緊張が高まる今、海自への期待は大きい。(南極では)極めて厳しい環境下での任務となるが、普段から培ってきた知識・経験を生かし、この重要な任務に当たってほしい」と乗員らを激励した。
 この後、客船ターミナル2階で文科省・南極本部主催の出港式が行われ、鬼澤佳弘大臣官房審議官、松田艦長、54次南極地域観測隊の渡邉研太郎隊長ら観測隊員が出席。松田艦長は花束を受け取ると、見送りの来賓・家族らに「行ってきます」とあいさつし、艦に乗り込んだ。
 11時15分に「しらせ」は出港。旗を振って見送る家族らに乗員は帽振れで応え、長い汽笛を残してレインボーブリッジの下に消えていった。
 「しらせ」は今後約2週間かけて、25日に豪フリーマントルに到着。同地で観測隊員と合流、燃料や食料を補給して、30日に南極に向け出港する。12月中旬に氷海に入り、氷を砕きながら1月ごろ昭和基地に到着。南極地域では観測隊員を支援し、艦上観測や野外観測、基地作業などを行い、来年4月10日に晴海に帰国する予定。
 

11/15日付
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日米550人が衛生特別訓練 横須賀 震度7、中病に空輸

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 震災の負傷者をUH60J救難機で空輸する事態に備え、模擬訓練を行う日米隊員(11月7日、米軍横須賀基地で、米海軍提供)
 大地震発生時の日米海上部隊の連携と負傷者収容・治療能力の向上を目的とした衛生特別訓練が11月7日、在日米海軍横須賀病院とその周辺区域で実施された。
 参加部隊は、海自が平田文彦自衛隊横須賀病院長を訓練統制官に、同病院、総監部、基地業務隊、衛生隊などから約200人、米軍はマーク・D・ターナー横須賀病院長を訓練統制官に在日米海軍司令部、7艦隊などから約350人が参加した。
 訓練は「相模湾を震源とする大地震が発生。横須賀市内で震度7を観測し、多数の負傷者が出た」との想定で行われ、日米の病院と衛生部隊隊員が中心となって患者の収容・治療訓練を行った。
 今回は初めて自衛隊中央病院(東京都世田谷区)に患者を空輸する模擬訓練も実施され、日米双方のUH60型ヘリコプターが横須賀のヘリスポットに着陸し、患者を機内に収容、飛び立つまでの一連の手順を演練した。
 日米共同の衛生特別訓練は平成8年度に始まり、大地震を想定に加えての訓練は19年度から実施されている。
 

11/15日付
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米丸監察官、国際会議で講演 大震災の災派活動を伝える

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 東日本大震災時の「たかなみ」の救助活動について講演する米丸監察官(壇上左)(10月13日、福岡国際会議場で)
 【佐世保】佐世保地方総監部は10月13、14日、福岡市の福岡国際会議場などで行われた「第4回国際ユニヴァーサルデザイン会議2012in福岡」に参加。監察官の米丸祥一2海佐が「東日本大震災における災害派遣活動」をテーマに、講演を行った。
 同会議は大震災等の教訓を踏まえ、「安心・安全~ユニヴァーサルデザインの基本を考える~」をテーマに、公開シンポジウム、分科会などを実施。世界約30カ国から延べ約1万2000人が参加した。
 米丸監察官は「東日本大震災における海上自衛隊の災害派遣活動」について、「Rescue from the Sea(海上からの救助)」をキーワードに講演。自身が艦長を務めていた護衛艦「たかなみ」の救助活動を紹介しながら、「初動において全力でいかに尽くすべきか、海上からの救助は質、量ともにいかに有効であるか」などを話した。
 海自が実施する災害救援活動を広く内外に紹介した米丸監察官は、「恩海義〓(おんかいぎきょう、海の恵と人類愛を忘れてはならないの意)を胸に秘めた災害派遣活動が広く世界に受け入れられた」と話した。
 「たかなみ」は発災直後に出港し、金華山沖に到着。石巻港沖を仮の活動拠点とし、孤立者救助、捜索などを実施。初動の3日間で135人を救助、被災者1万5000人に対し食料供与などを行った。
 〓は山へんに橋のつくり
 

11/15日付
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キーン・ソード 各地で警備、輸送訓練実施 共同対処能力を演練

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 基地警備訓練の開始式であいさつするチャールズ・W・ロック大佐(中央)(11月8日、米海軍佐世保基地で)
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 輸送艇に積載した自衛隊車両を揚陸艦に移動させる米海兵隊員(11月9日、横浜ノースドックで)
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 横浜ノースドックに横付けされた輸送揚陸艦「トルトゥーガ」(11月9日)
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 輸送訓練を前に車両点検を行う陸自27普連の隊員(11月7日、横浜ノースドックで)
 日米合わせ約5万人が参加して11月5日に始まった平成24年度の日米共同統合実動演習(キーン・ソード)。米海軍佐世保基地では8日の開始式のあと、基地に対する武力攻撃を想定した演練を実施。横浜ノースドックでは9日、米海軍と陸自27普連の一部70人による輸送訓練が行われるなど、共同対処の演練と能力向上が図られている。実動演習は16日に終了する予定。
 佐世保基地で行われている基地警備訓練には、日本側から陸自16普連と海自佐世保基地隊が参加。米側からは海軍佐世保基地司令部と陸軍25師団が参加している。
 8日、佐世保基地内で行われた開始式には、訓練指揮官を務めた、基地司令官のチャールズ・W・ロック大佐と海自佐世保警備隊司令の椋木泰樹1海佐、16普連の濱本博文1陸佐の3人があいさつに立った。
 また、日米の輸送面における連携向上を目的に9日行われたノースドックの訓練では、米軍の輸送艇に自衛隊車両20両を積載し、輸送艇をドック型輸送揚陸艦「トルトゥーガ」に接続。積載車両を艦内に移動させると、揚陸艦は周辺海域に向け出航した。
 日米共同演習は、他にも九州西方周辺海域と沖縄東方周辺海域で実施。陸上・海上・航空作戦、北海道から秋田県沖にかけての日本海で、海空自による探索救援活動が行われている。
 

11/15日付
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南スーダンPKOで陸自施設隊2次隊 首都周辺で道路整備

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 ジュバ空港に隣接するUNMISSの敷地内でU字溝を設置する施設隊の隊員(11月8日)
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 ジュバ市内から郊外に延びる未舗装道路を重機で整備する陸自施設隊の隊員(11月8日)
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 PKO従事をたたえる国連メダルを松木隊長(右)から伝達される隊員(11月8日、陸自宿営地で)
 国連の南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に派遣されている陸自施設隊2次隊は、引き続き同国の首都ジュバ周辺でインフラ整備に当たっている。
 施設隊は松木信孝2陸佐以下約300人が、ジュバ国際空港に隣接する国連の敷地内で、U字溝の設置やジュバ市内の未舗装の道路整備に取り組んでいる。
 一方、ジュバを拠点に隣国ウガンダなどにも展開する自衛隊の現地支援調整所(所長・生田目徹1陸佐以下約30人)は、自衛隊の役割や任務について国連や現地政府などときめ細かな調整を行い、円滑な施設活動をサポートしている。
 

11/15日付
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露艦艇が対馬海峡航行

 11月5日午前7時ごろ、ロシア海軍の「ウダロイⅠ」級ミサイル駆逐艦(満載排水量8500トン、艦番号543)、「ドゥブナ」級補給艦「イルクート」(同1万1500トン)、「イングル」級救難曳船「アラタウ」(同4050トン)の3隻が長崎県上対馬の北東約180キロを南西に向け航行しているのを、海自4空群(厚木)のP3C哨戒機が確認した。
 その後、同3艦は対馬海峡を南下した。
 

11/15日付
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<西風東風> 
尖閣パトロール無期限実施へ 
香港紙の取材で国家海洋局の劉局長

 中国共産党第18回大会に出席した国家海洋局の劉賜貴局長は、香港紙・明報の取材に対し、傘下の海洋監視船隊(中国海監)による沖縄県尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域のパトロールを無期限で続けるとの方針を示した。
 同紙によると、海監は警備力強化のため、近く中国海軍から艦艇多数の移管を受け、改装して投入する方針だ。
 劉局長は元福建省アモイ市長で、2011年に現職に就任。局長は「(尖閣諸島は)我々の領土であり、海監によるパトロールに期限はない」と語った。
 尖閣諸島の主権維持の責任が海監に押し付けられ、海軍は傍観しているとの批判がネット上で出ていることについて、局長は「海洋権益の保護は、もともと海監の職責だ」と述べた。
 中国海軍の艦艇が海監に移管されるとの情報について、局長は「しばらくすれば分かる」と笑顔で語り、ほぼ事実と認めた。移管前に火力が大きい武器は撤去し、海監が簡単な改装をした後、ただちに使用を始める方針だ。
 中国海軍の駆逐艦「南京号」が今年9月に退役した際、海監への移管が明らかにされている。南京号は1986年に就役した第一世代の「051型」ミサイル駆逐艦。計17隻建造され、かつて海軍の主力だったが、その後大量に建造された「052C、D型」への交代が進んでいる。
 現在、海監の最新型の4900トン級の船舶は最大速度がわずか13ノット。南京号は35ノットで、引き渡されれば海監船の能力は大きく向上する。
 8日開幕した党大会の活動報告で、胡錦濤総書記(国家主席)は「海洋資源の開発能力を高め、国家の海洋権益を断固として守り、海洋強国を建設する」と述べ、尖閣諸島問題などを念頭に、海洋権益確保で強硬姿勢を貫く方針を示した。
 中国国営新華社通信によると、活動報告の「海洋強国」について、劉局長は「現実的意義と戦略的意義を持つ。中華民族の永続的な発展と世界強国に向け、必ず通らなければならない道」と解説した。
 (台湾=中岡秀雄)
 
 

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