新嘗祭
天皇陛下は祭司王。
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本日は「勤労感謝の日」と言われていますが、いったい誰が誰に感謝するのでしょう。WikiPediaを見ると
「国民の祝日に関する法律(祝日法)では『勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう』ことを趣旨としている。1948年(昭和23年)公布・施行の祝日法で制定された」
「農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があった。また、その年の収穫物は国家としてもそれからの一年を養う大切な蓄えとなることから、収穫物に感謝する大事な行事として飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まった新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)の日が第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが『勤労感謝の日』である」
日本古来の伝統がGHQによって歪められたようです。天皇を中心に日本人が結集し、再び白人の敵になることをおそれ、祭日の名称を変更し、天皇と国民に距離ができるように仕向けたのです。現在のマスコミもGHQ製であり、天皇の祭祀を報道しないでしょう。
新嘗祭は天皇陛下がおでましになる30を超える祭祀の中でもっとも重要であるとされ、民間の稲の収穫祭を起源とし、宮中でも古くから行われています。天皇陛下はその年に取れた米などの新穀を祖先神をはじめとする神々に供え、感謝した後、自らも食されます。お供えものを人がいただくというのは神が召し上がったとみなされるものを人が頂くということで、その神霊を人の体内に取り入れることができるということです。神社などでお供え物、お神酒を参列者で頂くというのはこういうことです。
新嘗祭の儀式は宮中の神嘉殿と呼ばれるところで、「夕の儀」(午後六時)と「暁の儀」(午後11時)と同じことが二階繰り返されます。天皇陛下は固い板の上に座布団もしかず、2時間づつ正座しなければなりません。ですから天皇陛下は11月になると長時間正座の練習をなされます。
新嘗の祭り始まりぬ神嘉殿ひちりきの音静かに流る
これは今上天皇が皇太子時代に詠まれた歌です。新嘗祭のとき皇太子殿下は神嘉殿の隔室にご着席になります。そして儀式がはじまると楽師が奉する神楽歌が流れていきます。「ひちりき」というのは神楽などで使う管楽器の1つです。
歌う声静まりて聞こゆこの時に告文読ますおほどかなる御声
これも今上天皇が皇太子時代に詠まれた歌です。天皇陛下は儀式の終わりに御告文を奉せられます。それには今年一年の穀物の奉謝と国家、国民の幸福を御自らお告げになって祈られるのです。
大半の日本国民はこの新嘗祭を知らないでしょう。2600年の伝統をもつ天皇陛下の祈りを国民が知らないなんてよいのでしょうか。「勤労感謝の日」のままでよいのでしょうか。
このほかの祭日について触れますと2月11日は「紀元節祭」で初代天皇が即位されたと伝えられている日です。これはGHQが廃止しましたが、昭和27年に講和条約が発効されると建国記念日としてなんとか復活しました。11月3日は明治節祭も文化の日となりました。この両日の祭祀は中止されたものの昭和天皇は「臨時御拝」という形でご親拝を続けられ、今上天皇に引き継がれています。「春分の日」「秋分の日」はそれぞれ「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」であり一般の先祖供養にあたる祭儀です。
こうした祝祭日までもがGHQによる日本人のアイデンティティ破壊に使われて現在に至っており、いまだにマスコミは同調しています。われわれ日本人はそこから脱して、天皇陛下は国民の安寧のために祈られる祭司王であることを知りましょう。
参考文献
小学館「天皇論」小林よしのり(著)
講談社現代新書「天皇陛下の全仕事」山本雅人(著)
展転社「宮中祭祀」中澤伸弘(著)
参考サイト
WikiPedia「勤労感謝の日」
添付画像
今上天皇(動画より)
「国民の祝日に関する法律(祝日法)では『勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう』ことを趣旨としている。1948年(昭和23年)公布・施行の祝日法で制定された」
「農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があった。また、その年の収穫物は国家としてもそれからの一年を養う大切な蓄えとなることから、収穫物に感謝する大事な行事として飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まった新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)の日が第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが『勤労感謝の日』である」
日本古来の伝統がGHQによって歪められたようです。天皇を中心に日本人が結集し、再び白人の敵になることをおそれ、祭日の名称を変更し、天皇と国民に距離ができるように仕向けたのです。現在のマスコミもGHQ製であり、天皇の祭祀を報道しないでしょう。
新嘗祭は天皇陛下がおでましになる30を超える祭祀の中でもっとも重要であるとされ、民間の稲の収穫祭を起源とし、宮中でも古くから行われています。天皇陛下はその年に取れた米などの新穀を祖先神をはじめとする神々に供え、感謝した後、自らも食されます。お供えものを人がいただくというのは神が召し上がったとみなされるものを人が頂くということで、その神霊を人の体内に取り入れることができるということです。神社などでお供え物、お神酒を参列者で頂くというのはこういうことです。
新嘗祭の儀式は宮中の神嘉殿と呼ばれるところで、「夕の儀」(午後六時)と「暁の儀」(午後11時)と同じことが二階繰り返されます。天皇陛下は固い板の上に座布団もしかず、2時間づつ正座しなければなりません。ですから天皇陛下は11月になると長時間正座の練習をなされます。
新嘗の祭り始まりぬ神嘉殿ひちりきの音静かに流る
これは今上天皇が皇太子時代に詠まれた歌です。新嘗祭のとき皇太子殿下は神嘉殿の隔室にご着席になります。そして儀式がはじまると楽師が奉する神楽歌が流れていきます。「ひちりき」というのは神楽などで使う管楽器の1つです。
歌う声静まりて聞こゆこの時に告文読ますおほどかなる御声
これも今上天皇が皇太子時代に詠まれた歌です。天皇陛下は儀式の終わりに御告文を奉せられます。それには今年一年の穀物の奉謝と国家、国民の幸福を御自らお告げになって祈られるのです。
大半の日本国民はこの新嘗祭を知らないでしょう。2600年の伝統をもつ天皇陛下の祈りを国民が知らないなんてよいのでしょうか。「勤労感謝の日」のままでよいのでしょうか。
このほかの祭日について触れますと2月11日は「紀元節祭」で初代天皇が即位されたと伝えられている日です。これはGHQが廃止しましたが、昭和27年に講和条約が発効されると建国記念日としてなんとか復活しました。11月3日は明治節祭も文化の日となりました。この両日の祭祀は中止されたものの昭和天皇は「臨時御拝」という形でご親拝を続けられ、今上天皇に引き継がれています。「春分の日」「秋分の日」はそれぞれ「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」であり一般の先祖供養にあたる祭儀です。
こうした祝祭日までもがGHQによる日本人のアイデンティティ破壊に使われて現在に至っており、いまだにマスコミは同調しています。われわれ日本人はそこから脱して、天皇陛下は国民の安寧のために祈られる祭司王であることを知りましょう。
参考文献
小学館「天皇論」小林よしのり(著)
講談社現代新書「天皇陛下の全仕事」山本雅人(著)
展転社「宮中祭祀」中澤伸弘(著)
参考サイト
WikiPedia「勤労感謝の日」
添付画像
今上天皇(動画より)
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