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Channel: 電脳工廠・兵器(武器,弾薬)庫
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共産党によるチベット人への悪魔の洗脳教育

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子供の頃から洗脳されるチベット人。

Sauthorantoine_taveneaux

 いうまでもなく、チベットは中華人民共和国(中共)によって侵略されました。そして共産党政府はチベット人にチベットの伝統や文化はほとんど教えず、ダライ・ラマ法王を「国家分裂主義者」と批判しています。西蔵ツワンさんは日本でお医者さんになっていますが、子供の頃、洗脳教育を受け、その後父親に連れられて命がけでヒマラヤを越えて亡命してきた人です。

 西蔵ツワンさん
「前合わせのドテラを帯で巻きつけるようなチベット衣装を着て育った私たちには、人民服は目新しく、真っ赤なスカーフを首にまき、ワッペンをつけて得意になっていました。ワッペンは、ランクごとに一本線から三本線まであり、みんなランクの高い三本を目指して『アメリカ帝国主義反対!』『ダライ・ラマは国家分裂主義者』と競い合って叫ぶのです。私は二本でしたが、三本をつけているのは漢民族の子が多かった」

 プロパガンダ映画というのがあり、昭和34年(1959年)のチベット動乱のニュースフィルムでは中共軍が正義でチベットのお坊さんは悪で描かれていたといいます。満州事変の映画などは中共軍が戦って日本を追い出したことになっていたそうです。映画では悪いやつが出てくると石を投げたといいます。

 西蔵さんはそうしているうちに自然に洗脳されていき、インドに亡命した自分の父親も悪と思うようになったと述べています。

 ソナム・ドルカさんの証言 1967年生まれ
「学校には7年程、ラサの人民学校に通いました。授業はすべて中国語で行われて、生徒はチベット人しかいないというのに、学校でのチベット語の使用は固く禁止されていました」
「毛沢東が死んだ日のこともよく覚えています。どんな小さな子供でも皆毛沢東のことをよく知っていました。毎日、毛沢東を称える歌を歌い、毛沢東語録を暗唱させられていたからです。当日、子供たちは胸に白い花を挿(さ)して、葬儀に参加せねばなりませんでした。泣いていない子は『どうして泣かないのか』と言って先生から殴られました」

「先生に引率されて、ラサにある博物館に行ったこともあります。そこには、皆チベットが『封建社会』だった頃の展示物や写真がたくさんありました。一部の貴族が特権を独占し、民衆からの搾取によって私腹を肥やし、奴隷を虐待している様子。野蛮な刑罰を執行していた様子。そんな蛮行が人形となって並べられていました・・・先生はこう説明しました。『偉大なる中国共産党がチベット人たちを、野蛮な封建主義者たちから解放するまでは、民衆は常に虐げられ、苦しみ続けていた。・・・毛沢東主席のおかげで、今日、おまえたちはこうやって何不自由なく学校に行け、勉強することが出来るのだ・・・』」

 大人の場合も毛沢東や共産党がいかに素晴らしいかという思想教育の勉強会があります。街の広場では公開裁判や公開処刑が行われます。貴族や高僧たちを「われわれ解放軍がチベットに入る前、あなたは人民から搾取し、土地を奪いましたね」。抗弁は許されず、裁判官が判決を告げると立て札に漢字で罪名が書かれ、そのまま連れて行かれて、後頭部にズドンと一発、射殺されておしまいです。それまで敬ってきた高僧の死骸に唾を吐きかけるチベット人がいたといいますから、大人でも洗脳される人がいたのでしょう。あるいは踏み絵のように無理やりやらされていたのでしょう。

 平成8年(1996年)5月に中共の「愛国再教育」キャンペーンが着手され、チベットの僧侶や尼僧たちは政治的忠実を約束するため署名をするよう命じらています。そして、工作隊によって再編されたチベットの歴史と宗教を、何の疑いもなく承知するべきと命じられます。僧侶たちは秘密に監視され2,827名がそれぞれの寺院や尼寺から追い出され、165人が逮捕され、9人が死亡し、35人は自主的に寺院を去りました。工作隊は、「ダライ・ラマの悪事とチベット民族主義の弊害」を教え込むのです。

 大人や僧侶の場合は、ある程度洗脳されたフリができますが、子供の場合は恐ろく、まともに洗脳されていきます。西蔵ツワンさんは昭和37年(1962年)の10歳のときに両親に連れられヒマラヤを越えて亡命しました。日本へやってきたのが昭和40年(1965年)13歳のことで、ここでようやく共産党から受けてきた教育が、いかに強烈なプロパガンダだったか、「反ダライ・ラマ」を刷り込まれたかを知って、洗脳から解かれたのでした。



参考文献
 「アジアの試練 チベット解放はなるか」櫻井よし子編
   『私が体験した”洗脳・密告・公開処刑”』西蔵ツワン
 扶桑社新書「中国が隠し続けるチベットの真実」ペマ・ギャルポ(著)
参考サイト
 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
   チベットにおける「政治思想教育」 http://www.tibethouse.jp/human_rights/human21.html
   チベットでの中国の存在と人権の侵害- 意見と表現の自由 - http://www.tibethouse.jp/human_rights/human09.html
 チベットでの中国の存在と人権の侵害-宗教の自由- http://www.tibethouse.jp/human_rights/human08.html

添付画像
 チベットのこども 2009年 Author:Antoine Taveneaux

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チベット尼僧 焼身自殺で必死の訴え
http://www.youtube.com/watch?v=bpChB_cf6Z4
 

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