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ソマリア沖・アデン湾の水上・航空部隊 気温50度、海賊に鋭い目

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10/18日付
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ソマリア沖・アデン湾の水上・航空部隊 気温50度、海賊に鋭い目

 「いざという時は何が何でも船舶を守る!」――。ソマリア沖・アデン湾で海賊に目を光らせ、12・7ミリ機関銃を構える護衛艦「ゆうぎり」乗員(写真はいずれも10月上旬)
 海賊対処任務のため、ソマリア沖・アデン湾に派遣された水上部隊と航空部隊が10月上旬までに現地に到着し、それぞれ前任部隊と任務を交代、活動を本格化させた。このほど、現地で任務に当たる隊員から艦内や基地内での写真が届いた。
 第13次隊となる水上部隊は、2護隊司令の丸澤伸二1佐を指揮官に、護衛艦「まきなみ」(艦長・大鋸寿宣2佐)、「ゆうぎり」(同・加治勇2佐)で編成、人員は約400人。
 航空部隊(第11次要員)は、海自2空群(八戸)のP3C哨戒機部隊と陸自空挺団(習志野)を基幹に編成。10月上旬に活動拠点としている東アフリカのジブチに到着し、監視活動を開始した。
 隊員は、日中の気温が40度から50度という過酷な環境の中でアデン湾の警戒監視飛行や民間船舶の護衛などを行っているが、任務の合間には基地や艦内で持続走をするなど体力練成に励み、健康維持に努めている。
 はるか洋上まで不審船がいないか常に艦橋横で見張りに当たる「ゆうぎり」乗員
 SH60J哨戒ヘリの発艦を前に安全かつ迅速に準備を進める艦上整備員(「ゆうぎり」艦上で)
 ソマリア沖・アデン湾洋上で任務交代の帽振れを行う13次隊の「まきなみ」乗員(手前)と、奥は12次隊の「さわぎり」乗員(9月下旬)
 24時間体制で民間船舶の護衛、不審船の警戒監視任務を行う乗員たち(「ゆうぎり」艦橋で)
 ジブチ市内で活動拠点の運営や補給に関わる各種の支払い業務を行う航空部隊の経理担当隊員
 「ゆうぎり」飛行甲板で、ヘリの機長から発艦前の各種指示を受けるクルーと艦上整備員たち
 任務の合間に艦上を走って体力を練成する乗員(「まきなみ」艦上で)
 

10/18日付
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ハイチPKO 「絆プロジェクト」で進む技術移転 震災復興に貢献

 陸自隊員(右)の指導で重機操作を学ぶハイチの若者(写真はいずれも10月上旬、ハイチ・ポルトープランスの陸自宿営地で)
 実物を見ながらエンジンの構造などを学ぶ「絆プロジェクト」5期生
 ハイチで大地震からの復興支援に当たっている陸自国際救援隊7次隊(隊長・35普連長の菅野隆1陸佐以下、中方主力の約300人)は、現地の若者に重機の操作教育を行う「絆プロジェクト」を行って技術移転を進めている。
 10月11日には第4期生12人のうち9人が無事卒業した。現在は第5期生7人が10月末の卒業を目指し、座学と実技に取り組んでいる。
 同プロジェクトは、ハイチ政府などの要請に基づき今年5月に始まったもので、これまでに36人が受講。うち約9割が卒業し、ハイチの国家資格(重機操縦)を取得して同国の復興に貢献している。「絆プロジェクト」の「絆」には、ハイチと日本、ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)3者の固い絆の意味が込められている。
 

10/18日付
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中国艦艇7隻が接続水域を航行 与那国、西表島間

 10月16日午前7時ごろ、沖縄県仲ノ神島の南西約44キロ(与那国島の南南東約49キロ)の海域を太平洋から東シナ海に向けて北進する中国艦艇7隻を海自5空群(那覇)所属のP3C哨戒機が確認した。統幕によると、与那国島と西表島の間の接続水域を中国艦艇が通過するのは初めて。
 確認されたのは、中国海軍の「ルージョウ」級ミサイル駆逐艦1隻、「ルフ」級駆逐艦1隻、「ジャンカイⅡ」級フリゲート1隻、「ジャンウェイⅡ」級フリゲート1隻、「フーチン」級補給艦1隻、「ダージャン」級潜水艦救難艦1隻、「ダーラオ」級潜水艦救難艦1隻の計7隻。4日に沖縄・宮古島の北東約110キロの海域を東シナ海から太平洋に向けて南東進した艦艇群と同じと見られる。
 森本防衛相は16日の記者会見で「中国側の意図や背景は分からない」とした上で、「2008年以降、徐々に活動海域が広がっている。引き続き我が国の航空機と艦艇で警戒監視を行って情報収集し、動向を注視している」と述べた。
 

10/18日付
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<西風東風>
中国「東風25」ミサイル配備 日米ミサイル防衛システムを無力化

 中国の大手ポータルサイトはこのほど、第2砲兵(戦略ミサイル部隊)が「東風25」(DF25)中距離戦略ミサイルを配備したと一斉に報じた。いずれも北米の中国語ニュースサイト多維新聞網によると、中国中央テレビ局(CCTV)第7チャンネルの軍事ドキュメンタリー番組の内容をまとめた記事。命中精度の高さやステルス性などから、各メディアとも日米と台湾のミサイル防衛システムが完全に無力化したなどと報じた。
 東風25は中国軍にとり敵航空母艦攻撃の最新兵器。射程は従来の「東風21」型の2倍近い3200キロメートル。中国本土からグアム島の米軍基地を含めアジア太平洋地区の大部分が射程に入る。ベトナムやフィリピンなどと領土紛争が起きている南沙諸島(スプラトリー諸島)方面の味方部隊を火力面で支援できるほか、インド国内の目標も攻撃可能になった。
 また「東風21丙」(DF21C)型と同様、高性能の固体ロケットを採用。積載量は2000キログラムで、東風21丙の600キログラムを大きく上回る。
 世界で唯一の多弾頭型の中距離ミサイルで、核弾頭なら3個を搭載できる。中国軍は通常の多弾頭による空母の攻撃技術を開発中で、電子設備を破壊する電磁パルス弾、甲板を貫通する徹甲弾などを同時に使って攻撃する方法などを研究しているという。
 加えてTEL(輸送・起立・発射機)と呼ばれる大型の車両で移動し、機動性が高い。1台ごとに支援車両5台がセットで配備される。平時は山や地下の洞窟に格納され、戦時に発射位置まで移動し、準備開始から10分以内で発射できる。弾頭も東風21型に比べてステルス性を備える改良が加えられたため、迎撃が困難になった。
 CCTVの画面からみると、東風25のTELは、東風21丙と同じく「WS2500車輪式10×10大型トラック」とみられる。東風21丙は、発射筒が傾斜した状態で先端部が運転室の上に乗っているのに対し、東風25は先端部が運転室後部の凹みに納められ、ミサイルが前後水平の状態で積載されている。占有空間が小さくなったことで、運搬と格納がしやすくなったとみられる。
 (台湾=中岡秀雄)
 
 

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